【褒め包め】もさもさ子
名古屋よしもとのUDE-DA-MESHIというライブへダメ出しに通っている。そこで、褒めるところしかない、女性のピン芸人と出逢った。初MCとネタ、どちらも素晴らしかった。
縫いぐるみのような可愛らしい女の子。
清潔感があり、程良くお洒落。
声が柔らかで優しく、若干の狂気も漂う。
遊びはあるのに無駄がない話術。
語尾にキレがあり言い終わりでウケる。
大喜利の力も、度胸も備わっている。
お客の心を一瞬で掴んで話さない。
全員が彼女のことを、愛おしく感じたと思う。
公演後のダメ出しは当然、褒め包めになった。
ちなみに、「褒め包め」とは「ダメ出し」の対義語で、中山功太に考えてもらったもの©︎
もさもさ子へのダメ出しは、
めちゃくちゃ売れそうなので本格的にやってほしい、と生活面の話から。
前屈みになって、一言一言メモを取る。
慌てているようにも本気のようにも見えた。
やす子に似た印象と、山ちゃんの姿勢が重なる。
好感度のある努力の化け物。
帰り際に仕切っている社員さんがいたので、めちゃくちゃ売れそうですね、と念押しした。喜んでくれた。
こんなにも才能と可能性を感じさせてくれる子と出逢ったのはいつぶりだろう。
さや香を初めてオーディションで観た時以来かも知れない。彼等へのダメ出しの第一声は、何でここにいてんねん、おかしい、だった。
初対面の2人は困り顔だった。
そんなことを言われても、なダメ出し。
もさもさ子は、もっと速く売れそう。
運や環境が揃うことを願う。
ダメ出しでは注意を二つだけした。
表情がカメラで撮りにくいので、姿勢を直すこと。
もさもさ感を何かしら打ち出すこと。
もさもさ感?
言っておきながら、わからない。
センスを試す宿題をたまに出す。
大喜利力があるので、どう返してくるか楽しみ。
ちなみに、新山や山ちゃんはいつも宿題を超えてくる。
もさもさ子の初MCは、現場を朗らかな空気で包み込んだ。
全て用意してきたものを読んでいただけ、という。
目の奥が見えないところが魅力的。
名古屋よしもとの才女、かにチャーハンの良きライバルになりそう。