不倫 2 不倫の定義
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今回は、下記項目の太文字についてです。
太文字以下の項目は順次投稿します。
◎不倫の定義
◎不倫は愛か
◎不倫の危険性
◎なぜ不倫をするのか
◎なんで奥さんがいるのに私を口説くの?
◎彼の言葉は本当なの?
◎不倫をする男性は好きですか?
◎不倫は文化か
◎大会社社長秘書の仕事
◎コストをかけるほどやめられない
◎意地になっている不倫
◎お酒と不倫の関係
◎なぜ不倫はなくならないのか
◎不倫のパターン
◎なぜプロが相手じゃいけないのか
◎ASKAの不倫とパソナグループ
◎仕込み期間
◎不倫相手は大人の男性か
◎既婚男性は「イイ男」?
◎既婚男性の本音
◎K社長に口説かれたM子さんの場合
◎年配男性はセックスに興味がない?
◎口説かれる女性・口説かれない女性
◎別れるときは本当のことを言うか
◎不倫相手が離れていく理由
◎不倫相手が戻ってくる理由
◎元不倫相手からの復縁希望を断る方法
◎不倫をすることで失うもの
◎不倫をやめることで得られるもの
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◎不倫の定義
「不倫の定義」については、時代背景や個人の価値観によって様々な意見があります。
しかしここでは、最も多いパターンと言えそうな、
「既婚男性と独身女性の肉体関係」
を、不倫の定義として書いていこうと思います。
※「肉体関係」とは、自由恋愛ができる現代の日本文化の中で、お互いの同意のあるもの、と定義します。
◎不倫は愛か
「愛」とは、
「私もあなたも周囲も楽しい状態」
「人の幸せを願う気持ちの実践」
でしたよね。
さて、不倫はどうでしょうか。
まず既婚男性としては、結婚式の誓いの言葉で、妻や参列者、そして自分に対して誓った約束を破ることになります。
そして既婚男性と不倫をする女性も、「寂しさや不安を癒す」という自分の目先の欲に走り、妻がいる男性と肉体関係を持っています。
おそらく独身女性は、自分が妻だったらイヤな気持ちになるはずです。
つまり、「他人からされてイヤなこと」をしていることになります。
約束を破ること、寂しさを癒したいという欲、妻の不信・不安感、当事者の後ろめたさや不安など、様々な人たちのマイナス感情の上に不倫は成り立っています。
ですから、「不倫は愛ではない」、ということです。
もちろんみなさんはマスターに言われなくても「不倫は愛ではない」とわかっていますよね?
前回も書いたように、「わかっちゃいるけどやめられない・・・」それが不倫なんです。
しかし、長く愛される女性になるには、「わかっちゃいるけどやめられない」ではダメなんです。
そう言いながら不倫を続けるとどうなるか、以下に続きます。
◎不倫の危険性
不倫は愛ではないですから、不倫を続けると、愛ではないものが返ってきます。
以下、あなたが不倫をしているという前提で想像してみてください。
不倫は、既婚男性との肉体関係ですから、彼女がいる独身男性との浮気より社会的責任が大きくなる傾向です。
そんなことも考えながら読んでみましょう。
愛ではないものが返ってくる例をいくつか挙げると・・・
・奥さんから「夫と別れてください」とメールが来る
(お互いに精神的に苦痛です)
・奥さんから慰謝料の請求が来る
(金銭的負担が増えます)
・場合によっては奥さんから暴力を受ける
(お互い心身ともに疲れます)
・望まぬ妊娠をする
(精神的に衰弱するだけでなく、仕事を休んだりして信用もなくします)
・自分の身体をもてあそばれたあとの空虚感が襲う
・不倫中は行動がおかしくなり、周囲から冷ややかな目で見られて居場所がなくなる
・不倫をしてしまった自分に自信をなくす
・セックスの様子を録画・録音され、販売や弱みとして利用される(リベンジポルノ系)
・他人に隠し事をしなければならなくなる (胸を張って生きられなくなる)
・男性は、男性だけのお酒の席で「実は不倫しててさ・・・」と仲間に話すこともあり、周囲はあなたを「不倫をする女」と見る
※お酒を飲む人は「男に騙された被害者」とは見ません。
なぜなら自分たちもやっている、もしくは不倫に憧れているからです。
そういう考え方の仲間だから、みんなで集まってお酒を飲むんです。
・不倫が周囲に知れると、あなたの周囲にいるどの男性にとっても「1番の女性」にはならず、遊び相手として雑に扱われる
