仕事と家庭 円満家庭の難しさ 母の動力源
(読了目安5分)
◎仕事と家庭
質問です。
・仕事をうまくこなせる
・円満な家庭をうまく維持できる
人として大切なのはどっちでしょう?
・・・
もちろん後者です。
既婚者のみなさんは実感としてわかると思いますが、仕事をうまくこなすことより、「円満な家庭の維持」の方が、いろいろと難しいことばかりです。
その証拠に、仕事をこなせる人が円満な家庭を維持できなくても、円満な家庭を維持できる人は、仕事をこなせる人がほとんどです。
「仕事」は、生きていく上で大切ですが、その「仕事」があるのは、日本が健全な国として存在しているからです。
日本を支えている根幹は「職場」ではなく「家庭(国民)」ですから、各家庭が不安定な状態だと、日本そのものが不安定になり、仕事もなくなってしまいます。
みなさんはまず、「円満な家庭」を維持する力をつけてください。
その上で仕事をやれば、仕事も家庭もうまくこなせます。
◎円満家庭の難しさ
平和活動家、精神科医、売れっ子恋愛小説作家、哲学者、心理学者・・・これらは人の心や恋愛についてのプロです。
プロですから、きっと円満な家庭を維持できるんでしょう・・・と思いきや、こんな人たちでも、円満な家庭を維持することは難しいんです。
それは、円満な家庭を作るのに必要なのは、「知識」ではなく「知恵」だからなんです。
知恵がある人、言い換えれば、「愛し方を知っている人・大人の思考の人」、そんな人ほど円満な家庭を維持できます。
平和な家庭に、「収入、職業、学歴、美貌」は関係ないんでしたよね。
著名人や芸能人の離婚がイヤというほど本質を見せてくれています。
上記のようなプロでさえ、円満な家庭を作るのに苦労しています。
しかしそれには理由があります。
「知恵がないから」です。
ポイントを間違えないようにしましょう。
◎母の動力源
「子育て中」は、睡眠も食事も不規則な生活になりますし、「のんびりリラックスしてストレス発散!」、なんて言っていられません。
遊びになんか行けませんし、瞑想や半身浴どころじゃないんです。
子育て中のバタバタは、健康に気をつかっている独身女性から見たら、「すごく不健康になって入院しちゃうかも・・・」という状態ですよね。
しかし、子育て中の親のほとんどは、2,3年間そんな状況の中で生きていけるんです。
しかも、自分の身体のコンディションだけでなく、子供の命にも責任を負っているんですからすごいです。
一方、若い独身女性の中には、運動や食事に気をつかいながらも、自分の身体ひとつでさえコントロールできず、常に体調が悪く、仕事を休んで寝込んだりしている人もいます。
若くて健康に気をつかっている独身の女性より、不規則なうえ2人分以上の責任を負う母親の方が、現実としては健康的な場合が多いということです。
子育て中の母親に対して、若い女性がやっている健康法はまるで説明がつかないものになってしまいますが、みなさんは、その理由はわかりますか?
それは、「動力源」が違うからなんです。
動力源が、「欲」か、それとも「愛」か、その違いです。
一概に言えませんが、ざっくり書くと、「欲」を動力源にしているのが、独身の女性、「愛」を動力源にしているのが、子育て中の母親です。
「子育て」は、親の動力源を「愛」に切り替えてくれるんです。
いつも書くように、「愛」は学問や宗教を超えていますから、「愛」を動力源にしている人は、「学問では説明がつかない力」を発揮できます。
親の動力源が「愛」になったとき、親は人としての底力を発揮します。
みなさんの身近なところでたとえれば、「恋愛初期」のときに出る力がそれに近いかもしれません。
恋愛初期の力は、その人を元気にしてくれます。
寝不足でも、食事を抜いても、恋人を思えば元気が出るんですが、それはなぜだかわかりますか?
「恋愛」は、そのまま進めば「子育て」につながるからです。
あなたは、子育ての時に発揮する力の一端を、恋愛初期に体験しているのかもしれません。
動力源が「愛」だから、学問上不健康だと言われることをしても、人は元気なままでいることができるんです。
もちろん「愛」を動力源にしている女性が、美しくないはずがありません。
美しい女性は、長く愛されます。
参考:
子育てでよくあるのが、夫に対して理解を求める妻です。
理解されることばかり求め、相手を理解することを忘れると、大きなすれ違いが起こり、「夫不在の」子育てになってしまいます。
「私がこんなにがんばってるのに」という思いが、夫婦間のすれ違いの原因になっていきます。
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