子育てアドバイザーの離婚
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日本には、「子育てアドバイザー」という民間の資格があります。
この資格の所持者は、子育てについていろいろと教えてくれるわけです。
みなさんは、もし自分が子どもなら、仲の良い両親に育てられたいですか?
それとも、仲が悪い両親に育てられたいですか?
この質問、もちろん誰もが「仲の良い両親に育てられたい」と答えます。
仲が悪い両親に育てられたい子どもはいませんから、子育てアドバイザーは、「仲良し夫婦」である必要があります。
しかし・・・
実際にいるんです、離婚する「子育てアドバイザー」が。
子育てアドバイザーの資格を持っていても離婚するんですから、民間の資格の力が、いかに無力かわかると思います。
その資格を発行する会社は、子育てのアドバイスをする力がある人を見極めて資格を発行しているわけではなく、お金さえもらえれば誰にでも資格を発行しているということになります。
現実問題として、子育てにとって大切なのは、「子育てアドバイザー」の資格ではないですよね。
子育てに大切なのは、仲の良い両親の姿を見せることです。
なによりも、怒鳴りあいの夫婦ゲンカや、母親の涙を見せ続けられる子どもはどうすればいいんでしょうか・・・
子どもはその場から逃げられないんです。
離婚する子育てアドバイザーは、夫婦ゲンカをやめられない平和活動家や、倒産する経営コンサルティング会社のようなものです。
みなさんも、いつか結婚し、子育てをすることになると思いますが、子育ての基礎として、なによりもまず夫婦仲を良好に保ってください。
その後、夫婦が協力しても解決できないことが出てきたら、子育てアドバイザーに相談してみるのもいいかもしれません。
離婚せざるを得ない状況になるまで夫婦関係を放置することが、子どもに対する愛と言えるのか考えてみましょう。
そして、子育てアドバイザーでも離婚するという現実をふまえ、
「世の中の民間の資格は本当に役に立つものなのか」
「子育てにとって大切なものはなんなのか」
など、考えてみてください。
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