ヨガ・アーユルベーダ・マクロビ まとめ

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「ヨガ・アーユルベーダ・マクロビ」についてまとめましょう。


ヨガ・アーユルベーダ・マクロビは、もともとは愛から生まれたものですが、現在みなさんが知るヨガ・アーユルベーダ・マクロビは、ほとんどが商業的なバイアスがかかったものになり、「商業ヨガ」「商業アーユルベーダ」「商業マクロビ」と言えます。


商業ですから、売り上げを伸ばすためなら様々な方法を使います。
みなさんは、異性や会社に自分を売り込むとき、実力以上に「背伸び」をすることがあると思います。
自分の利益のために、ある意味「ウソをつく」ということですが、商業の世界も同じで、経営者は、自分の利益のために、法律に触れない程度のウソをつくことがあります。
つまり、「健康にいい」「痩せられる」「病気が改善する」「ガンが治る」などです。


マスターが関わる食品業界を例に書けば、食品を売る側やメディアは、協力して「人気商品」「レア商品」「芸能人もオススメ」「美容・健康効果あり」などと宣伝し、食品を食べさせようとします。
そしてダイエット業界やファッション業界は、「女子力アップ」「モテ女」「健康のために」などと宣伝し、痩せることを薦めます。
飲食業界とダイエット業界の間に挟まれた若い女性は、太ったり痩せたりを繰り返しながらどんどんお金を使い、関連業界はそれに比例してどんどん儲かっていくという図式になりますが、アーユルベーダ・ヨガ・マクロビ業界をはじめ、「商業的な自分磨き業界」も、総じて似たような図式です。


「太らない食材・太らない食べ方」なんていう宣伝も、結局は 太らないように「食べろ」と言ってることになり、「痩せたいなら食べるな」という本質については触れません。
「食べるな」では、ダイエット食品が売れなくなっちゃいますからね。


愛を欲しがる女性は、長く愛されないことで、さらに「健康食だ、デトックスだ」と夢中になり、美容健康情報をあさるようになり、結果的に、より一層長く愛されなくなります。
最悪の場合、「業界のために生きていく人生」を歩むことになります。


初めに書いたように、本来のヨガ・アーユルベーダ・マクロビは、愛から生まれたものですが、現在は「商業ベース」です。
「ヨガ」は20世紀半ばまで、男性だけの「不思議なもの」でしたが、アメリカのハリウッド女優に広まった後は、女性のものにもなりました。
今は、本来の修行的なヨガの姿は失われ、「ヨガと呼ばれる別のもの」がほとんどかもしれません。


日本の「アーユルベーダ」は、母国での翻訳さえあいまいな状態のまま日本に入り、社会の仕組みを知らない人たちからそれなりの支持を得ています。
もともと庶民のための安価な健康科学だったはずが、現在は利益重視の業界価格になってしまいました。


「マクロビ」は、内部分裂が止まらず、40の流派に別れ、以前書いたように、時間を守れない人が師範の資格を取れるほど、目先の現金収入にこだわるものになっています。


業界に携わっている人や、これらを「仕事」にしている人は、マスターの意見を断固否定するかもしれませんが、マスターの言葉の方が本質に近いということは以下の質問でわかります。


「いま宝くじで1億円が手に入ってもその仕事を続けますか?」


「はい」と即答できる業界関係者は少数派です。
なぜなら、お金を得るために仕事をしているからです。
愛するために仕事をしている人は、1億円が手に入っても、迷わずその仕事を続けますが、お金を得るために仕事をしている人は、お金が手に入れば仕事を辞めてしまいます。
ですから、商業バイアスがかかった「ヨガ・アーユルベーダ・マクロビ」を「仕事」として続けていっても、逆に、サービスを受ける「顧客」として続けていっても、本来目的とする「愛」にはたどりつけません。


お金を目的にしている指導者についていっても、愛にはたどりつけません。
占い師・セラピスト・ヒーラーなども、仮にあなたが「この人についていく」と決めても、翌週には「収入にならないから・もっといい仕事が見つかったから」と、退職している可能性もあるからです。


愛が欲しいなら、自分の責任で自分を幸せにしてください。
過去、愛を得るために多くの手段が考案され、ヨガなどその一部は現在まで受け継がれています。
しかし、どの方法も決定的なものではありません。

信じていいことは、

「人間の不完全さ」

「愛は愛することでしか手に入らないということ」

「幸せは自分の中にあるということ」

です。



◎確認


「商業ヨガ・商業アーユルベーダ・商業マクロビ」など、商業的なバイアスがかかったもので愛を手に入れようとしても不可能です。
たとえ世の中に「本物」があるにしても、それを見つけることはできません。
ということは、ヨガ・アーユルベーダ・マクロビは、「あなたにとって本物かどうか」、これだけが判断基準になります。
つまり、「信じる力」があなたを救っているということです。
しかし「信じる力」は、信じる対象を間違えると、とてもはかないものになります。
これは、「信仰している新興宗教の教祖が脱税やわいせつ罪で捕まった」「何十年も植物性だと信じてきた食品に動物性のものが混ざっていた」などという話で例えた通りです。
なにかを妄信することで考えることをやめてしまうと、そのツケを払うことになるわけです。


「ヨガ・アーユルベーダ・マクロビ」は、永遠ではなく、それぞれのスタジオや店舗は、遅かれ早かれいつかなくなります。
また、「心理学者も悩んでいる」で書いたように、その道のプロである人たちでさえ、幸せなフリをすることで精一杯になり、ストレスから解放されていない場合がほとんどです。



◎最後に


愛されたいなら、外側から幸せをもらおうとしないでください。
幸せは外側にあるのではなく、みなさんの中にあります。
あとはそれを見つけることができるかどうかです。
みなさんが本当に欲しいものは「ヨガ・アーユルベーダ・マクロビ」なのか、もう一度立ち止まってゆっくり考えてみましょう。


以下、いつも書くことですが、おさらいとして読んでみてください。



世界の平和を望む前に、まず自分が平和になりましょう。
自分の心を平和に保てない人が世界平和をかかげると、世の中はますます混乱します。
人間がそれぞれ自分一人の平和に責任を持てれば、世界は平和になります。



あなたは「資格」が欲しいんですか?「実力」が欲しいんですか?
運転免許のような類の資格は、公道を走るために必要かもしれませんが、「本当の自分磨き」や「花嫁修業」として、たとえば「調理師」の免許は無用です。
「愛をそそぐ実力」があればそれでいいんです。
一流大学の学生証や一流企業の社員証も無用です。
他人の看板を誇らしげに掲げる人が、長く愛されるでしょうか。
人が誇らしげに掲げるなら、それは「自分」という看板だけで充分です。

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