FAMIEN'21 L.P.全曲レビュー その③5~6曲目
皆さん、おはこんばんちわ。
私立恵比寿中学(エビ中)の最新アルバム「FAMIEN'21 L.P.」の全曲レビュー。その3回目です。
FAMIEN'21 L.P.全曲レビュー その③5~6曲目
全曲レビュー予定曲目
「FAMIEN'21 L.P.」全曲レビュー、これまでの回とこれからの予定です。
これまでのレビューは、マガジンからどうぞ↓
【その①】
①ご存知! エビ中音頭(2021ver.)
②ラブリースマイリーベイビー(2021ver.)
【その②】
③誘惑したいや(2021ver.)
④ナチュメロらんでぶー(2021ver.)
【その③】
⑤summer dejavu(2021ver.)
⑥HOT UP!!!(2021ver.)
【その④】
⑦朝顔(2021ver.)
⑧イート・ザ・大目玉(2021ver.)
【その⑤】
⑨青い青い星の名前(2021ver.)
⑩23回目のサマーナイト(2021ver.)
【その⑥】
⑪イヤフォン・ライオット
⑫いい湯かな?(2021ver.)
ではでは。音楽の真髄を極めた訳でもなく、専門家でもない私が、ただ単に曲の感想を述べるだけのブログですが、どうか最後までお付き合い頂ければ幸いです。
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⑤summer dejavu(2021ver.)
作詞:BOO 作曲・編曲:大沢伸一
「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 富士急 2016」(2016年8月20日開催)テーマソング
極めて珍しい曲
この曲は、エビ中の楽曲の中でも極めて珍しい部類に入ると思います。
その理由は「歌のパート割りが全くない」からです。
普通パート割りのある曲では、全員で唄うパートには歌詞カードに【ALL】という記載があるのですが、この曲にはそれすらありません。
つまり、全編を通して9人全員で歌唱している訳です。
新鮮な新メンバーの声
これまでの6人の声に、新しく入ったココユノノカ3人の声が加わった時、この曲に限らず新鮮に聴こえるのは、我々ファミリーよりも先に、メンバーが感じているはずですよね。
それについて、またいつもの「音楽ナタリー」のインタビューを引用してみましょう。
と語っています。
私も彩ちゃんの意見には禿同ですね。
新しいメンバーが入ったユニゾンにも、全く違和感はありません。
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「夏感」たっぷりのアレンジ
アレンジ面で面白いのは、ウクレレっぽい弦楽器と波音で始まるイントロで、タイトル通り始まりから夏の雰囲気たっぷり。
まぁ、なんせタイトルが「サマーデジャヴュ」ですから、夏を想い起こさせてくれるアレンジは当然のことです。
波音はこの後も全編を通して聞こえています。
その後はAメロ
♪アカシアの日暮れ 波のまにまにゆれた
に入るわけですけど、リフレインするA´メロの部分
♪カシミアの子猫 霧のかすかにのぞく
ここで入るバックコーラスが気持ちいいですね~。
ユニゾンとハーモナイズ
ちなみに雑学ですが、ユニゾン(unison)は一つの音階を複数の人が唄うことで、日本語では「斉唱」。
校歌斉唱、国歌斉唱はハモったりせずに(笑)、皆が同じ音階を歌います。
反対に違う音階を唄って和音を奏でるのは、ハーモナイズ(harmonize)で、日本語では「合唱」となります。
しゃくる歌い方
もうひとつ、ユニゾン声の部分で好きなところがあるんです。
それはサビのDパート、
♪タチツテト重なる はみ出したシグナル
この「重なる」の「る~」と、「シグナル」の「ル~」の部分で、声を裏返したしゃくるような声が聴こえます。
多分、彩ちゃんだと思うんですけど、この唄い方がいいんですよね~。
この「声を裏返ししゃくるような唄い方」については、以前にも「永遠のアイドルシリーズ・松田聖子」さんの回で書いたことがあります。ご興味のある方はぜひ、読んでみてください。
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楽曲提供者
作詞はBOOさん。
この方については検索してもほとんど情報がなくて、エビ中の他には後藤真希ちゃんの曲を手掛けているのが分かるくらいです。
作曲・編曲の大沢伸一さんと交流があるみたいで、大沢さんが唄う楽曲も作詞しています。
BOOさんの歌詞は、具体的な風景や感情の描写が少なくて、イメージ中心の言葉遣いですね。
大沢さんの方は凄い経歴の持ち主でして、作曲家、プロデューサー、リミキサーとしても活動し、安室奈美恵、山下智久、JUJUなどにも楽曲を提供しています。
また、トヨタ・オーリスやユニクロ、メルセデスベンツなどのCM音楽も手掛けています。
(Wikipediaより)
アレンジ面での私のお気には、オーラスのところ。
大サビの後、Aパートに戻って、
♪カシミアの子猫 霧のかすかにのぞく
♪あの人の前で まだやりきれない あの人の側で
この余韻を残した終わり方はgoodです!
