小学校お受験 お受験合格への道2022 服装マナー編
2022年度入学(2021年お受験)の小学校お受験対策も、そろそろ本格化してくることかと思います。今回は、そんな小学校お受験に欠かせない服装のマナーについて伝えさせて頂きます。
小学校お受験の服装や身だしなみによる第一印象は背景にある養育環境を想像させ、評価に大きく影響を及ぼします。そのため、お受験時には一般的な服装のマナーに則って準備をすることが大切です。
1. 小学校お受験スケジュールと服装について
小学校お受験を決めると、年少時~年中時に志望校を検討したり、お受験の専門塾などに通いながら準備を進めるご家庭が多いです。
そして、同時に学校説明会や行事などの見学会に参加しながら各学校の情報収集をしていきます。
おおよそ、年長の春までには各校の教育方針や進学率を考慮し、子どもの特性とあった志望校を選択びます。
以降、基本的なスケジュールを確認しつつ、学校を訪問する際に服装で失敗しないための、一般的なお受験の服装マナーについても押さえておきましょう。
1-1. お受験までのスケジュール
【4月~7月】
各校の説明会や学校公開は5月中旬頃から行われます。事前に志望する学校のホームページなどで日程を確認しましょう。学校によっては説明会や見学会の定員が決まっている場合もあるので、予約の可否なども事前に確認しておくと間違いがありません。
【8月~10月】
・願書配布
・お子様の写真撮影
・健康診断
・願書提出(健康診断結果も合わせて提出)
【10月~12月】
・10月~12月 私立校考査(考査後 2~3日くらいで合否決定)
・10月~ 国立校願書配布→願書提出
・11月中旬~ 国立校抽選→考査→2回目の抽選
・12月 合否決定
※一部の学校では若干時期が前後するので必ず募集要項をご確認くださ
1-2. 学校見学会・説明会での服装の留意点
学校見学会・説明会での服装マナーは、小学校お受験の大切な第一歩です。先生たちは子供の服装はもちろん、父親・母親の服装もチェックしています。
特に気になる学校の見学会・説明会に行く際に留意点としては
・ 受験する小学校の雰囲気と校風に合っているか
・ 知的で、清潔感、高級感を感じさせるか
・ 華美になりすぎていないか
などが挙げあれます。
一般的にはご家族で「紺」を基調とした服装に合せることが多いです。
紺色はイメージとして好感度が高く清潔感や信頼感があり、お受験に向いている色と言われています。
※見学会・説明会などは受験本番当日と同じ服装でも問題ありません。
また、見学会や説明会は初夏から盛夏にかけての時期に行われているので、ジャケットなど、温度調節ができるものがあると便利です。
※高級感を意識して高級ブランド物のバッグなどを持ってしまいがちですが、あまり良い印象にはなりません。できるだけシンプルに、小物は品よく見えるものを用意しましょう。
お受験の場ということを忘れず、清潔感のあるシンプルな服装が好印象へと繋がります。
2. お受験の面接で好印象を与える父親・母親の服装
小学校受験では考査よりも、親子面接を重視している学校も多いです。
特に、ご家庭の教育方針が学校の教育方針と一致しているかが重視されます。
そのため、同伴者の面接時の服装や面接時の受け答えの対策もしっかりと準備しておく必要があります。
それでは今回は、親子面接でどんな服装が好印象を与えるかを確認していきましょう。
2ー1. お受験にふさわしい服装 ~子ども編~
【お受験で好印象を与える子どもの服装】
お受験にふさわしい、子どもの服装のポイントは
・爽やか
・清潔感がある
・子どもに似合っている
「女の子」
・ワンピース又は白い綿ブラウスに紺色又は濃いグレーのジャンパースカート(運動がある場合は同色のキュロットスカート)
※季節により、その上にボレロやカーディガンを合わせます。
ブラウスの袖丈は、手の甲にかかる程度にしましょう。また、スカート丈は膝が隠れるものを選びます。
「男の子」
・白いポロシャツ+半ズボン(紺色・黒色・濃いグレー)+靴下(紺色か白色)
※季節により、紺のVネックベストを合わせます。
※ネクタイなどは基本的にいりません。
2-2. お受験にふさわしい服装 ~父親編~
【お受験で好印象を与える父親の服装】
「スーツ」
・お受験の定番色である『濃紺』
濃紺であれば、誠実で真面目な印象を相手に与えることができます。普段のスーツでも十分ですが、相応のお受験スーツを用意すると、より好印象です。
※明るいネイビーやライトカラーのスーツはお受験用としては不向きです。お洒落よりも誠実さを優先しましょう。
「シャツ」
・『清潔感』をアピールする『白』
着古したものではなく、その日のための1枚を用意しましょう。また、襟は定番のレギュラーカラーを選んでください。
