
Vol.4-2 1年スイス派遣
Vol.4では、スイスに派遣され、ドイツ語圏で生活された、A.O.さんの体験談をお送りします。
この記事は派遣について(後半)となります。
派遣先での言語や生活についてが中心となります。
言語について
私はスイスドイツ語も混ざってくるから、ほんとに複雑なんですけど、ドイツ語だけで言ったら、あんまり気にしなくていいかな。っていうのが正直です。まあ難しいけど。
なんでスイス、ドイツ語で了承したかっていうと。まあ拒否できないっていうのもあるんですけど、みんなと同じことしててもつまんないじゃないですか。
だから、みんなが英語できるなら、何かできた方がいいかなっていうので、ドイツ語でもいいかなっていうのが最初かなと思います。
あと、行けばどうにかなるってずっと言われてたので。
ロータリー、結構語学の面でめっちゃサポートしてくれます。私の夏期講習とかも全部お金払ってくれましたし、マンツーマン一時間ドイツ語レッスンもやってたんですけど、全部お金払ってくれましたし。
そういう面ではすごいサポートが 大きいから、まあどうにかなるっしょっていうので行ったし、人間面白いもので、一年間行けば、喋れるようになるんですよね。
スイス人、ドイツ語しか喋れないわけじゃないじないですか。大体英語しゃべれるから。
大体どこの留学生も、最初のホストファミリーは英語ずっと喋ってます。だから、私も英語しゃべれるようになったのはそこの期間があったから。
言語より意志疎通みたいな。保険とか、ビザとか、住民票とかを取らないといけないってなるので。
そこから友達とかとはなしたいとかなってくると、単語とか、見たりして。
私の場合は、言った次の週くらいからドイツ語のレッスンがWebで始まって。オンラインで二時間のやつを、ロータリーとそこが提携して、ロータリーの留学生を三グループに分けてみたいなものです。
レベル分けみたいになってて、10人くらいと先生一人いて。教科書、送られてきてるやつを使って。
でも家では英語しゃべってるから、習ってるの使いたいじゃないですか。だから、ちょっと使ったかな。ちょっとずつ使って使ってみたいな。

友達について
一番仲良かったのは留学生ですかね。帰国の時も、15人くらい来てくれたし。ほんとによかったです。
それでいうと第二外国語を学ぶメリットは、やっぱみんなにとって新しい言語なこと。英語だったらちょっと違うじゃないですか。
喋れる人も、喋れない人もいるし。そこの差が大きいと思うんですけど、ドイツ語ってものになったときは意外とみんな最初の能力はおんなじなので。そこはつらさがわかるし、新しい言語を学ぶ辛さも、スイスって国に放り込まれた気持ちもわかるし、で、ぎゅっとなったのはあるのかなと思います。
あと、毎週一回ドイツ語の授業で顔を合わせて、うまくなったねとか言ってたから、そこはドイツ語でよかったかなと思ったところですね。
でも、学校の友達は微妙です。やっぱグループあるし、私が行ってどうなるって話じゃないし。
でも一人仲良くなった子がいて、家にも行ったし、遊びに行きました。
一人くらい見つかればいいなって気持ちで行った方がいいなって思います。
成長や変化について
やっぱり自分のことについて、自分がどういう人間かっていうのをほんとによくわかりました。いいとこも悪いところも。
やっぱり留学って、自分を見つめなおすいい機会だと思うんですよね。
やっぱり人間って、自分のことについてちゃんと向き合わなきゃいけない日が来る。それが、私は良い機会なのが留学だと思っていて。
留学ってホントに、一人の時間が多いんです。良くも多くも。休み時間とか、ずっと授業の間とか、行き帰りとか、お昼の時間とか、夜の時間とか。ほんとに多くて。
毎回、うまく返せなかった時とか、レスポンスができなかった時とか、ほんとに最悪だし、他の子ができてるのに、私ができないときとか、萎えてたわけです。
正直私は、行く前はもっとできる人だと思ってました。
気遣いも何もそうだけど、言語もそうだし、行けばどうにかなるし、もっと、ポジティブな人だと思ってたし、もっと責任かがあるし、いいと思っていた。