その後も波の音が聞こえて、微かにウクレレのような楽器をかき鳴らしている音も、余韻を残す効果がありますね。
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ノノカと美怜のコメント
最後に。
またまたなんですが「音楽ナタリー」のインタビューからノノカの発言と、美怜のコメントを引用します。
ノノカの感想と、それに対する彩ちゃんの反応も面白いです!
追記:2021年10月12日に開催されたソロライブ「中山莉子生誕祭」から、「summer dejavu特別MV」がYouTubeで公開されました!
絶妙のタイミングで嬉しい!😂
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⑥HOT UP!!!(2021ver.)
作詞・作曲:Jose(TOTALFAT)、編曲:Kuboty、Jose(TOTALFAT)
ファミえん2017(2017年8月26日開催)テーマソング
この一言に尽きる
この曲はですね~、もうこの一言に尽きると思います。
「ドラマーさんにアッパレ!!」
いやもう、ホント。
この曲のドラムセクションは、刻んでいるリズムのバリエーション、そのテクニックと熱い叩きかた!
どれを取っても超一級品です!
細かく見て行きましょう。
まず、そのドラムNo.1を象徴するように、イントロの出だしからドラムの音で曲は始まります。
続くAメロ
♪【中山】新しい季節巡り 揺るぎないこの想い
ここは歌詞に合わせたような叩きかたが面白いです。歌詞カードにはないんですが、バックコーラスで入る「ヘイ!」「ヘイヘイ!」「へへヘイ!」に合わせて叩いてるのも良いですね。
するとリフレインのA´メロ
♪【星名/真山】始めよう今この場所で メラメラ燃やす想い
になると、Aメロとは微妙に叩き方が変化します。
次のBメロ
♪【小林】ねぇ言葉じゃ照れちゃうよ ごまかしちゃいそうで
ここからは急に速く細かいリズムを刻んで、同時に入るパーカッションの音も楽しい!
その後の間奏でも、ギターのリフとの共演でサビへのつなぎを盛り上げています。
そして、いよいよサビのCメロ
♪【柏木/安本】あぁ今はこのリズムに乗って
♪【柏木】心、体中で音を伝えるから
ここでは高速連打がリズムを刻んで、曲は最高潮に達します。この部分、明らかに他の楽器よりドラム音の録音レベルの方が高いんですけど、同時に奏でられているギターのリフもヤバいくらいカッコいいんですよね~😆
そして、コーラスのラストでイントロに引用されているDメロ
♪【ALL】「曖昧」なんてkick and punchでWIN!!
へと繋がれて、1コーラスが終わるのです。
好きなドラムセクション
私が好きなドラムセクションは、2コーラス目が終わった後に入るパートで、
♪【柏木】「私もう迷わない!みんなーいくよっ!」
♪【柏木】kick and punchで
♪【ALL】We win!
この部分の「オイ!オイ!」と入るコーラスのバックで叩くドラムのリズムが、メチャメチャカッコいいです!
そして、これらのドラムのバリエーションが、曲の全体を通して貫かれているんです。
これをですね。もしライブで演奏するとしたら、ドラマーさんはもう、この一曲だけできっとヘトヘトになってしまうことでしょう(笑)
セトリを組む時は「HOT UP!!!」の次はバラードを割り当てないと、絶対に身体が持たないと思います😆
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楽曲提供者
作詞・作曲がJoseさん、編曲がKuboty、Joseさん。
どちらも「TOTALFAT」というグループの所属です。
もう20年以上長く活動しているバンドで、アニメ「NARUTO」のテーマ曲も手掛けています。
3ピースバンドで、ドラマーはBuntaさんという方。
演奏者の記載は歌詞カード等にないんですが、おそらく楽曲提供したTOTALFATが演奏も担当していると思うので、上に書いたドラムはきっとBuntaさんでしょう!
Joseさんの歌詞は元気の出る言葉が満載ですね。
タイトルの「HOT UP」にも掛詞(かけことば)が仕込まれていまして、サビのラスト、
♪ほら ほら hot up!!!
は、耳で聞くと「ほら ほら ほら」と3回言ってるようにしか聞こえませんが、唄っているメンバーはちゃんと「up」の「プ」を発音していますね!
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では、また最後に音楽ナタリーのメンバーコメントを引用して終わりましょう。
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それでは。
最後まで読んで下さってありがとうございました。
次回レビューをお楽しみに!
また逢えるから、この言葉が言えるんですよね。
ごきげんよう、さよならdestiny!
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