調べ学習リンク集(日本語についての疑問)
●役割語・キャラ助詞について
役割語からみた日本語とキャラ
http://skinsui.cocolog-nifty.com/sklab/files/yakuwarigokaramitanihongotokyaranihongobunpogakkai.pdf
●日本語の乱れについて
○ら抜き言葉
◯的を得る
『三省堂国語辞典』第7版では、従来「誤用」とされていることばを再検証した。「◆的を得る」は「的を射る」の誤り、と従来書いていたけれど、撤回し、おわび申し上げます。「当を得る・要領を得る・時宜を得る」と同様、「得る」は「うまく捉える」の意だと結論しました。詳細は「得る」の項を。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) December 15, 2013
既出の資料と一部重複しますが、代表的な日本語学者の「的を得る」の用例を2つ。1970~80年代の例です。この頃までは「的を得る」は著者も校閲もOKと捉え、平和に使っていたのが、後に批判がより厳しくなったようです。 pic.twitter.com/X8TqEFkonj
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) May 11, 2015
発言が急所を突く意味で「的を得る」と言うのは「的を射る」の誤りと言われることがありますが、「的を得る」も由緒正しいのは確か。国会図書館「次世代デジタルライブラリー」で古書の本文検索ができるようになったので利用すると、大正時代の例が出てきました。ちなみに江戸時代から例はあります。 pic.twitter.com/sscKj6L65V
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) January 29, 2022
「的を得る」の18世紀の用例をひとつ見つけました。すでに同時期の他の例も見つかっているので、当時から珍しくなかったのでしょう。この例は、俳句で「はげたる山に」ではなく「片はげ山に」という表現を思いついたことで、ようやく的を得た、ということらしいです。 pic.twitter.com/4m6fMuPmW7
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) January 15, 2023
「的を射た意見」も「的を得た意見」も、特に戦後広まったと『三省堂国語辞典』第8版にありますが、戦前はもっぱら「正鵠(せいこく)を得た」でした。「正鵠」は的の中心の黒点。「得る」はうまく捉える意です。「的を得た」はそのバリエーションです。国会図書館の資料から時代的変化が分かります。 pic.twitter.com/uJWh4cHhJ8
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) July 9, 2023
◯〜たり〜たり
◯全然〜肯定
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/kotobax3/pdf/010.pdf
https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/textbook/chuu/kokugo/guidanceq031-00.html