エビ中「playlist」全曲レビュー② 3~4曲目
エビ中ファミリーの皆さん、おはこんばんちは。
(↑エビ中はファンのことをファミリーと呼びます)
ファミリー以外の皆さんも、おはこんばんちはです🙇
前回のブログから、昨年12月18日に発売となりましたエビ中=私立恵比寿中学6枚目のアルバム「playlist」の全曲レビューをやらせていただいてます。
全10曲を2曲ずつ5つのブログに分けて書き進め、6つ目に「まとめ」のブログを書くことになると思います。今回のその②は、3~4曲目です。
マガジン:エビ中「playlist」全曲レビュー
それでは。音楽の真髄を極めた訳でもなく、専門家でもない私が、ただ単に曲の感想を述べるだけのブログですが、どうか最後までお付き合い頂ければ幸いです。
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03. 愛のレンタル
作詞・作曲:はっとり 編曲:マカロニえんぴつ
えー、この曲…
めっちゃカッコ良すぎです!!!!
(!は4つまで 笑)
↑エビ中ファミリーなら分かるギャグです😆
私的にはアルバム10曲中、3本指に入る良曲だと思います。
どこが良いかと言いますと、色んな要素がこれでもか! と詰め込まれていまして、楽曲全体に「厚み」が有るからなんですね~。
では、その良いところを最初から順を追って見て(聴いて)いきましょう。
厚みのある楽曲
まず冒頭。
短いドラムソロのイントロからの、サビ始まりです。
(前回も書きましたが、歌詞は著作権の問題があるので、↓省略して書いています。まどろっこしいでしょうが、ご容赦ください🙇)
Cメロ
【ALL】愛していたいのに
【真山】消えてなくなってしまうな…
【ALL】感情的には
【柏木】なれない君は僕と
【ALL】踊ればいい…
【真山】踊ればいい
このサビ始まりの部分を、静かな場所でヘッドホンでよぉく聴いてみてください。
歌のバックで右耳に聴こえるエレキギターのリフが、めちゃくちゃカッコいいんですよ。
そして、最後の
【真山】踊ればいい
の部分は、アコースティックギターのみでジャン、ジャン、ジャ~ンと伴奏が入り、これがまたカッコいい!
続いて、ほとんど間奏無しにAメロに入ります。
Aメロ
【星名】Hey! 現代をランスルー…
【真山】多分続く愛の…
【柏木】劣等、葛藤…
【安本】たまにはママに…
【中山】先生の言うこと
【ALL】(いいこと) 10年経って…
【小林】アイ・ラブ・ユー&ミー
次にBメロに入るんですが、ここで曲のリズムが少しアップテンポに変調します。
実はこの後にもリズムが変わるところがあって、この2ヵ所のリズム変調がすごく効果的に使われていてカッコいいんですよね~!
Bメロ
【真山】Ah 恋の下書き、溜めては…
【ALL】夢の中で僕のことを
【真山】探して?
それから、サビの
Cメロ
【ALL】愛していたいのに
【中山】消えてなくなってしまうな…
【ALL】最終的に
【安本】笑えない君も僕と
【ALL】踊ればいい…
【真山】踊ればいい
これでワンコーラスが終了です。
カッコ良さの連続
間奏なしで続く2番からも、カッコ良さの連続なんですね~。
まず第一に、2番もすんなりAメロでの進行かと思いきや、これが実は1番のAメロとはちょっと違う展開なので、構成的には「A´メロ」なんですね!
A´メロ
【星名】憂いのでんでん虫かよ
【中山】電話もぜんぜん無視かよ
↑この韻を踏んだ歌詞の面白さ!
【柏木】どんどん積もる愛の延滞料ダ
↑この柏木ボーカルの部分で後ろに聴こえるピアノの伴奏が素敵です!
そして次の
【安本】ぎゅっと、そっと、もっと…
の後に、1番のAメロとは違って
【小林】甘えてほしいのに
【ALL】大袈裟に欲しがってほしい…
と、1番とは全く違うメロディラインを描いて行きます。
次にちょっとユーモラスな間奏が入ったあと、起承転結の「転」となる
Dメロ
【真山】いつから僕たちは…
【中山】忘れないでね、忘れてしまった事
と展開するんですが、このあとまた、さっきも言ったリズムの変調があります😉
メロディラインはCメロと同じなんですが、ちょっとジャズ風のリズムと演奏に変わって、
【真山】返してくれるなら 愛してみせるのに
と、カッコいい真山姉さんの独り言のようなボーカル…
すると次に、りったんがこの曲1番の大仕事をやっちゃいます!
(いや、このアルバム1かな?(笑))
歌詞カードにはないけれど、
【中山】トゥルットゥ~ル
とキメてから、大サビに入るのです!!!!
