KOKU Home Workshop / 工程の説明書
- トレーをつくろう -
工程の説明書です。
木の質感を感じながら、ぜひ楽しんでいただけましたら幸いです。
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こちらの動画と合わせてぜひご自宅で楽しんで行ってください。
You Tube 動画解説 (4分21秒)
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【はじめに】
ワークショップセットをご用意ください。
・安定感のあるテーブルで作業してください。
・木の粉がでるのでマスクをして作業してください。服装にご注意ください。
・エプロンをする、床にシートを敷く、外で作業するなど工夫してください。
あったらいいもの(付属していません)
・滑り止め素材の手袋 / 持つ時に安定します。やすりがけの摩擦を防げます。
・ポリ素材などの使い捨て手袋 / オイルを塗る際に手が汚れません。
(天然のオイルですので素手で作業しても問題ありません。)
・新聞紙など / オイルを塗る際に作業台の下に敷きます。
・粉を落とすための道具 / 柔らかいホウキや布、掃除機など
・エプロン、汚れてもいい服装 / 粉のでる作業、オイル塗装作業をします
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セット内容:
・トレー本体
・サンドペーパー 3種類(#180,#320, 耐水ペーパー)×各1
・ペーパーに当てがう木片×1
・オイル(亜麻仁油)×1(セットのオイルは1本で二つ分です)
・オイル塗装用の木の棒×2
・オイル塗装用の布×2
・説明書×1
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【工程1】 #180 「木の表面の凸凹を平す・形づくる」
使いやすいサイズにカットしたり折り曲げてご使用ください。
作業しやすい持ち方で磨いてください。
目が荒い180番のペーパーで磨き、形を整えていきます。
付属の木片にペーパーを巻きつけると磨きやすいです。
平面は木目に沿って磨いてください。
角を磨く時はペーパーを小さく折ると作業しやすいです。
*角の丸みは、お好みで仕上げてください。
磨き残しのないように。
形ができたら最終確認。
【工程2】 #320 「表面を整える」
目の細かい320番のペーパーで磨きます。
粒子が細かいので表面がなめらなになります。
全体にペーパーをあててください。
*再び形を整える作業をしたい場合は、#180の工程に戻って納得がいくまで磨きなおしてください。
【工程3】 「粉落とし」
この後のオイル塗装のために、表面に残った木の粉をできるだけ取り除きます。
柔らかい素材のホウキや布などでハタくなどしてできるだけ表面についた粉を落としてください。
*粉が舞う作業なので、シートの上や屋外でしてください。
*木の導管に粉が残っていると、オイルを塗った後にその部分が黒っぽく見える場合があります。
*掃除機で吸う場合は木に傷をつけないように。
【工程4】 「オイル塗装」
表面の粉を落としたら最後の工程、オイル塗装です。
作業台の下に新聞紙などを敷いてください。
付属の2本の木の上にトレーを載せてください。
布にオイルを染み込ませて塗布していきます。
オイルを塗る時も木目に沿って。
木の導管に染み込ませるように塗ってください。
【工程5】 「耐水ペーパー」
#耐水ペーパー(黒色)で表面をさらに滑らかにします。
*オイルを塗布している(濡れている)状態でかけてください。
*強くこすると黒い粒子が導管に入ってしまう場合があります。
全体にやさしくペーパーをあてます。
*力を入れすぎないようにやさしく。
磨き残しのないように。
最後に布で乾拭き。
新しい布で、表面についたオイルを拭き取ります。
*ベトベトのまま放置しないようにしてください。
できあがり。おつかれさまでした。
【おわりに】
仕上がり後は、風通しの良い場所で自然乾燥させてください。
・オイル塗布後1〜2日は木の導管からオイルが出てくることがありますので、 こまめに拭いて木にベタつきがなくなってからご使用ください。
ホームワークショップに関するお問い合わせは、枯白ホームページの「お問い合わせ」ページから、メールフォーム、もしくはE-mailでお願いします。(お電話でのお問い合わせはご遠慮いただけましたら幸いです。)
工程を一度体験していただければ、今回のワークショップに限らず、ご使用中の木の器や道具、家具などにも応用いただけると思います。