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2024年 4年生ブログ No.5

こんにちは!
今回は4年生ブログ第5弾!
高橋 龍馬(たかはし りゅうま)くんのブログをお届けします。
それではスタート!
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4年 高橋龍馬(たかはし りゅうま/FW/八千代松陰高校/法学部)


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引退ブログ

こんにちは。
毎年読んでいた引退ブログを遂に自分が書く年になってしまうとは。
LINE に連絡がきたときは何を書こうかと迷っている間に気づいたら期日の一日前となっ
てしまいました。たまのブログを読んで「引退かー」と少し寂しさも感じつつなんとか書
きました。
自分の気持ちとか表すのは苦手で拙い文章ですが、自分なりにサッカー人生を振り返った
り思っていることを書いてみたので最後まで読んでくれると嬉しいです。
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「終わりよければすべてよし」


僕の性格は適当で飽き性。それに加えて、練習には遅刻するし、ユニフォームやチーム着を無くしたりします。しかも高校、大学と続いて引退前に怪我をするという運の無さまで兼ね備えています。

サッカーを続けてきた16年間で「龍馬はほんとに駄目だなー」と何度言われてきたか。
そんな僕でもなんだかんだサッカーに対して、本気で取り組んできました。
試合で悔しいことがあれば寝れなくなるくらい落ち込むし、試合に勝てばうれしいし、スタメン落ちれば腹立つし、みんなとサッカーしてれば楽しいし、こんなに喜怒哀楽が出るのはサッカーが一番だと思います。

サッカーを始めたのは小学1年生の時。漠然と「サッカー選手になりたい」と思い今まで
取り組んできたけど実際には辛いことばかりが記憶に残っています。
おそらく文句言ってる方が多い気がします笑

小中学校の時は規律面に厳しく足元の技術に重点を置いているチームでプレーしていました。厳しかったので、試合に負けたら終わりの見えない罰走、ミスをしたらボロクソに怒られ、合宿所では部屋で寝ることさえ許されず廊下で寝たこともありました。試合にもあまり出場することもできないし、GKと1対1を何度も外して、メンタルが弱った場所でもあります。でも、サッカーの楽しさを知れた場所ですし、ピッチ外の重要性というのを学べた場所です。今ドリブルを武器にできることも楽しくプレーできるのもこのクラブで学んだことが大きいと思います。

高校の時には、八千代松陰高校に進学しました。ここは家から 2 時間かかる場所にあって、6 時に起きて 21 時くらいに帰宅するという今では考えられないくらいハードでした笑 高校ではサッカー選手になることに対して諦めた年代でもありました。柏レイソルユースの B チームとか市船の B チームと何度か試合をしていましたが、相手が B チームなのに全然勝てない、個人的にも通用しない。そんな現実を突き立てられ半ば強制的に夢を諦めてしまいました。でも、高校の同期には関東2部で活躍して、プロに近いやつがいて、今考えると諦めずに取り組めば自分にもチャンスがあったのかとも思いました。(けんごがんばれー笑)ここでは2年の時から使ってもらって、比較的自由にプレーさせてもらって自分の技術に少し自信をもてたきっかけでもあります。それに良い仲間とも出会えました。これがなかったら、高校で腐って大学ではサッカーしていないと思います。

大学では正直僕はサッカー部に入るのか、かなり迷いました。サッカーに対する熱も冷めていたのを薄々気づいていて、そんな心境では続かないと思いました。大学で遊びまくって楽しい学生生活を過ごすのも悪くないとも思っていました。
でも、高校の時に引退試合を画面越しでしか見せれなかった両親のことを考えるとすこし心残りもありました。コロナの影響とは、お世話になった、支えとなってくれた両親に直接見せられないのは人としても1人の息子としても示しがつかないのではないかと思いました。
「チャレンジしないで後悔すること」は辞めよう。
これは僕が大きい選択を迫られたときに心がけてきたことです。きれいごとかもしれないけど、サッカー部に入らなかったら絶対後悔するときが来ると思ったから、入部することに決めました。でも、実際に入部してみて最初に感じたのは 4 年間やっていけるのかという不安感でした。周囲には意識高く部活に取り組んでいる人が多くて、正直なところ自分が今まで感じたことのない雰囲気だったし、自分のプレーが通用しなくて自信を無くしたりと、かなり悩んだ期間もありました。それに加えて、インスタのストーリーで学生生活を謳歌している人たちを見てうらやましいなんて思ってもいました。

そんな心境だった僕ですが、気づけば 4 年で引退です。TOP チームでは試合に出れなかったものの、なんとか U22A としてくらいついていき、気づいたら4年間U22Aに在籍して、Iリーグを戦ってきました。だからこそ、最後に怪我をしてU22Aとして戦い抜けないことに悔しさや脱帽を覚え、怪我してしまった自分に嫌気がさしてしまう時もありました。それに、一緒に戦ってきた4年のメンバーとも同じピッチに立てないことにも寂しさはあります。ノールックパスばっかりするゆいと、反抗してコーンを蹴るゆうすけ、ずっとスプリントしてるれんと、すぐPK取ろうとする坂巻。みんなと試合に出れないのは悔しいですが、もし入れ替え戦に回ったときには声を出し続けて全力で応援します。きょうは一緒にBでがんばろう笑
今年のU22Aは練習中うるさい人が多いし、勝ちきれない試合が多くて松くんにキレられることも多かったけど最後は笑って終われるようにがんばってほしいです。
僕は松くんとまさきくんにU22Bに移籍させてもらい、引退試合でプレーするチャンスを与えてもらいました。自分のサッカー人生を区切るためにも最後は全力でプレーしたいと思い、僕は最後の試合をU22Bとして出場します。チャンスを与えてもらったからにはチームの勝利のために全力を注ぐ気でいるので、任せてください笑

