漫才台本の書き方 ①準備編
お笑いやテレビ番組の裏方を夢見る生徒に、
1年(1コマ90分×30週)かけて、
「漫才台本の書き方」を教えている。
講義の目標は、簡単に言えば、
「創造力と表現力を磨く」である。
毎年毎年、
漫才作家を目指すわけでもない10代の子たちが、
卒業する頃には
かなり面白い漫才台本を書き上げる。
若者の可能性に驚かされる一方で、
漫才作家の道へ進むわけではないので
勿体無いな、と寂しくもなる。
そんな個人的な想いを浄化させるべく、
新年度の最初の講義で伝えている
漫才台本を初めて書く人向けの「準備」のお話を
此処にまとめておきたい。
これは、裏方だけでなく、
新人若手の芸人にもオススメしている話なので、
ネタ作りの参考にしてほしい。
遠回りで、少し面倒に感じる内容だと思うが、
下積み時代の「準備」として
時間に余裕のあるうち経験しておけば、
今後の創造力や表現力の土台固めになるはず。
というわけで、お笑いの初心者に向けて、
漫才台本を書く前の「準備」のお話を2つほど。
一つは簡単で、
もう一つは、プロでも大変ややこしい。
察してください。
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