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エビ中「MUSiC」全曲レビュー①1~2曲目
皆さん、おはこんばんちは。
早いもので、もう3月も終わってしまい、新しい元号も「令和」に決まりました。
さてさて。
その「令和元年」(2019年)の今年は私立恵比寿中学結成10周年の年。その記念すべき今年の3月13日に5thアルバム「MUSiC」がリリースされました。
つきましては恒例の(笑)、全曲レビューに参りたいと思います😉
全12曲を2曲ずつ、その①からその⑥まで6回に分けて書き込み、最後に“まとめ”としてその⑦をアップしたいと思います。
それでは。
例によって、音楽の神髄を極めたわけでもなく、専門家でもないこの私が 、勝手気儘に曲の感想を述べるだけのブログですが、どうぞ最後までお付き合い下さい。
m(_ _)m
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01. Family Complex
[作詞・作曲:岡崎体育 / 編曲:岡崎体育、野村陽一郎]
まず1曲目は!
われらが岡崎体育先生(あえてこう呼ばせていただきます!(^^ゞ)の「Family Complex」です。
「MUSiC」を手にしたファミリーさん(エビ中ファンをこう呼びます)の中には「1曲目から先に進めない!」と鬼リピを繰り返している方も多かったみたいですね。
ファミリーさんは100%、いや120%が「サドンデス」という名曲を提供してくれた体育先生を尊敬し、愛してやまないことは疑いようもなく、「やっぱり天才だ!」と称賛する声をあちこちのSNSで見かけました。
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・パート割り
まず、彩ちゃんとひなたによるイントロなしの印象的な唄い出しで始まるこの曲。
続く構成でのパート割りが面白いですね。普通はサビに行く前に一人ずつ代わる代わる歌うのがセオリーですが、ここでは2人ずつの組になって唄っています。
それが次のパートでは、3人一組で唄っています。
しかも、和音ではなく同じ音階を唄うユニゾンですので、最初に聴いた時は
「あれ? これは彩ちゃんの声だろうけど、莉子ちゃんにも聴こえるな。どっちだろ?」
と歌詞カードを見ると、2人で唄っていたのが分かりました。
これはなかなか珍しいパート割りだと思います。
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・曲調転換
1分55秒辺りから伴奏が急に速くなり、
え?何々?
と思っているとガラリと曲調が変わります。
このへん体育先生、さすがです!
途中で曲調が変わる曲といえば、エビ中だと「使ってポートフォリオ」があります。
昔の楽曲だと、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」がその代表格と言えそうですね。
しかし、私が真っ先に思い出す曲といえば、ポール・マッカートニー&Wingsの「バンド・オン・ザ・ラン」ですね!
1分20秒過ぎで一度曲調が変わり、その後また2分08秒過ぎから再び曲調が変わって、ノリノリのロックチューンで盛り上がります。
「ファミコン」も、ライブでの盛り上がりは必至ですね~。
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・歌詞の素晴らしさ
いやいや、この曲。歌詞もいいです~。
♪私もすこしは大人になったから
♪かけがえのある ありふれたものが幸せだよ
“かけがえ”という言葉は、“他のものに代える”という意味ですから、普通は大事なものを指して“かけがえのないもの”という風に使います。
しかしここでは、“ありふれた当たり前のもの”という意味で、“かけがえのある”と使っています。
こんな使い方はめったにしませんね。
♪電気毛布の強みたいな温かさ
♪扇風機の弱みたいな優しさ
ここもいいですね!
的確過ぎる比喩に、思わず拍手したくなっちゃいます!
歌穂ちゃんの「見たことない虫!」や美怜の「ブヒブヒ」とか、途中でイミフメなフレーズをブッ込んでくるのも体育先生ならでは!
※追記
コメント欄(注:旧LINEブログ)で、オッサン同盟ファミリー(笑)のテツヤさんから貴重な情報を頂きました。
「ブヒブヒ」とは「プチアゲ」などと同意語で、盛り上げる時の俗語だそうです。
体育先生、そういったアンテナは高いんでしょうね~!
閑話休題。
ここで体育先生の、イミフメ真骨頂と言えるであろう1曲を紹介しましょう。
↑これ、はっきり言って笑います。
交通機関とか図書館とか、公共の場でご覧の方はお気をつけくださいませ😉
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・コールネーム!
そしてそして!
この曲のハイライトは、大サビ前のこのパートです!
♪疲れてやすもうと思ったこともあったけど
♪「ま、山あり谷ありか」ってひとりごと零しながら
♪頭の中で何度もシュミレイションしたんだよ
♪ここから見える景色はかほうにするね
♪綴られた歌詞はギターに乗せて響け
♪あなたは私のとりこ
そうです。
メンバーの名前が盛り込まれているんです!
