「ふぁん」全曲レビューその② 4~5曲目
皆さん、おはこんばんちは。
大好評更新中(!?)(笑)の「ばってん少女隊(ばっしょー)」オリジナル3rdアルバム「ふぁん」全曲レビュー。
その2回目であります。
「ふぁん」全曲レビューその②
マガジン「ふぁん」全曲レビュー
前回までのレビューは、↓こちらのマガジンで
4分で分かる「ふぁん」全曲視聴ティザー映像
それでは。
音楽の真髄を極めた訳でもなく、専門家でもない私が、ただ単に曲の感想を述べるだけのブログですが、どうか最後までお付き合い頂ければ幸いです。
4. OTOMEdeshite
(作詞・作曲・編曲:久下真音)
カワユサ全開の歌詞
4曲目の「OTOMEdeshite」は、実にアイドルらしい、サブカル感たっぷりの「可愛い曲」でございます!
イントロから高揚感あふれる「ハイッ ハイッ ハイッ!」のかけ声で始まり、Aメロは
♪(ひゃあ!)すぐこぼしちゃう
♪(わぁ!)すぐ焦っちゃう
♪(えぇ!?)すぐ迷っちゃう
♪だってだってだってだって
と、出だしから(ひゃあ!)とか(わぁ!)とか、全員による効果音ならぬ「効果声」(笑)がメチャクチャ可愛いですね。
その後、同様にA´メロが
♪(イタ!)すぐ転んじゃう
♪(あれ?)すぐ忘れちゃう
♪(ごめーん!)許しておくれよ
♪××××
と続くんですが「××××」は、ただの記号じゃありませんよ。これは「ばってんばってんばってんばってん」と、ちゃんと歌詞なんです!
きーなの大仕事
Bメロは、
♪ドジっ子 脳ミソ もう一歩 もういいよ
♪ちょびっと惜しいの わざとやなかよ
と博多弁を混ぜながら展開。
するとCメロ、
♪アイツに毎回 笑われちゃうよ
と、リズム変化でアクセントを付けたかと思ったら、きーな(春乃きいなちゃん)の、このアルバム1番の大仕事が↓これっ!(笑)
♪バカバカバカバカ!
♪でもでもでもでもね…
私め、現在ばっしょーの2推しメンは誰あろう「きーな」ちゃんなんですけど😉、彼女の好きなところはその「声」なんですよね。
このね、「バカバカバカバカ!でもでもでもでもね…」の声の出し方もサイコーでして、携帯の着信音か目覚まし時計のアラーム音にしたいくらいです(笑)
分かって頂ける方、必ずやいらっしゃると思います~😆
安心の楽曲構成
そして、そのきーなちゃん大仕事(笑)に続いて、サビのDメロに一気に突入です!
♪ヤメて!ヨシて!
♪ヤメて!ヨシて!
♪触らないで …でも好き。(どっちばい)
♪話さないで 話さないで …離さないで。(せからしか)
♪言わせないで。言わせないで。
♪私なりに 私なりに 乙女でして。
と、このDメロがまた可愛くないですか!?
好きな男の子を前に揺れ動くOTOME心を巧みに表現していて、もうズキューンと撃ち抜かれてしまいました(笑)
※この箇所にある博多弁については、下↓で解説してます。
「話さないで」→「離さないで」とか、2番の歌詞には「何回だって」→「難解だって」など、掛け言葉の遊び心もgood!
楽曲構成も1番→2番→間奏→Cメロ→サビのDメロ→Dメロリフレインとオーソドックスな展開で、安心して聴くことが出来ます。
編曲もギター・ベース、それとトランペット・トロンボーン・サックスのブラスセクションが生音で、迫力あるアレンジ!
いやホント、楽しくイイ曲です!
久下真音さんのお仕事
さて、この曲は「久下真音」さんの作詞・作曲・編曲です。
1曲目の回にも書きましたが、このアルバム「ふぁん」ではなんと6曲も手掛けているわけでして、いやホント、イイ仕事してますね~!
詞の内容、メロディ、構成、アレンジと、いかにもアイドルってサブカル感満載の楽曲に仕上げてくれてます。
この曲はもうライブでも盛り上がること間違いなしで、「ふぁん」リリイベ(リリースイベント)のZepp横浜(11月1日)とZepp福岡(8日)では、学校の机と椅子を小道具に使った演出が楽しかったですね。
博多弁のテイスト
歌詞の所々に、
♪わざとやなかよ
♪どっちばい
♪そっちやなかよ
♪せからしか
など、博多弁が散りばめられられてるんですが、コレがまた可愛くて!
「せからしか」は「うるさい」という意味ですが、音がうるさいという意味の他に、厄介なことや気に入らないこと、どうでもいい事を「面倒くさい!」とか「ほっといてくれ!」とか言いたい時にも使います。
「せからしか」の「せ」が博多訛りで「しぇからしか」に聞こえることもあります。
この言葉は、ネイティブ博多弁スピーカーしか使わないですね。
それに「わざとやなかよ」「そっちやなかよ」も、本当の博多弁を知らない人だと「わざとじゃなかよ」「そっちじゃなかよ」とか言いがちなんですよ。
もちろん「じゃ」でも間違ってないし、そう使う人もいるでしょうけど、「わざとやなかよ」の方が、より博多弁のテイストを濃く感じることが出来ます。
久下さんのプロフィール見ても出身地は出てないんですけど、この博多弁遣いを見るとひょっとして福岡出身なのか? と思っちゃいますね😆
また、もし福岡出身でないとしたら詞を書く時に何かしら、誰かしらにリサーチしないとこんな言葉遣いは出て来るはずが有りませんから、仕事へ取り組む姿勢が誠実なんだという証明になります。
いやほんと、久下さーん!
