早くここにきて
疲れているとき、辛いとき本当に亡き愛犬に逢いたくなる。
匂いを嗅いで、抱きしめて、瞳を見て、撫でて。
それは自分の為だった。
本当に本当に。
よくあの子は貴方のもとに来てよかったね、幸せだったよって言ってもらえるが
多分、私があの子に出逢えた事が本当に幸せなんだと思う。
私は何年たっても貴方を頼りたくなる。
貴方のその愛くるしさ、たまに自由すぎる程自由なところ、人の空気を読みすぎる程読む頭の良さ。
もうどれをとっても私より優れていて。
今すぐ頼りたい。
時が経つと毎日泣くなんてことは無い。
でもふと辛いとき無性に貴方に逢いたくなるんだ。
頼りたくなる。
匂いを嗅いで抱きしめて沢山沢山触れて。
それが私の救いだった。
何もかもがなくなっても貴方と二人きりの空間であなたの匂いを嗅ぐだけでどこか脳がぶっ飛んじゃうような、そんな多幸感に似た何かで私を癒していた。
とっても貴方に逢いたい。