「ケンカして終わり」にならないように

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人間関係の終わりにはいろいろなドラマがありますが、「子どもの思考の人」同士の付き合いは、うまくいかない原因を相手のせいにし、「ケンカして終わり」になることがほとんどです。
もちろんケンカを防ぐために、連絡を絶ち消えるような別れ方をする人も少なくありません。
相手を恨むにしても悲しむにしても、子ども同士の人間関係の終わりには、いつも「ケンカ」がセットになることがほとんどです。


片方が大人の思考なら「ケンカ」にはなりません。
しかし、それでもやがて関係は終わります。
なぜなら、大人の思考の人は子どもの思考の人を理解できますが、子どもの思考の人は大人の思考の人を理解できず、子どもの思考の人が大人の思考の人を批判しながら離れていくからです。

大人の思考の人は子どもの思考の人を批判しませんから、ケンカにはなりませんよね。


そう、あなたが子どもの思考では、たとえ相手が大人の思考でも、良好な関係は長く続かないということです。
長く愛されたいなら、周りがどうであれ、自分は「大人の思考」になっておく必要があるわけです。


ちなみにあなたが大人の思考の場合、子どもの思考の人があなたを批判して離れていくことがありえます。
そのときあなたは、相手に理解を求めたり、誤解を解こうとしたりしてもムダです。
あなたを批判して離れていく相手は、自分が信じたいようにしか信じないからです。


子どもの思考の人は状況を客観視できませんから、相手に説明するほど状況は複雑になり、感情的な口論になります。


ひとつ「恋愛」を例に、よくありがちな状況(誤解?)を書いておきますね。

「愛情をそそいでも返ってこない」「相手を理解しようとするとつけ上がる」「私は我慢ばかりしている」などと、「私は頑張っているのに返ってこない」と不平不満を言う女性がいますが、相手に不満があるなら、別れればいいんです。

道徳的にも法律的にも「自分の赤ちゃん」と別れることは困難ですが、「他人同士」なら、別れて、次のパートナーを探せばいいはずです。


不満を言う女性は、そもそも愛とはなにか理解していない場合もあります。そんな2人はケンカして別れることになります。



◎まとめ


人間関係が思い通りにならないとき、その原因を「自分(内側)」に求め、ストレスを溜めないのが大人の思考です。
人間関係でストレスを溜めているとき、「自分のなにかが間違えている」ということや、「自分はまだ子どもの思考だ」ということに気づければ、次のステップが見えてきます。

もちろん「自分は子どもの思考だ」と気づくだけでなく、行動をしなければ状況は変わりません。


本質を「理解」することは比較的簡単ですが、ほとんどの人が「行動」でつまづきます。


「ケンカして終わり」という状況は、「理解したことを行動に移さなかった人たちが生み出している」、と言うこともできそうです。

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