(*^ー゚)b グッジョブ!!
5. でぃすたんす
(作詞・作曲・編曲:久下真音 / 5週連続リリースシングル)
可愛さ+カッコ良さ
5曲目「でぃすたんす」もアイドルらしい、ってかアイドルにしか歌えないフレーズがあって、しかし一方で「楽しさ」に「カッコ良さ」がプラスされた一曲になってますね。
ダンスver.
ウチ史上最高変顔ばい!
この曲はタイトル部分にもあります通り、アルバム発売前の先行配信シングルの1曲としてリリースされました。
当然、それもダウンロードしてましたから、アルバム発売前から聴き倒しておりましたよ(笑)
しかも、冒頭の独特なフレーズが実にSNS映えする内容でありましたから、ばっしょー公式Tik Tokには、こんな動画が公開されたのであります😉↓
ちゃんちゃん
https://vt.tiktok.com/ZSLLhy8Xv/
理子ちゃん
https://vt.tiktok.com/ZSLLrN3vg/
愛ちゃん
https://vt.tiktok.com/ZSLLrUpQa/
きーなちゃん
https://vt.tiktok.com/ZSLLrexu6/
蒼良ちゃん
https://vt.tiktok.com/ZSLLrf1b9/
どうですか?😆
みんな可愛いかろ?
✴️キラーン(笑)
中でも「メンバー史上サイコー変顔」は、私の一推しメン星野蒼良ちゃん(そらら)だと思いませんか?👍
楽曲構成
1番が
Aメロ=上で説明した
♪さんハイ! 振り向いて…
Bメロ=♪十人十色違ってるけど…
Cメロ(サビ)=♪足りないな君との距離 遠い…
と展開して、間奏が入ります。
※この間奏については、あるオマージュが込められていることを↓下で解説しています。
2番の冒頭は、1番のAメロとは違うA´メロ=♪見えそうで見えないコトだって 見えてきたんだ
※↑この「きたんだ~」の語尾がきゅっとしゃくれるちゃんちゃんの歌い方が可愛いっす!😆
その後は、1番と同じBメロ→Cメロ(サビ)→間奏→Cメロ(大サビ)と展開して、イントロと同じフレーズの後奏でピタリと終わります。
かけ声挿入
そしてそして、この曲のハイライトと言えるは、イントロから面白い仕掛けが施されている点だと思います。歌詞カードには一切記入がないんですけど、
イントロ
♪カモン!(愛ちゃん)
♪ハッ!(理子ちゃん)
♪一緒に遊ぼうよ!(きーな)
♪せーの!(理子ちゃん)
♪準備できてる?(ちゃんちゃん)
♪行くよー!(そらら)
♪アォ~!(愛ちゃん)
と、かけ声が入ってるんですね。どれも可愛いんですけど、愛ちゃんのハスキーボイスでの「アォ~!」がナンバーワンでしょう😆
このかけ声が入る展開はこの後も続いてまして、Bメロの
♪十人十色違ってるけど
♪Crazy Lazy 元気のもと
の後ろにはちゃんちゃん、2番の同じフレーズの後にも、愛ちゃんのかけ声が入ります。
セリフでノリノリ
そして、なんと言ってもサイコーなのは2番のCメロが終わった後、大サビのCメロに行くまでの間奏です!
ここではかけ声というよりは、もうセリフに近いノリで、
♪みんな~、元気かな?(ちゃんちゃん)
♪もっともっとはっちゃけて!(理子ちゃん)
♪みんなで歌って踊って笑って楽しんで!(そらら)
♪いい感じ!(愛ちゃん)
♪行こうぜー!(全員)
♪さぁ、ここから!(きーな)
♪さぁ、行こうぜー!(全員)
♪どうよ!(理子ちゃん)
と入るんですね。
ここでは理子ちゃんの
「どうよ!」
の言い方と、ライブでのちょい照れ気味のキメ顔がサイコーです!😍
この部分はライブで盛り上がるコト間違いなしなんですが、先日のリリイベでは観客が声を出せなかったのが、本当に残念でしたね。
2曲連続で久下さん
この曲は「OTOMEdeshite」に続いて2曲連続で久下真音さんの楽曲となる訳ですが、1960年~70年代のモータウン・サウンドを彷彿とさせる、旧き良きR&Bのテイストが取り入れられていて、それに慣れ親しんで来た私にとってはど真ん中ストライクな楽曲ですね。
歌詞には、「でぃすたんす」というタイトルが示す通り、コロナで好きな彼氏の側にいられないもどかしさが上手く盛り込まれています。
♪会えないときでも想像して
♪おうちの中から中継して
♪足りないな君との距離 遠い
という状況の中でも、そんな中で出来ることをやれば、
♪それダダダだ 大事なんだ
とメッセージを送ってくれています。コロナ禍の今だからこそ、心に響く歌詞ですね。
泣けるブラスセクション
編曲も打ち込み音だけに頼らずギターと、トランペット・トロンボーン・サックスのブラスセクションがカッコ良くて、もう泣けて来ちゃいそうです。
それを象徴するのが1番と2番の間奏でして、これはもうスティービー・ワンダー「サー デューク」の間奏と全く同じテイストなのです!
(↓1:03秒過ぎが間奏)
このアルバム「ふぁん」では、久下さんが八面六臂の仕事をしてると何度も書いていますが、その音楽性が私の感性にピタリとハマっていて、信奉者になってしまいそうです!
それでは。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
次はまた、全曲レビューその③(6~7曲目)でお逢いしましょう。
また逢えるから、この言葉が言えるんですよね。
ごきげんよう、さよならDestiny!