名前が盛り込まれた歌詞といえば、ももいろクローバーZファンのモノノフさんなら、真っ先に「ピンキージョーンズ」を思い出されるでしょうね。
ファミコンもそれのパクり…
あ💦いや、オマージュでしょう!(笑)
ライブでは、それぞれの名前の箇所でコールが入りそうですね。
ま、しかし、安本を「休もうと」っていうのは力技!(笑)
それに、真山姉さんだけはなぜかフルネームです(笑)
おまけに「simulation」の発音は「シミュレーション」が正しくて、実は「シュミレイション」は言い間違いなんです(笑)
でもね、世の中には言い間違えてる言葉はたくさんあって、例えば「新しい」は「あたらしい」と読みますが、「新」の一字だと「あらた」。
つまり、本当は「あらたしい」が正しいんです。
が、昔の人が「あたらしい」の方が言いやすくて言い間違いが当たり前になったから「あたらしい」が標準になったんですよ。
それから「見れない」は、本当は「見られない」が正しい「ら抜き言葉」ですね。
ですが「見れない」もみんな普通に使ってますし、やがてそれが当たり前になって標準になるに違いありません。
ですから、私にとってこれから「simulation」は「シュ美怜ション」!
誰に間違いを指摘されようと、一生「シュ美怜ション」で通します!(笑)
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02. イート・ザ・大目玉
[作詞:いしわたり淳治 / 作・編曲:溝口和紀]
続いて2曲目は、エビ中の野外ライブ「ファミリー遠足」、略して「ファミえん」のために作られた「イート・ザ・大目玉」。
この曲の成功は、こっぴどく怒られるという意味の「大目玉を喰らう」という慣用句を、英単語を交えてパンクっぽく変換したところにあります。
このタイトルを思い付いた時点で、もう曲のあらかたは出来上がったも同然です😆
実は、私も高校時代。
バイト代を貯めて3万円のフォークギターを買い、作詞・作曲したことがありますが、曲の核になるフレーズを思い付いた時に、脳内に分泌される快感物質(笑)は忘れられません😆
・歌詞の素晴らしさ
しかも、この曲では
♪カモン! イート・ザ・大目玉
♪退屈な大人 怒らせに行こうぜ
という反骨心たっぷりの歌詞が綴られ、「大目玉を喰らう」という言葉の持っている「怒られたら嫌だ」「怒られたら落ち込む」といったマイナスイメージを見事にひっくり返してるところがgood!
♪喰らおうぜ でっかいEYE BALL
♪間違って 初めて知って
♪身になって 力になって
♪明日を変えてく
このフレーズも好きです。
つまり「失敗は成功の素」。
間違いを恐れるな、前向きに生きようぜというメッセージが素晴らしいです。
ところで“EYE BALL”って、英語で本当に“眼球”という意味があるんですね✨
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・楽曲提供者
作詞した、いしわたり淳治さんは元「SUPERCAR」というバンドのギタリストで、全ての作詞・作曲を手掛けていた人です。
2005年のバンド解散後は作詞家としてSuperfly「愛をこめて花束を」、少女時代「PAPARAZZI」などジャンルを問わず数多くの楽曲を手掛ける一方、音楽プロデューサーとしてチャットモンチーや9mm Parabellum Bullet、ねごと、NICO Touches the Wallsなど数多くのアーティストを手掛けています。(Wikipediaより)
Superflyも少女時代もよく聴いていたので、「あー!あの曲を作った人!」って感じですね。
作・編曲の溝口和紀さんは、元「ヌンチャク」というバンドのギタリストで、「LUNA SEA」のJさんのツアーメンバーに参加されてるみたいです。
「ヌンチャク」もハードコアバンドだったようで、この曲の雰囲気は作詞のいしわたりさん、作・編曲の溝口さん二人の合体で見事に昇華していますね。
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・絶妙のパート割り
そして、この曲の最大の特徴はパート割りにあります!
「ファミコン」でもそうでしたが、この曲も二人一組のツインボーカルでのパート割りになってます。
しかし「ファミコン」と決定的に違うのは、二人が違う音階を唄って見事にハモっているところです!
歌詞カードを見ますと、組み合わせは
【星名/柏木】
【真山/小林】
【安本/中山】
に固定されています。
しかし、1コーラス目と2コーラス目では
【柏木/星名】
【小林/真山】
【中山/安本】
と順番が入れ替わり、前に書いてある方のメンバーがメインの旋律、後ろの方がコーラスを付けていることが分かります。
2019年2月17日パシフィコ横浜でのファンクラブイベントで、真山姉さんと彩ちゃんが唄った「光年の愛」は、その見事すぎるハモりが鳥肌ものでした。
この二人はもともと歌の上手さでは定評があったし、ひなたの歌唱力も折り紙つきなわけですが、この「イート・ザ・大目玉」でのツインボーカルのハモりは、全てのメンバーの歌唱力が確実に向上しているのを感じます。
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それでは。
長文を最後までお付き合い頂き、ありがとうございました🙇
「MUSiC」全曲レビュー、その②でお会いしましょう!
ごきげんよう、さよならDestiny!
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