だけど、いざその場に放り込まれたときに、全然積極的にもいけないし、言語もうまくないし、気使わせてたりしてたし、私がもっと言ってあげればよかったのにとか思うと、うわうちってくそみたいな人だと思って。
なんか自分の悪いところをどんどん、いい意味でも悪い意味でも知れちゃう、ところかなとおもいます。
結局私たちが早く知っただけで、全員そういう時間は必要だし、そういう時間にぶち当たる日は来るわけで。だから、先にそのことに気づけたのは良かったのかなって思っています。
で、その時間は必要だから、行った方がいいのは間違いないです。
でも結構、叩きのめされてる人と、叩きのめされてない人がいて。
軽く叩きのめされてる人はいるけど、「留学めっちゃ楽しかった」って言ってる人もいて。でも、どっちがいいって言いきれないと思います。
日本にいたら、無視とか、嫌な事されることなかったし。人生に一回されたのは良かったかなって思ってるし、まぁ気持ちの持ちようと考え方の違いですよね。
私の留学のインスタとか見たら絶対楽しいじゃん、と思っていて。楽しいとこしか載せないもん。だから、騙されるな。
でも、行かない方が良かったとか、価値がないわけでは、絶対ないです。
辛かったか、辛くなかったかで言ったら、辛い時間の方が多かったけど、価値があるか価値がないかで言ったら、間違いなく価値があるので、ぜひ皆さん叩きのめされてください。
楽しかったところは、マジで楽しかったし、ずっとここにいたいって思うくらい楽しかったので。
日本に帰国しての変化や言語維持について
日本語がめっちゃ下手になるんですよ。全部ぐちゃぐちゃになって。
帰国して最初のスピーチで、調子乗って原稿作んなかったんです。そしたら、付け足したいことがあるのに、付け足し方がわからないみたいな。文法的に。
マジで口下手になりました。でも、良くあるらしいです。
あと漢字が書けない。字が汚い。だから今意図的に書います。
(言語維持は)してなくて。私この前、アニマルがドイツ語でなんていうかも忘れてました。
私の家庭教師やってた女の子も、今ドイツの大学で卒業論文書いていて。なかなか会いに行けなくて。
どうにかしないとってのはわかってるいるんですけど、なかなか。
でも、ドイツ語の歌は聞いてます。歌好きなので。
あとは、ヒトラーの演説を聞いいます。私、ドイツの歴史めっちゃ好きなんです。ほんとに好きで。それの情報収集のために聞いてます。
あとはうちの兄もオーストリアに行ってたから。だから兄も、私と同じくらいのドイツ語力があって。それで話たりはするんですけど、まぁね。
だから難しいなって思います。
あとはホストファミリーと連絡とったりはしてます。
何かしなくちゃなのはわかってるんですけど、なかなか忙しいし。ドイツ語やるなら今英語やっちゃいたいと思うし。でも、ドイツ語も自分のアイデンティティだと考えれば、やった方が将来なんか使えるかな。とか思いつつ。難しいです。
一回覚えたら、カンタンにいけるかなとか思いつつ。ちょっとずつなにかしらはやってるけど。大きく毎週とはやってないです。
一番楽しかった思い出は
ヨーロッパツアーかなと思います。
2週間ちょっとかな。で、11か国、12都市回ったんですけど。あれは楽しかったです。
(参加者は)全員ロータリーで。前は知らなかった子とかも、ヨーロッパツアー中に仲良くなって。で、結局その子たちが空港に見送りに来てくれたから。あれはほんとよかったです。

一番のトラブルは
体育が一番嫌で。
体育って、二人組になってとか無責任に言うじゃないですか。いっつも余るし、誰も助けてくれなかったので、一人になるのが嫌すぎて。ほんとに嫌で、私無断欠席してたんです。いいかなと思って。
そしたら、呼ばれて、結構大事になりました。
クラスの先生に呼ばれて、留学担当に呼ばれて、ホストファミリーに怒られて、ロータリーの責任者にも怒られて。「行かないと、ほんとに返すことになるよ」って。
でも、なんでかって聞かれなかった。私が何で行きたくないか。
私だって理由があるわけですよ。だから、事実だけ、行ってない、強制帰国になるよってことだけ伝えられたから、根本的な解決にならないです。
だからそれは無責任だなって思ったけど、まあそんなこと話し合ってもしょうがないから、行きました。
続きはVol.4-3へ。