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#1「連載」などと大口を叩いてみる


はじめに

こんにちは。橋広倖です。NSC東京30期生です。
名前は「ハシビロ コウ」と読みます。
もちろん本名です。人間なので、動いたり動かなかったりします。
現在はとんがれエレガントという男女コンビで、主に漫才をしています。
名前の字面のせいか、私のことを知らない人には男性と思われていることがありますが、とんがれエレガントの女の方です。お見知りおきください。

さて、こちら「ハジノウワヌリ」ですが、日記やエッセイのような位置づけで定期的に更新していければと思っています。
テーマは一貫して「気ままに」です。
内容、文字数、文体などに至るまで、常にその時の気分に従って書きたいことを書きたいように書いていこうと思います。

なぜ「ハジノウワヌリ」なのか


恥の上塗り:すでに恥をかいている上に、さらに恥をかくこと。(スーパー大辞林)

私は日頃から思ったことや考えたことをメモに残すようにしているのですが、ある日のメモにこんな記述がありました。
「思春期の共通キーワードはきっと『面白いと思って』だ。これが数々の黒歴史を生み出してきた諸悪の根源だと思う。」
このメモは、過去の自分が「面白いと思って」犯した愚かな行動を思い出し、羞恥心で全身を搔きむしりたくなった時のものであると思われます。
しかし、このメモを久しぶりに見た私はこう思いました。
「『面白いと思って』愚かな行動を繰り返す自分、昔と何も変わっていないじゃないか!!!!!!!」
しかも、変わっていないどころか日に日に重症化しているのです。
今の私はわざわざ顔を出し、面白いと思ったことを公衆の面前で大発表しようとしているのです。あぁ、恥ずかしい。
心の隅でそんな自覚をしながらも、自らの意思で「面白いと思って」を愚かにも上塗りし続けている私はきっとどうかしているのだと思います。

ただ、私がこのような人間に育ってしまった以上、開き直って生き恥をかき、それを上書きするようにまた生き恥をかく運命から逃げることはできません。
ならば、いっそ開き直って全速力で恥に突進するほかはないのではないか。
そういった意味で、私にとって「ハジノウワヌリ」とは華麗なる開き直りなのです。

なぜ「連載」なのか

「連載」などという大げさな表現を使ったのには理由があります。
第一に、人様の目につくところで大口を叩いてしまった以上、後に引けなくなるということです。
「気ままに」がテーマだとはいうものの、何の対策もしなければ、だらしがない私のことですから#3辺りを最後に更新を途絶えさせることでしょう。
だからこそ、自分を律するという意味で「連載」などという仰々しい言葉を使うことにしました。

第二に、「連載」という言葉は、私の憧れだからです。
私はお笑い芸人を目指す前、作家やエッセイストに憧れていました。
正確には、今もなりたいと思っています。
もっと言えば、どこかの媒体で隔月くらいのエッセイを連載したり、小説を書いてみたりして、最終的にそれを単行本として出版することが夢です。
憧れの言葉を早い段階で使うことは一瞬ためらわれましたが、思い切った言葉で気を引くによって少しでも足掛かりにしてやろうという魂胆です。
(ここまで読んでくださった皆様、まんまと私の術中にはまりましたね。ふっふっふ。)(恥)
現段階では「(自称)連載」ですが、いつか自分からこんな言葉を使わなくても本当の連載ができるようになりたいです。

あとがき

20年後、この投稿を見つけて「若いなぁ」と苦笑いを浮かべる自分の姿が今から目に浮かびます。
あぁ、恥ずかし恥ずかし。


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