(!は4つまで!→しつこい(笑))
しかし、ここは最後の盛り上がりへ登りつめるために展開が違うC´メロです。
C´メロ
【ALL】愛していたいのに
【星名】消えてなくなってしまうな…
【ALL】感情的には
【小林】なれない君は僕と
【ALL】踊ればいい…
【真山】ずっと僕と!
と、ここで最終の落ちサビへ入る、楽曲として王道の一段上がる転調が入ってから、落ちサビ
Cメロ
【ALL】愛していたいのに 消えてなくなってしまうな…
最終的に笑えない君も僕も…
と、ALLメンバーのユニゾンで盛り上がり、オーラスは、
【真山】ずっと僕ら踊ればいい
と、真山姉さんがキメてくれます!
キメキメのアウトロ
そしてですね!
このあと曲終わりのアウトロに行くんですが、このアウトロがまた、カッコいいんですよ!
まず最初に、印象的な音質のキーボードがメロディを刻みます。
2度目のリフレインではそこに、エレキのツインギターでリフが奏でられます。
3度目のリフレインからは、そのギターのバックにストリングスの「伴奏」が「伴走」します。
そして4度目のリフレインで、ベースギターなど全ての楽器がレベルを上げ、大きな盛り上がりをみせてからエンディングを迎えるのです。
このアウトロこそ、最初に言った色んな要素がこれでもかと詰め込まれている「曲の厚み」を象徴している部分だと言えるでしょう。
そしてまた、このエンディングの後に余韻を楽しむかのようなギターが、チャラランッと入るのも遊び心たっぷりですよね!
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「真山」曲
いかがでしたか? 皆さん。
曲のアタマから順を追って書きましたので、ぜひ曲を実際に流しながら読んでもらえると分かりやすいと思います。
全体的な印象としては、これは「真山曲」だな、って感じですね😉
随所に真山姉さんのボーカルが効いていて、大人の雰囲気たっぷりの名曲に仕上がっている、という意見に異論はないでしょう。
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リズム変調
この曲では、途中でリズムが変わるところが効果的だと書きましたが、これを聴いた時に真っ先に思い浮かべた曲があります。それは、ビリー・ジョエルの「ザンジバル」です。
これを初めて聴いたのはまだ10代の頃だったんですが、2コーラス目が終わった2分30秒過ぎから始まるジャズ調へのリズム変更がカッコよくて、
「大人の曲や~!」
と感じ入って聴いていました。
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マカロニえんぴつ
楽器を提供してくれているのは、マカロニえんぴつです。
昨年「青春と一瞬」がマクドナルドのCMに、「Supernova」がテレビ東京のドラマ「びしょ濡れ探偵 水野羽衣」オープニングテーマにタイアップ曲として採用されていますね。
うちの娘(=福岡のめぐ。くっつきブンブン世代←エビ中ファミリーにしか分かりませんね💦 今年、成人式でした😆)の友達に、エビ中は知らないけどマカロニえんぴつファンの人がいて、その人にこの「愛のレンタル」を聞かせたら、めちゃめちゃカッコいいと誉めて貰えたそうです。
世界に広げよう、エビ中の輪っ!(笑)
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04. ジャンプ
作詞・作曲:石崎ひゅーい 編曲:トオミヨウ
「ジャンプ」動画
こちらはライブver.
感情が交錯
この曲「ジャンプ」は、アルバム発売前の12月3日に上↑のミュージックビデオが公開され、我々ファミリーにとっては喜びと哀しみ(切なさと心配)が交錯した映像となりました。
なぜかと言いますと、エビ中メンバーの一人安本彩花ちゃんが、10月に「心身ともに不安定な状態が続いてるため」を理由に、休養を発表したのです。
このMVは、その休養発表後に撮影されたものでした。
彩ちゃんはレコーディングには参加出来ていたので、歌声は曲の中にしっかりと聴こえるのですが、MVの映像には一切登場しないという、前代未聞の事態になってしまったのです。
しかも…
この曲は「安本曲」と言っても良いほど彩ちゃんのソロパートが目立っており、彩ちゃんの声が聴こえているのに彩ちゃんの姿はないという、ファミリーにとっては涙無しには見られない映像となってしまいましたね。
後で説明しますが、ライブ映像では彩ちゃんのパートを複数のメンバーが手分けして唄っています。これもまた、ウルウルもののシーンです(ToT)
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楽曲構成
構成としては、
Aメロ
【真山】世界は楽しいってさ…
【星名】どんな未来がみえるか…
Bメロ
【柏木】新しい時代の…
【小林】僕たちを呼んで…
【柏木】桜吹雪が…
【中山】あと何度…
そして、Cメロは
【安本】頬杖ついてため息まじりの…
と、この後、歌詞カードでいうと実に4行もの長いフレーズを彩ちゃん一人が担当しているのです!