ほぼ毎日ある活動、真夏のめっちゃ暑い中の試合、雪が降っている中での練習など、冷静になったらなんでこんなつらい思いをしてまで大学までサッカーをしているのか。なんて多くの人は考えると思います。でも、そんな苦境を共に乗り越えた仲間と勝ち取った勝利はなにものにも代えがたいし、みんなとバカみたいに喜んで騒ぎまくることなんて本気で取り組んでこなければ得られない感情だと思います。
記憶に新しいのは去年の U22A の入れ替え戦の時ですね。勝利してみんなと喜び合えたことはサッカーをやってて良かったと思った瞬間でした。僕は仲間とこの気持ちになるために、辛いことが多くてもサッカーを全力でプレーできたし、限界まではしることができたのかもしれません。
まあ、なんかちょっとくさいこと言って、似合わないこと言うなとか思われてそうですけど、本当にそう思ってます。

個人的にサッカーの面では、正直もっとうまくなりたかったとか良い成績残したかったとか。いまさら言ってもタラればなんでどうしようもないですが、色々と思うことはあります。でも、特に後悔とかはなくて、サッカーを続けてきたことに意味があると思ってるので、16年も続けられて幸せです。
振り返ってみると、すごい経歴があったわけでは無くサッカーの才能があったわけでは無かったけど、小学校、中学校、高校、大学でサッカーを通して出会えた人たちに関して自分は恵まれてると思います。僕は1人では何もできません。チームを勝たせることもできないし、ずっと走り続けられる体力もないです。だからこそ、この人たちじゃなければ、サッカーを途中で辞めてたかもしれない、逆を言うと多くの人に支えられて今の自分があると思ってます。

今の同期にはひねくれてる人が多かった気がするのですが、、 、気のせいでしょう。サッカーに熱い人、仲間に熱い人、サッカーが大好きな人、考え方まで筋肉に侵されている人、他にもいろんな人がいて書ききれないけど、そんな中で同じ目標を追っかけてサッカーが出来てめっちゃ楽しかったです!あと、普段はあんまり仲良くない風を装って学年会の時には熱くなってしまう同期が大好きです。
一緒に戦ってきた先輩、後輩、コーチの方にはお世話になったし、こんな自分を受け入れてくれた人たちには感謝しかありません。
広報の役割をしていた時に、スタッフの方やマネージャーのみんなが選手たちを裏で支えてくれていたのを感じました。僕たちがサッカーに取り組んでこられたのは皆さんのおかげです。ありがとうございました。

まさきくんには1年とちょっとお世話になりました。2年前は1部でぼろぼろにされて、苦い1シーズンとなりましたが、まさきくんには真面目さと選手に対する情熱があるのはわかっています。最後、またお世話になりますが、Bが昇格できるように頑張ります。
松くんには2年とちょっとお世話になりました。松くんのことは信頼しているし、僕が試合に出た時は松くんが言ったことを何も考えずにやり続ければ上手く行くと思ってました笑 最後まで松くんのもとでプレーしたかったんですけど、それが叶わなくなっちゃったので松くんからもらったチャンスを無駄にしないように頑張ります。
最後に、やっぱり自分がここまで続けてこられたのは両親の支えがあったのが一番大きいと思います。いつも「もっと走れ」「守備さぼんな」とかダメ出しばっかりされるけど。試合で上手くいかなかった日ややらかしてしまった日にはよく不貞腐れて帰ってくることが多かったけどご飯を用意して話きいてくれたり、進学の時には僕のやりたいことを尊重して高校、大学では私立、一人暮らしをさせてくれたり。本当に1番感謝してます。金のかかる面倒くさい息子だったと思うけど、ありがとう。
16年間のサッカー人生を通して良い意味でも悪い意味でも多くのことを学んできたし、サッカーを通して今の自分が作られたといっても過言ではないです。
今までは引退の実感はあんまりわかなかったけど、今書いててめっちゃ実感してきました。もう「真夏にサッカーしなくていいんだ」 「走り練習しなくていいんだ」とかちょっと解放された気持ちもありつつさみしい気持ちもありますが、最後の試合はまだ残っているので、それまで頑張っていきます。
何度も言いますが、サッカー以外にベクトルが向きがちな僕ですが、ここまで続けてこられたのは今まで出会った皆さんのおかげです!ありがとうございました!
良いサッカー人生でした!

最後まで読んでくれてありがとうございました。

                   高橋龍馬

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以上、龍馬くんのブログでした!

龍馬くんとは直接お話する機会があまり多くはありませんでしたが、普段の練習風景から、よく周りを見て、1歩後ろでみんなを見守ってくれる印象があります。

同期の方から見た龍馬くんをお伺いすると、自身でも綴られていたように「何も考えてなさそう」という声が正直多かったです(笑)
しかし、皆さん最後には必ず「でもいいやつ」「どんな状況でも結果を出す欠かせない存在」と、龍馬くんに感謝や固い信頼を置いていました。

私は、龍馬くんの印象的で忘れられない言葉があります。

「肉離れしてでも出たい」

もちろん色々な想いがあったことと思います。
その言葉と、最後の最後までチームの仲間と切磋琢磨する龍馬くんの姿を見て、私は日々励まされ、背中を押されました。

龍馬くんの周りにはいつも笑顔が溢れていて雰囲気もとても和みます。
そんなみんなから愛されている龍馬くんの人生が素敵なものとなりますよう、心からお祈りしております。




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最後までご覧いただきありがとうございました!
次回もお楽しみに!

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