自分を変えてしまいましょう
(読了目安4分)
「なにをやってもうまくいかないんです・・・」
こうやって愚痴っぽく30代を迎えようとしている女性がいるとします。
そして
「今の仕事は私に合ってないのかな、仕事を変えたらうまくいくかもしれない」
「住む場所が良くないから体調が悪いのね。だってここ、冬は寒いもん、私、冷え性だし」
「最近彼氏が冷たいし、あんな彼氏じゃ頼りにならないわ」
「いい友達に恵まれないから」
こんなことを言いながら「次こそはうまくやりたい!」と奮起して環境を変えます。
しかし、また考え始めます・・・
「やっぱり仕事が合ってない・住む場所が良くない・彼が子どもっぽい・友達が悪い」
そしてまた同じようなことを繰り返してしまい、3年、5年と時間が過ぎていきます。
これを3回繰り返して40歳に突入です。
さて、その女性にとって「悪い」のは、「土地・仕事・彼氏・友達」なんですが、ひとつ、忘れていることがありますよね。
なんだと思います?
私が不幸なのは、
土地が悪い
仕事が悪い
彼氏が悪い
友達が悪い
・・・さて、これ以外にひとつ、忘れています。
忘れているのは・・・
そうです、「自分」が抜けています。
他人や環境を批判する人って、「自分」のことに気づいていないんです。
「周囲を批判する人生」と「周囲に感謝する人生」・・・どっちが愛か、書くまでもありませんよね。
周囲に感謝できないのは、自分の無知や無力を自覚していないからです。
ちょっと考えてみてください、自分の無知や無力を自覚せず不満を言うのって、大人でしょうか、子どもでしょうか。
「子ども」ですよね。
ただそこにいて「私を幸せにしてよ」と黙って座っている女性に、人は近づいてくるでしょうか。
よほど美しい女性なら黙っていても人は近づいてきますが、近づいてくるのは主に女性の身体かお金目当ての男性です。
人生がうまくいくのは、「子どもの思考」ではなく、「大人の思考」の人です。
もしあなたが周囲に感謝できないなら、「自分が子どもの思考だからかも」と考えてみてください。
いつも書くように、「子どもの思考」のままでは愛にたどりつけませんから、長く愛されたいなら「大人の思考」を身につける必要があります。
さて、現状になにか不満があるとき、「仕事・土地・彼氏・友達」からは逃げることができるかもしれません。
しかし、自分からは逃げられません。
なにをしていても、自分とはいつも一緒です。
ですから、自分が変わらなければ、どこでなにをしても楽しいのは一瞬です。
逆に言えば、自分を変えることができれば、どこでなにをしていても幸せになれるんです。
他人はあなたを幸せにはしてくれませんから、現状に不満があるなら本人が変わるしかありません。
他人から避けられるような人になるか、他人が近づいてくるような人になるか、それは自分が選び、そうなるように自分が努力する必要があるわけです。
そう考えれば、
自分に合った土地を探すのが人生の目的じゃない
自分に合った仕事を探すのが人生の目的じゃない
自分に合った彼氏を探すのが人生の目的じゃない
自分に合った友達を探すのが人生の目的じゃない
こんなことがわかってくると思います。
土地や仕事、彼氏や友達に幸せにしてもらおうと考えていると、それらに依存し、不安や不満があるとすぐに他人のせいにし、環境をリセットしようと考えてしまいます。
何度環境をリセットしても、自分が変わらなければ、ただのリプレイを演じながら時間が流れるだけです。
全て自分の責任でその環境を楽しむことができるなら、環境のリセットとリプレイを繰り返す人生にはなりません。
実際、同じことをやっても、楽しそうにやる人と、辛そうにやる人っていますよね。
いつも楽しそうな人には、他人も好意的に近づきますから、そこから良好な人間関係を作ることに繋がります。
いつも辛そうにやる人は、悪循環から抜け出せないんです。
「自分を変えられない」という話でよくある例が、「親は否定的なことを言う、それが気に入らない」と言っている女性が、そうやって自分も親を否定しているパターンです。
否定的な環境の中で育ってきた女性は、否定的な会話が「標準」になっています。
大人の思考の世界では否定的な言葉は使いませんから、その女性が大人の思考の人と会話をすると、「否定的な女」になってしまうんです。
そして大人の思考の人は否定的なことを言う人には近づきませんから、結果的にその女性は子どもの思考の人と関わるようになり、人間関係に不和が生じます。
そして不和が生じた結果、冒頭に書いたように、「土地が・・・仕事が・・・彼氏が・・・友達が・・・」、これが始まるわけです。
一番大切な「自分が」が抜けているんです。
・・・
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