超短編集8

(読了目安2分)

そこは大自然の高台です。
A子さんは、案内人から「ここはパワースポットなんだよ」と紹介され、「たしかに、大自然のパワーを感じる最高の場所ね」と言いました。
B子さんは、案内人から「ここは身投げの名所なんだよ」と紹介され、「たしかに、肩が重く感じる・・・早く帰りたい」と言いました。
大自然の高台は、ただそこにあるだけです。



人によって歩くスピードが違うように、人生も様々です。
周りを見ればいろいろな生き方を見ることができますが、目的地は同じ「愛」です。
広い山麓のそれぞれの場所から、様々なルートで挑戦し、山頂を目指して歩き続けます。
どうやってたどり着くのか、いつたどり着くのか、人によってその過程も様々です。



「自分探し」とは、多くのものや価値観に触れて自分を理解することです。自分を理解できれば、自分がなにをすれば社会貢献できるかがわかります。自分にできることは命のバトンをつなぐことなのか、知恵を伝えることなのか、他にどんなことができるのか・・・自分を理解するほど明確になっていきます。



本当に欲しいものを手に入れない限り不満はなくならず、次から次に欲しいものが出てきます。
地球で一人きりになってしまった時に欲しいものが、あなたが本当に欲しいものです。
本当に欲しいものを手に入れる努力をしてください。



子どもがいろいろな体験をしたがるように、娯楽を外側に求める行為は人として自然です。
しかし娯楽を外側に求めているうちは、外側に向かって愛を探していることになりますから、愛にはたどりつけません。
愛はあなた自身です。
自分の内側に興味を持てるようになったとき、愛が見えてきます。



地球の環境を心配するより、自分の生活環境や心の環境を整えることが先です。
それが地球の環境を保護することにもつながります。
地球は、人類が滅んだあとも存続しますし、人類に破壊できるほど弱く小さなものでもありません。




「世の中おかしい」と嘆く人がいますが、「世の中」がおかしいんでしょうか。
「目先の快楽に飛びつく・約束を守らない・ウソをつく」など、人間の「おかしさ」を知れば、そんな人たちが作る世界はおかしくて当たり前だとわかり、「世の中がおかしい」と嘆かなくてすむはずです。



相手を「卑怯だ・矛盾している」などと批判する前に、自分も相手と同じことをしてこなかったか考えてみましょう。
たとえ今同じことをしていなくても、過去にしてきたはずです。
もちろんこれからするかもしれません。
相手とあなたでは、「卑怯・矛盾」のタイミングが違うだけです。



人生の基本は「自分で楽しむ」です。
「〇〇君なら楽しませてくれそう」と、人から楽しませてもらうことを考えていると、楽しいのは初めだけになってしまいます。
自分で楽しむことができれば、楽しさは自分次第で、長く続けられます。



もし、お金を払ってダイエットする「スポーツジム」が流行っているなら、体型をお金で解決しようとしている人が多いことがわかります。
つまり、「お金を払うからどうにかしてよ」という受身の人が多いということです。
ダイエットにお金をかける人の人生が充実しないとしたら、それは「受身」だからです。



口では「はい」と言っても、顔では「いいえ」と言っている人がいます。
言葉より行動、つまり、顔が「いいえ」と言っているうちは、まだ「いいえ」です。
顔でも「はい」と言えるようになれればいいですね。


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<日記>
マスターの店の前には、国道を挟んで展望広場があります。
広場のタイルの目地から出ている雑草が気になっていたので、今朝は電動草刈り機で簡単な草刈りをしました。
マスターが雑草を刈り、刈ったあとの処理はスタッフに任せました。
人生を振り返ると「マスターが散らかし、誰かが処理をする」というパターンが多かった気がします(笑)


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