ボタンダウンだとカジュアルな印象になるのでお受験では避けましょう。
※襟元や手首などの汚れなどないか、面接前に確認しましょう。
「ネクタイ」
・ネクタイは、『濃紺』を用意
スーツ同様、安物のネクタイやよれよれの着古したネクタイは避けましょう。お受験用に無地の濃紺のネクタイを一つ購入しておくと安心です。
≪シューズ・スリッパ・靴下≫
足元はよく見られている部分なため、靴やスリッパは汚れのないものを用意しましょう。
「靴」
・基本は黒の革靴
ストレートチップなどフォーマルな印象の靴を用意しましょう。靴とベルトの色を合わせるのがスーツのマナーになりますので、必ず色を揃えてください。
「スリッパ」
・黒のスリッパ
足の指先の見えないものを用意しましょう。
「靴下」
・黒又は紺の無地
面接でいすに腰掛けた時、すね部分が見えてしまうので短い靴下は避けましょう。
「バッグ」
学校から配布される資料や、願書などが入るようにA4サイズの書類を折らずに、余裕をもって入れられるサイズで、黒のシンプルなデザインのものを選びましょう。
また、親子面接時はカバンを足元に立てた状態で置くことになりますので、床に置いたときに手を放しても倒れない自立式がおすすです。
※肩掛けやトートバッグ、リュックはカジュアルな印象を与えるのでお受験では避けましょう
「髪形 」
男性の場合は、清潔感があって爽やかな短髪が好印象を持たれますが、清潔感のある髪型であれば問題ありません。
『前髪が目にかからない』『耳がしっかり出ている』というポイントはおさえましょう。
※顎ヒゲや鼻下のヒゲなどは、あまり良い印象を与えません。受験日だけでもスッキリと剃り、父親の清楚感と凛々しさを前面に出しましょう。
2-3. お受験にふさわしい服装 ~母親編~
【お受験にふさわしい母親の服装】
「スーツ」
・濃紺のアンサンブルスーツが定番
スカート丈は膝が隠れるもので、タイトよりフレアが人気です。できればシワになりにくい素材を選びましょう。
また、説明会などは気温に左右されやすい時期になるため、体温調節がしやすい服装(ジャケット+ワンピーススタイルなど)を選びましょう。
スーツはジャストサイズを着こなすことも大切です。
※お仕事用の明るめのスーツ、パンツスタイルは不向きです。
「パンプス ・ストッキング・スリッパ」
革素材の黒のシンプルなデザインのものを選びましょう。エナメルやベロアなどの素材、装飾がついたデザインは避けましょう。
・パンプスは高さ3~5㎝が一般的
・ストッキングは肌色
・スリッパは黒で指先が見えないもの
「バッグ」
・フォーマル用の黒いバッグ(弔事用でないもの)
・A4サイズの黒または紺のサブバック
(募集要項・願書などの書類を折らずに入れられるサイズ)
どちらもシンプルなデザインのものを選びましょう。
※高級ブランドのバックや小物などはできるだけ避けましょう。
「アクセサリー・ネイル」
・基本的に華美にみえるものは避ける。
ネックレスやピアスなど装飾品は極力しない方が無難です。つける場合は、小ぶりで控えめなダイヤやパールを選んでください。もちろん、結婚指輪だけで問題ありません。
ネイルも塗る必要はありませんが、自爪が気になる場合はクリアやベージュ系の落ち着いた色のワンカラーのネイルにしましょう。
「髪形・メイク」
清潔感のあるヘアスタイル・メイクが好印象を持たれます。肩以上の長い髪は、ハーフアップや低めのポニーテールなどにすると、スッキリまとまって見えます。髪留めには黒のバレッタなどを使用しましょう。
※目にかかる前髪は暗い印象を与える恐れがあるので、横に流すかピンで留めるといいでしょう。
また、メイクはナチュラルメイクをベースに、上品な印象で整えましょう。
※普段メイクをしない方でも、最低限のマナーとして行いましょう。
3. まとめ
小学校お受験の場は、お子様、親御様、双方にとって、たくさんのことを学ぶ機会でもありますし、良い経験となります。
また、お受験の日はいつもと装いの違う両親の姿を見て、お子様もきっと程よく緊張することでしょう。
普段とは違うということを、親も子も強く意識して礼儀を尽くし、真摯な態度で受験に臨みましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回のコラムも私の個人的な知見に基づく仮説ですので、必ずしも正しいとは言えませんし、他で主張されている理論を批判するものではないことをご理解いただいたうえで、一考察として受け止めて頂き、大切なお子様のお受験に役立てて頂けたらと思います。
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