妄信者と探究者 1

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信じたいことを信じるだけの「妄信者(もうしんしゃ)」

本質を追求し続ける「探求者(たんきゅうしゃ)」


信じたいことを信じるだけの「妄信」は楽ですが、文明や文化を発展させるのは、苦労をしても本質を追求し続ける「探求」です。
いまみなさんが使っているパソコンやスマホは、探求者がいなければ開発されないものです。


たとえば夜のイルミネーションの主役、「LED」も、探求者がいなければ、「ろうそくの明かり」から進化しなかったかもしれません。


「妄信者」と「探求者」、長く愛されるのは・・・
もちろん、「愛とはなにか」と本質を追求し続ける「探求者」です。


恋愛で言えば、「もう浮気しない」という彼氏の言葉を妄信する女性は、多くの場合、同じ悲劇を繰り返します。
既婚男性がささやく「いつか結婚しよう」という言葉を妄信し、不倫関係のまま待ち続けた女性の末路は、結婚できないか、できても平和は続きません。
また、先日書いた「チャネラーの所得隠し」のように、チャネラーを妄信した人の末路は悲劇です。
これらの悲劇の原因は、本質を追求せず、妄信することで楽をしようとしたことにあります。


いつも書くように、「本物の神(愛)」に近づくには、「ニセモノの神(愛のようなもの)」を排除する必要があります。
「妄信」は、言ってみれば、「ニセモノの神」を信じる行為ですから、そこから先の成長が止まり、「本物の神」を見失います。
近づいたと思った愛がいつもニセモノということになり、焦り、不安、イライラなどの悪循環から抜け出せなくなります。


また、現代の経済社会では、人に妄信させることで、お金を得ようとするシステムが横行しています。

「〇〇は身体に良い」

「〇〇はダイエット効果がある」

「〇〇は美容効果がある」

「〇〇セミナーで人生が変わる」

「〇〇を信仰するとご利益がある」

これらの情報を妄信すると、それらを買うことに夢中になり、極端な場合、気付けば借金を返すための人生になります。


初めに書いたパソコン・スマホ・LEDなどは、科学の分野ですから、ある意味、探求者たちに「おまかせ」のスタンスでいいかもしれません。
しかし「人生」はどうでしょうか。
みなさんは例外なく、「自分の人生」を歩んでいます。
「人生」という分野は「おまかせ」ができないんです。
今より愛に近づこうとした場合、自分自身が探求者になる必要があるわけです。


では次回から以下のテーマに沿って書いていきますね。
妄信の怖さや、本質を探究する大切さについて確認してみてください。

◎はじめに
◎金環食
◎王様と学者
◎疑うこと
◎あなたはどっち?
◎実例
◎妄信者の特徴
◎探求者の特徴
◎探求者がニセモノの神を排除した例
◎探求者として
◎妄信は宗教と同じ

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