クイズ「男を見る目」
(読了目安8分)
今回は、クイズ「男を見る目」ですが、クイズの前にみなさんに質問です。
以前も似たような質問をしていますが、もう一回いきましょう。
みなさんは以下の何番をお望みでしょうか。
1:彼氏と3ヶ月で別れる
2:彼氏と3年で別れる
3:結婚して3年で離婚する
4:結婚して30年過ぎ、離婚さえめんどくさくなる
5:末永く楽しい結婚生活を続ける
みなさんはきっと「5」を目標にしていますよね?
それでは本題の「クイズ」です。
入門→初級→中級→上級と続きます。
<入門>
はじめは、「トマトを見る目」のチェックです。
お客様にそのまま出すなら、以下の3つからどのトマトを選びますか?
正解は、一番手前のトマトです。
正解の人は、「目的に応じたトマトを見る目」があります。
炒めたり、煮込んだりするならどれでもいいかもしれません。
しかし、そのままお客様に出すとなると一番手前ですよね。
その理由は、印象がいいからです。
「印象がいい」というのは、清潔感や、調理人の技術などを感じてもらうことで、仕事に対する店側の考えを理解してもらえますから、お客様が安心できるんです。
「これだけこだわるなら、この店はきっと食器をきれいに洗ってるんだろうな」とか「食材の使い回しはしてないんだろうな・・・」と、「愛」を感じるわけです。
その結果、よりおいしく食べることができ、それがお客様の満足につながり、さらにそれが巡り巡って店に戻ってくるわけです。
ということで、入門編はみなさん正解だと思います。
<初級>
子ども用に使うなら、以下の3つからどのグラスを選びますか?
正解は、左のグラスです。
正解の人は、「目的に応じたグラスを見る目」があります。
座高が低い「子ども」には、低いグラスがいいです。
グラスの表面は結露して滑りやすくなるので、持ち上げるときにV字形状であることが大切です。
また、表面に突起があれば、さらに滑りにくくなります。
グラスの口径が広ければストローの可動範囲が広くとれますから、子どもがストローを口元に引き寄せた時でもグラスが倒れにくくなります。
また、曲線のラインは、万一グラスを倒した時に割れにくい形状です。
子どもはグラスを倒すことが多いですから、お客様と店の双方の負担を減らす意味で、割れにくい形状を選ぶことが「愛」です。
(一番右のグラスは大人用のメニューに使います・倒すと割れやすい形状です)
「子どもが使う」という目的があるなら、その目的に応じたグラスを選ぶことが必要です。
もし右のグラスを子ども用のメニューに使い、「子どもはいつもグラスを割りやがる・子どもはムカつく」なんて言っていたら、その店はヘンですよね。
<中級>
中級は、少し難しくなります。
大根の千切りをできるだけ細く切るなら、以下の4本からどの包丁を選びますか?
写真は、上から、
「パン切り包丁」
「両刃三徳包丁(230g)」
「片刃三徳包丁(160g)」
「両刃穴空き包丁」
です。
正解は、上から3番目です。
正解の人は、「目的に応じた包丁を見る目」があります。
一番上の「パン切り包丁」は選びませんよね、それから、一番下の穴空き包丁は、知識がある人は、110円で買えるものだとわかるかもしれません。
ステンレスの板をプレスして、プラスチックの取っ手に刺し込んだだけの両刃包丁です。
おそらく真ん中の2本からどっちかを選ぶことになりますが、両刃より片刃の方が少ない力で薄くツヤのある断面を作ることができると知っていれば、上から3番目の包丁を選びます。
また、「230gの包丁は普段使いの包丁としては重い」と知っている人は、刃のつけ方からではなく、重さのデータから、消去法で上から3番目を選ぶと思います。
では最後、ついに「男」の話題です。
<上級>
平和な家庭を作り長く愛されるためには、あなたの周りにいる男性の中から、誰を選びますか?
ここではマスターが用意する写真ではなく、みなさんの周りにいる数名の独身男性を思い浮かべてみてください。
そしてその中から、長く愛する力を持つ男性を選んでください。
・・・どうです?
・・・選びましたか?
・・・なにを判断基準にして選びましたか?
