豊かな人生とは 短編3話
(読了目安3分)
今回は「豊かな人生とは」というタイトルで、短編を3つです。
伝えたいことは同じですが、表現を変えて書いています。
どれかひとつでもヒントになれば嬉しいです。
◎豊かな人生とは 1
みなさんは、人と話さない人生と、人と話す人生では、どっちが「豊か」だと思いますか?
きっと「人と話す人生」を豊かだと感じると思います。
つまり、豊かな人生にとって「人」は欠かせない存在なんです。
そして、人とのかかわりがポイントになるなら、人生の豊かさは、関わる人の「数」と「質」ではどちらが重要だと思いますか?
究極の選択になりますが、人間の寿命を「20億秒」と考えたとき、みなさんは、10秒の会話を2億人と交わすのと、2億秒の会話を10人と交わすのでは、どちらを選ぶでしょうか。
多くの人が、きっと後者を選ぶと思います。
つまり、「人数は少なくていいから、人と深くかかわりたい」と考える人が多いということです。
それは、豊かな人生とは、関わる人の「数」よりも、「質」が重要ということを示しています。
◎豊かな人生とは 2
物事のほとんどをお金で解決できる「経済社会」。
しかし皮肉なことに、経済社会に住む多くの人が「愛が手に入らない」とストレスを抱えています。
たとえ収入が多い人でも、「愛が手に入らない」とストレスを抱えているのが現実です。
理由は、「愛」はお金では買えないもののひとつだからです。
「心の安定、良好な人間関係、平和な家族、健康」など、人が本来求めるものは、いくらお金があっても買えない場合がほとんどです。
マスターは、真っ赤な高級オープンカーに、「その場限りの女性」を乗せて運転する人生よりも、軽自動車に、「信頼できるパートナー」を乗せて出かける人生の方が豊かな人生と呼べる気がします。
◎豊かな人生とは 3
「豊かさ」とは、「持っている物の量がどれだけ多いか」ではなく、「人とのかかわりがどれだけ深いか」ということです。
ですから、「豊かな人生」とは、ネット上に数百人の友達がいるということではなく、たった一人でも、深く関われる人がいるかどうかということです。
たとえば数万人のファンを持つ芸能人やスポーツ選手でも、寂しくて、覚醒剤などの薬物に手を出してしまう人がいます。
しかし、たった一人でも信頼しあえる人間関係を持っている人は、薬物に手を出したりしません。
それは、いつも大切にしたい人がいるから、つまり、「いつも心が満たされているから」です。
「人生の豊かさ」とは、人との関わりの「深さ」ということです。
人と深く関わっている人の人生が、「豊かな人生」と言えます。
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