本質を見抜く ―本当のことを知る―
(読了目安3分)
みなさんは以下の画像を見たことがありますか?
1995年にマサチューセッツ工科大学のエドワード・エーデルソン教授が作った「チェッカーシャドウ錯視」と呼ばれるものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1640561584128-goIis1KIlo.png?width=1200)
白と黒のマスの板の上に円柱が立っていて、右側から光が当たっています。
AとBのマスの色に注目してみてください。
同じに見えますか?
それとも、違って見えますか?
マスターがこの画像を初めて見たとき「Aが黒、Bが白」と感じました。
実際は、この画像のAのマスとBのマスは「同じ色」なんです。
マスターはどうしても信じられなくて、プリントアウトして切り抜いて確認したほどでした。
では、以下の加工済みの画像を見てみてください。
わかりやすくするため、同じ色の線を引いたものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1640502418981-pMFmaBxPd4.png)
どうですか?
こうやって灰色の線を加えた画像で確認してみると、AとBは同じ色だとわかると思います。
「AとBのマスの色は違う」と誤認してしまう主な理由は、
・Aの周囲のマスの色が明るく、Bの周囲のマスの色が暗いこと
・マスの色は白と黒だという思い込み
・光と影の効果
などがありますが、「灰色の線を書き加える」というちょっとしたヒントがあれば、「AとBは同じ色」という本質に近づけるわけです。
この画像は、人間の認識力の「不思議さ・不確実さ」などを教えてくれますが、マスターがこの画像を通してみなさんにお伝えしたいことは2つあります。
ひとつは、「みなさんも日常生活の中で、これと同じような誤認をベースに行動しているかもしれません」ということ、そしてもうひとつは、「他人からのちょっとした助言をヒントにすれば、本当のことを知ることもできます」ということです。
上の画像は、人の脳の仕組みを利用し、意図的に「誤認」させるように作られたもので、灰色の縦線を入れることで簡単に事実がわかります。
この程度なら「全然わからなかった、おもしろいね~」と笑い話で済みますが、人生そのものが「誤認」の上に成り立っていたら、笑い話では済まないかもしれません。
実際、世の中に発信される情報の中には、情報の発信元の利益のために、人の心の仕組みを利用し、誤認させようとするものが数多くあります。
社会経験や対人経験の少ない人たちは、それらの情報を鵜呑みにしてしまい、人生の中で本質を誤認したまま右往左往する傾向があります。
マスターの役割のひとつは、そんな人たちの誤認を解くことです。
今回紹介した画像で言えば、AとBのマスの両側に、灰色の線を書き加えるということです。
そうすることで、人生の中の誤認が解けて、ストレスがなくなり、大切なことが見えてくるからです。
人生は一回だけの本番ですから、誤認の世界で生きることなく、本質の世界で生きてください。
次回は「愛とは 長く愛されない理由」というタイトルで書く予定です。
マスターが一緒に過ごした多くの女性たちが、ほとんど共通のテーマとして、「長く愛されないのはなぜだろう」という悩みを持っていました。
その答えについて、マスターの考えを書きます。
備考:
チェッカーシャドウ錯視の実証動画を見つけましたので、よかったら参考にしてください。
チェッカーシャドウ錯視実証動画
https://www.youtube.com/watch?v=z9Sen1HTu5o&t=4s
https://www.youtube.com/user/brusspup/featured
以下、投稿タイトル一覧です。