こんなロングフレーズのソロパートはエビ中の楽曲としては非常に珍しいでしょう。
そしてサビのDメロが
【安本】だから愛を込めて
【ALL】鳴らすよ 鳴らすよ…
と来て、
【ALL】もう一度愛を込めて wow
もう一度愛を込めて wow
とリフレインして、ワンコーラスが終了します。
2コーラス目も同じ展開なんですが、AメロBメロの後に、ワンコーラス目には無かった間奏が入ります。
そしてCメロは、またもや彩ちゃんのひとりパート!
これも実に印象的ですね~。
※因みに、↑に貼ったライブ映像ではワンコーラス目の彩ちゃんパートを、ひなた、美怜、ぽーちゃん、2コーラス目は真山姉さんとりったんが手分けして唄っています。
ここから落ちサビのDメロへ行くんですが、その前になんとまたここで、このアルバムの随所でグッジョブをしているりったんが
♪今だー!!
と、大仕事をしてくれています。
歌詞カードには名前が無いんですが、ライブ映像を見ると肩代わりした彩ちゃんパートから引き続き、しっかりとりったんが唄っていますね。
【追記】
↑この部分、コメント欄(注:旧LINEブログ)でファミリーさんからご指摘があったので訂正させて頂きます。
私はCD音源の「今だー」もりったんの声に聞こえましたし、MVの方でもライブver.の振り付けと同じようにりったんが後ろから前に出て来ているので、てっきりりったんが唄っていると思ったんですが、歌詞カードに【中山】と名前がないということは、そのまま前のパートを歌っていた彩ちゃんが引き続き唄っていると考える方が自然です。
↑振り付けは彩ちゃんがいない前提条件なので、MVがライブと同じなのは当然ですね。頭悪くてすみません😢⤵️⤵️
ただ、ネットで検索してみてもどちらが唄っているか定かな確証は得られませんでしたので、ひとまず「りったんの大仕事」という部分は訂正させて頂きます。
【再追記】
娘から、確定情報が入りました!「『ジャンプの今だー!は彩花だよ』ってひなたがplaylistの福岡のサイン会の挨拶で言ってたから彩ちゃんパート!」と、いうことです。お騒がせしてすみませんでした!
判明して良かった😌
落ちサビのDメロは、
【ALL】だから愛を込めて 鳴らすよ…
と来て、最後のリフレインは、
【柏木】もう一度愛を込めて wow
【星名】もう一度愛を込めて wow
【真山】だから愛を込めて wow
【中山】がむしゃらに愛を込めて wow
【小林】もう一度愛を込めて wow
【安本】もう一度愛を込めて wow
と、6人のメンバーひとりずつが担当し、最後は彩ちゃん曲らしく【安本】で〆るという、見事な構成でした。
ラストのリフレインでは、伴奏からリズム楽器(ドラム、ベース)が抜け、盛り上がって終わるという、王道の編曲技法が使われていますね。
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楽曲提供者
作詞・作曲の石崎ひゅーいは、菅田将暉に楽曲提供して一躍「時の人」になりましたよね。ドラマ「トドメの接吻(キス)」(日本テレビ、2018年)の主題歌「さよならエレジー」です。
石崎ひゅーいは、1984年3月7日生まれ、茨城県水戸市出身。血液型A型。「ひゅーい」は本名で、お母さんが「星飛雄馬」とデヴィッド・ボウイの息子「ゾーイ」を組み合わせて命名したそうです。
編曲のトオミヨウは、1980年11月14日生まれ。父親は、尾崎豊や浜田省吾、村下孝蔵など、大物ミュージシャンを手掛けた音楽プロデューサーの須藤晃。そのDNAを受け継ぎ、自身のソロアーティスト活動と並行して、槇原敬之、トータス松本、Skoop On Somebody、ポルノグラフィティ、玉置浩二、土岐麻子、9nine、Cocco、中島美嘉、V6、YUKIなど多種多様なアーティストの作品に参加し、アレンジャー、プロデューサーとして活動しています。
(以上、情報はWikipediaより)
こんな大物アーチストに楽曲をオファーしてるこの「playlist」。
凄いアルバムだと思います!
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それでは、毎度毎度の長文ブログで恐縮です。
最後までお付き合い頂き、本っ当にありがとうございました。
次の「playlist」全曲レビューその③で、またお逢いしましょう。
また逢えるから、この言葉が言えるんですよね。
ごきげんよう、さよならDestiny!