(周囲の男性から「軽い女だな、オレにもやらせろよ」と思われる)
・相手の家族を巻き込んだ騒動に発展する
(当事者だけの問題ではなくなります)
・不倫のためにかけたコストが大きいほど、それらを浪費してしまったことを後悔する(特に妊娠してしまうと浪費が膨大になります)
・仮に不倫相手が奥さんと別れて自分と結婚したとしても、すぐに夫が同じことを繰り返す不安に駆られ、夫が外出するたびに、「若い女」が脳裏に浮かぶ日々を過ごすことになる
※過去に自分がやってきたことですから、思考が切り離せなくなり、たとえ夫が潔白でも、妻は自分で自分を追い込んでしまうことになりえます。
・将来、彼氏に隠し事をしなければならなくなることが増える
・別れても相手からつきまとわれる可能性がある
以上です。
不倫をすると必ずしも上記のようなことが起こるわけではありません。
しかしこれらのリスクは全て、愛する努力をせず「不倫をする男(愛を発信できない男・子どもの思考の男)」と肉体関係を持ってしまったことのツケです。
愛ではないものが返ってくる、つまり、「いつか大きな事故を招く」、これが不倫です。
そう、お酒と同じですね。
不倫もお酒も、大きな事故を体験するまでは他人事なんですが、みんな「自分は大丈夫」だと思って続けた結果、大きな事故を招くわけです。
マスターがいつも「これは愛なの?と常に自分に問いかけ、愛だと思うことをしてください」と書いているのは、そうすることで、上記のようなことに無縁な世界で胸を張って生きていけるからなんです。
不倫は愛とは逆方向ですから、胸を張って気持ちよく生きていくことはできません。
長く愛する力のある男性は、胸を張って生きている女性に近づきます。
◎なぜ不倫をするのか
男性が不倫をする主な理由は「いろんな素人女姓と安くセックスしたいから」ですが、それについてはちょっと置いておき、さらに根本的な問題に触れたいと思います。
不倫の根本にあるもの、それは「寂しさ」です。
「満たされない心」とも言えます。
既婚男性は、奥さんや子供に愛をそそげない自分の「ふがいなさ」を他人の女性から慰めてもらうためや、奥さんや子供から相手にされない寂しさを癒すために不倫をします。
本来、夫婦は一体の存在であって、1+1=3(2人でいることで2人以上の力を発揮する)の状態を保つ必要がありますが、不倫をする男性は、すでに配偶者との関係が「夫婦一体」になっていないわけです。
愛を実践する最小単位であり、第一歩であるはずの「家庭」が、すでに癒しの場ではなくなっているんです。
不倫をするのは、「愛する努力を放棄してしまった男」ということです。
一方、不倫をする若い独身女性には、
「大人の男性から認められたいという欲」
「自分では買えない物やお金が手に入る期待」
「大人の男性から必要とされているという充実感」
「尊敬できる人と一緒にいたいという欲」
「他人のものを奪いたいという欲」
「興味本位」
などの理由がありますが、これらは全て表面的なものであって、根本には、男性と同様「寂しさ」があります。
不倫では、男女とも「寂しさの原因」を自分に求めず、他人のせいにし、誰かに癒してもらおうとします。
まさに「同じ価値観の人間同士が関わりあう」ということですが、この場合「子どもの思考」で一致する価値観ですから、もちろんその先には関係の破綻が待っています。
不倫は、自分の幸せに責任を持てない人、つまり愛する力がない人たちが、寂しさを癒すためにするものなんです。
ですから、不倫をする人は、以下のようなことを「理解・実践」できません。
大人の愛は先払い
知恵とは自分の無知を知る力
唯一信じていいのは人間の不完全性
幸せはいつも自分の中にある
愛はいつも自分の中にある
原因はいつも自分にある
大人とは自分の幸せに責任を持つことができる人
自分が本当に欲しいものはなにか
これらを「理解・実践」できないため寂しくなり、それを癒すために不倫をするわけです。
寂しさを癒すために不倫をするというのは、本人に自覚がないこともありますが、それは、
「自分の心と向き合わない人」
「自分の中にある幸せや愛を見つけようとしない人」
だからです。
余談:
不倫するだけの財力や魅力がない男性は、「お酒・タバコ・ギャンブル・過食・過趣味」などで寂しさを補います。
今回は以上です。
「不倫 3」に続きます。
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