こだわりと結婚 ―土地や仕事へのこだわり―
(読了目安4分)
みなさんは、結婚に対して様々な「条件」があると思いますが、たとえば「土地」に対してのこだわりもそのひとつです。
「住む場所は絶対にその土地じゃないとダメ!」
というパターンです。
それから、「仕事」も同じです。
「結婚しても今の仕事を辞めない。仕事を辞めなくちゃいけないなら結婚しない」
こんなパターンです。
彼氏がいるにもかかわらず、その土地やその仕事を優先し、彼氏と別れる女性もいます。
こだわりが強いほど彼氏ができなくなり、彼氏ができないから、さらに土地や仕事へのこだわりが強くなっていきます。
「私を理解できる人がいないなら、せめて土地や仕事は手放したくない」
「人は裏切るけど、土地や仕事は裏切らない」
こんな考え方が、「結婚できない悪循環」を生み出します。
しかしよく考えてみてください。
地球で一人になった時に欲しいものが、あなたが本当に欲しいものでしたね。
その土地も、その仕事も、あなたが地球で一人になったときでも、あなたが求めるものでしょうか。
大きな災害があれば、その土地は、二度と住めない土地になってしまう可能性もあるんです。
また、仕事にしても、大きな災害や金融危機などで、その仕事を続けられなくなることも充分にあるんです。
土地や仕事にこだわっていたら、「本当に欲しいもの」が手に入らないだけでなく、土地や仕事を失った時のショックも、とても大きなものになります。
極論すれば、「結婚をあきらめてその土地や仕事にこだわったのに、それさえもなくしてしまった」ということです。
「私はあなたと一緒ならどこの土地でもいいし、どんな仕事でもいい、だって私が欲しいものはパートナーなんだから」
こういう考え方ができるようになれば、心を大切にするパートナーが現れます。
実際マスターは、東京に住んでいたときに今の妻にプロポーズし、「東京から出て一緒に田舎暮らしをしよう」と伝えました。
妻は当時東京の大きな会社に勤めていましたが、「住む場所はどこでもいい」と言ってくれました。
つまり、「私はどこに行ってなにをしても幸せになれる」という大人の思考だったわけです。
◎命は待ってくれない、仕事は待ってくれる
人間は歳をとりますから、仕事にこだわって辞められないままでいると、いつかあなたは寿命を迎えてしまいます。
そう、命は待ってくれないんです。
仕事は、あなたがその仕事をやめても、また復帰すればいいんです。
もし会社がつぶれたら、あなたがいてもつぶれたはずです。
また、復帰させてもらえないなら、もともとあなたは不必要とされていたんですから、仕事を続けていても、肩身の狭い思いをしたはずです。
言ってみれば、あなたに「力」があれば、一度辞めても仕事はあなたを待っていてくれますし、復帰させてもらえなかったら、自分の実力不足を反省すればいいだけです。
仕事をするために生きているわけではなく、生きるために仕事をしているなら、迷う必要はありません。
仕事は、パートナーと幸せな家庭を作ってからでもいいはずです。
収入面での心配もあるのはわかりますが、今の日本なら、あなたが仕事を辞めて結婚しても、あなたも夫も餓死することはありません。
日本は「メタボ解消!」とか言っている国なんですから。
(あなたが国民の義務を果たしていれば、「生き延びたい」という意志を示すことで行政は対応してくれます)
仕事にこだわるあまり、「結婚したいんですけど気づいたら60歳でした」なんてことにならないでください。
◎まとめ
「結婚したい・平和な家庭を作りたい」と願っている人が、それ以上に土地や仕事にこだわっていたら、結婚は遠ざかります。
土地や仕事から幸せをもらおうとする「子どもの思考」だからです。
どうせこだわるなら、「自分の人間力をどう上げるか」ということにこだわりましょう。
もしあなたと関わる男性の全てがあなたを好きになれば、あなたは結婚相手を選び放題なんです。
好きな男性から好かれるには、それが一番確実な方法です。
みなさんのこだわりと人生の目的について、もう一度ゆっくり考えてみてください。
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