「ふぁん」全曲レビューその④ 8曲目
皆さん、おはこんばんちは。
絶賛更新中(笑)の「ばってん少女隊(ばっしょー)」オリジナル3rdアルバム「ふぁん」全曲レビュー。その4回目、全13曲中の8曲目です。
「ふぁん全曲レビュー その④」
仕様変更
8曲目と9曲目をひとつのブログでまとめようと思ってたんですけど、書いてて保存しようとしましたら何故か、「本文が長すぎます」とメッセージが出て来てしまったので急遽、1曲ずつに分けることにしました。(注:旧LINEブログの不具合です)
前に書いたブログより、そんなに長すぎるとは思わないんだけどな~😡
ま、仕方ありません(笑)😆
マガジン「ふぁん」全曲レビュー
前回までのレビューは、↓こちらのマガジンで
4分で分かる「ふぁん」全曲視聴ティザー映像
それでは。
音楽の真髄を極めた訳でもなく、専門家でもない私が、ただ単に曲の感想を述べるだけのブログですが、どうか最後までお付き合い頂ければ幸いです。
8. ジャン!ジャン!ジャン!
(作詞・作曲:フジノタカフミ、編曲:フジノタカフミ、島田尚)
8曲目の「ジャン!ジャン!ジャン!」は、アイドルらしい元気いっぱいな、楽しい曲に仕上がってますね!
サプライズ歌詞
まず、短いイントロで始まり、ボコーダーで変換されたボイスが、
♪ジャン↗️ ジャン↗️ ジャン↗️ ジャン↗️
と音程が上がって行って、そこからばっしょーちゃんたちが颯爽と、タイトルの
♪ジャン ジャン ジャン ジャ ジャ~ン
をリフレインして盛り上げます。
と…思ったら!歌詞カードを見てびっくりですね~。
♪ジャン ジャン ジャン ジャ Jump!
と歌詞がふってあるじゃないですか!
歌ってる声は全く「Jump」に聞こえないんですけど、「ジャン」が「Jump」と当てられていることが、この曲をよりポジティブにしていますね。
そしてその後もこの曲には、面白い「掛詞」が随所に出て来ます。
それはパートを追う中でご紹介していきましょう。
旧き良きソウルミュージック
イントロ後のAメロに続くBメロは、
♪TVの占い 最下位だったけど
♪それはそれとて Keep on Smilin'!
と、あくまでポジティブで前向きな歌詞が繰り広げられます。
同じパートのリフレインとなるB´メロでも、
♪泣きっ面に蜂 華麗にスルーして
♪笑う角には福来たる
なんて、日本語の慣用句を上手く使った歌詞がイイです!
このB´メロから、次のサビ前のCメロに移るときの演奏の切り替えが、もろに1970年代~80年代のソウルミュージックのテイスト!
スティービー・ワンダー
コモドアーズ(ライオネル・リッチー)
アース・ウインド&ファイヤー
KC&ザ・サンシャインバンド
クール・アンド・ザ・ギャング
ドゥービー・ブラザーズ
などなど、我が青春時代、ラジオをつければ当たり前のように流れて来ていた音楽なので、私らの世代には懐かしい音色です。
その旧き良きソウルミュージック・テイストを感じられる動画を幾つか貼っておきましょう。
スティービー・ワンダー
「イズント・シー・ラブリー」
アース・ウインド&ファイヤー
「セプテンバー」
ライオネル・リッチー
「オール・ナイト・ロング」
KC&ザ・サンシャインバンド
「ザッツ・ザ・ウェイ」
クール・アンド・ザ・ギャング
「セレブレーション」
ドゥービーブラザーズ
「ロング・トレイン・ランニン」
盛り上がる展開
そのCメロは、
♪心の扉 開けたらReady go!(go!)
と、ちょっとマイナーっぽく展開するんですけど、
♪君を連れ出して さぁ繰り出そう(go!)
♪Singin'! Singin'! Singin'!
と、グーっと盛り上がる展開がキモチイイですね~!
さぁ、サビのDメロは、さっき言った掛詞が出て来ます。
♪素敵なShow 始めましょ!
と「ショー」がかかってますし、その後はまた、
♪Jump! Jump!盛り上がろう!
と、ここでも「ジャンジャン盛り上がろう」としか聞こえない歌詞に「Jump」が割り振られていますね。
そしてリフレインのD´メロ、1番のラストは
♪やりたいこと 本気でやってみよう! Yo!
♪やってみよう! Yo!
と、「~してみようよ」の最後の「よ」を、ラップでよく使う「Yo!」が当てられています。
耳に聞こえる歌詞に違う意味を付加するのは、詩人の遊び心の見せ所。なかなかのグッジョブです!
掛詞の妙
それを最もよく表しているのが、2番のサビD´メロが終わって展開するEメロです。
♪呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃ Jump!
これは「ハクション大魔王」!😆
♪奏でろ!運命! ジャジャジャジャーン!
これはベートーベン!😍
そして、
♪今すぐにアイドル界のジャンヌ・ダルクになりたい! なう!
なんて、「ジャン」の掛詞どんだけ~!(笑)って感じですね!
楽曲提供者
作詞・作曲は、フジノタカフミさん。
久下真音さんと同じクリエイト集団「ハイキックエンタテインメント」に所属し、AKBグループや坂道グループのほか、アイドルの楽曲を沢山手掛けています。
編曲をフジノタカフミさんと共作している島田尚さんも、アイドルグループやTV番組の音楽(じゅん散歩、有吉の壁など)も手掛けています。
この「ジャン!ジャン!ジャン!」を初めて聴いた時は、ハロプロっぽくて「モー娘。」が歌っても全然違和感がないんじゃないかな、と思いました。
という訳で。
次は9曲目のレビュー、お楽しみに
😉