相手は自分を映す鏡
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価値観の違いや意見の違いがあったとき、相手を否定すると、ストレスや争いの原因になります。
たとえば、男性が持っている「趣味に対する細かいこだわり」について、「なにが楽しいの?そんな細かいこと気にしてさあ」などと批判すると、男性は、女性の化粧やファッションについて同じことを言い返すかもしれません。
普段はお互いを認め合い、迷惑をかけない範囲なら自由にやっていいはずです。
大切なことは、相手を否定しないことです。
知恵がある人は、批判や否定などをせず、求められていない場合は、言い訳や評価もしません。
また、価値観の違いがある場合、当事者で話し合って、より本質に近い方向で意見の統一を目指します。
話し合いの中にマイナス感情をこめず、協力し合って本質の探究を進めます。
「みんなで協力して本当のことを探そう」という姿勢です。
以下のような意見があったときを考えてみてください。
みなさんはどんな会話を経て、より高い領域の知恵にたどりつくでしょうか。
後者が、より高い知恵です。
・皆既日食は神の仕業
・皆既日食は天体現象
・大地(地球)は平面
・大地(地球)は球体
・寝る直前に食べると太る
・寝る直前に食べても太らない
・金縛りは悪魔の仕業
・金縛りは悪魔の仕業ではない
知恵を知恵だと理解できない人は、知恵のある人から離れていきます。
知恵を知恵だと理解できる人は、知恵のある人と関わろうとします。
愛を愛だと理解できない人は、愛のある人から離れていきます。
愛を愛だと理解できる人は、愛のある人と関わろうとします。
大人の思考を大人の思考だと理解できない人は、大人の思考のある人から離れていきます。
大人の思考を大人の思考だと理解できる人は、大人の思考のある人と関わろうとします。
こうやって、みなさんは自分の価値感と同じ人と一緒にいるわけです。
ですから、相手は「自分を映す鏡」なんです。
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