学歴?収入?身長?出身地?・・・これらは全部「愛」とは無関係でしたよね。
それぞれの外見や行動、使う言葉や物腰、約束を守るかどうか、仕草、クセ、趣味などを思い浮かべるといいかもしれませんが、ただそれらを観察するだけでなく、それらが何を意味しているか見抜く力も必要です。
長く愛されたいと願うあなたにいま彼氏がいないなら、これまでの判断は全て間違いだったということです。
長く愛されたいなら、長く愛する力を持つ男性を選べばいいんですが、世の中には、「長く愛されたい」と願いながら、長く愛する力のない男性を選んでいる女性が多くいます。
たとえば、大根の千切りをしたいのに「パン切り包丁」を選び、「切れないぞこれ!いい加減にしろ!」なんて怒っていてもダメなんです。
しかし多くの女性が、「長く愛されたい」という目標を持ちながら、三悪・過食・過趣味をする男性を選び、「長く愛する力がないぞこの男!いい加減にしてよ!」なんて怒っています。
そもそも、長く愛する実力がない男性を選んだのは、誰でしょうか。
長く愛されたいなら、「男を見る目」を身につけ、目的に応じた男と結婚すればいいということです。
マスターはこれまでの経験から、たとえば包丁なら、刃の厚さ、刃の砥ぎ角、左右の刃の比率などを見て、どんなふうに大根が切れるかわかりますから、わざわざ試し切りをすることもなく、目的に応じた包丁を選ぶことができます。
経験に基づいた理論から、目的に応じた包丁を見抜くことができるわけです。
「男選び」についても同じです。
様々な視点から観察し、経験に基づいた理論から、目的に応じた男を見抜けばいいんです。
このnoteには、マスターの経験に基づいた理論が書いてありますから、参考にしながら、目的に応じた男を見抜く力を身につけてください。
ただ、そこでひとつ難関に突き当たるんです。
包丁なら、目的に応じた包丁を見抜く力さえあれば、あとは「お金」があれば、手に入れることができます。
しかし人間は、目的に応じた男が見つかっても、お金で買うわけにいかないんです。
でも安心してください。
お金で買うわけにはいかないということは、逆に言えば、「お金がなくても手に入れることができる」、ということです。
欲しい男を手に入れるために必要なのは、お金ではなく、「人間力」です。
「大人の思考・知恵・愛し方」と言い換えてもいいかもしれません。
人間力を身につけると、いままでイイ男だと思っていた男に興味がなくなることもあります。
そして、身の回りの近いところにイイ男がいることにも気付きます。
人間力を身につけることによって「男を見る目」が変わってくるわけです。
あなたは昼間から缶ビール片手にタバコを吸う男子に近づきませんよね。
また、パン切り包丁を持って「千切りができない!」とイライラしている人を見れば、「目的に応じた包丁を使わないおまえが悪い」って思いますよね。
それでいいんです。
あなたの人間力に応じた人があなたの周りに集まります。
また、あなたが「イイ男がいない!」と不満を言えば、周囲は心の中で、「それならおまえがイイ女になればいいだろう」とあなたの実力不足を笑います。
イイ男がいても手に入らないなら、それがあなたの実力ですし、手に入れた「イイ男」が実は「イイ男じゃなかった」なら、それはあなたに男を見る目がなかっただけのことです。
恋愛初期に男性の「宣伝文句」を見抜けなかったのも実力のうちです。
包丁だって、売り上げを伸ばすためにいろいろと「宣伝文句」を工夫しますよね。
「男」も同じで、子孫を増やすためにいろいろな「宣伝文句」を工夫します。
ですから、男を選ぶときも、男の「言葉」よりも「行動」で判断しないと、男が言う「あなたは運命の人・あなたを一生愛し続けます」などの「宣伝文句」にやられ、結婚した後に「こんなはずじゃなかった・・・」となってしまうわけです。
たとえば飲み会などで、女性の小手先のテクニックに惹かれる男性は、その程度の男性ですよね。
そして、男性の小手先のテクニックに惹かれる女性も、その程度の女性なんです。
話は戻りますが、みなさんは、目的に応じたトマトを選ぶことはできました。
そして目的に応じたグラスを選ぶこともできました。
しかし3問目の「目的に応じた包丁」となると、少し苦戦したかもしれません。
さらに、「目的に応じた男」となると、苦戦する人がほとんどです。
しかしこれらは全て「経験」で本質に近づくことができます。
今、「男を見る目」がなくても、様々な経験を積めばいつか必ず身につきます。
そしてその「経験」というのは、「男性経験」とは限らず、
「日常生活をていねいに送ること」
「客観視の努力をすること」
「先人の言葉を聞くこと」
「愛をそそぐ努力をすること」
なども含まれます。
自分の判断が間違いだったことを認めることができれば、「未熟な自分が選んだ彼氏が未熟なのは当然」と思え、今後自分が大きく成長するチャンスです。
◎まとめ
「男を見る目」とは、目的に応じた男性を見抜く力です。
「男を見る目がない」というのは、包丁の使い方で例えれば、大根の千切りをするという目的に対して、パン切り包丁を選んでしまうようなものです。
目的があるなら、その目的に応じた包丁を選べる人になる必要があります。
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