本物を知るということ

(読了目安4分)

◎本物のコーヒー


数年前、マスターのレストランに体験学習に来ていた女子大生に質問したときの会話です。


マスター 「コーヒー飲める?」

女子大生 「うーん・・・」


鈍いリアクションでした。


きっと本物を飲んだことないんだなあ、と感じたマスターは、いくつか尋ねてみました。


その結果、「保温状態が長く、濃いめのブラックコーヒー」を飲んだ経験が、コーヒーに対しての暗い思い出になっていたことがわかりました。


他にも、食についての好みを尋ねて味覚を想像し、マスターは、彼女がまずいと感じないであろうコーヒーを、心を込めていれてあげました。


5分後、女子大生は、マスターがいれたコーヒーを飲みます・・・


マスター 「どう?」


女子大生 「なにこれ、おいしいです! 全然違いますよ!」


マスター 「そうだろう、前に飲んだのは、本物とは言えないコーヒーだったんだよ」


女子大生 「そうなんですね、コーヒーがこんなにおいしいとは思いませんでした!」


・・・よかったです。


彼女は「本物」を知らなかっただけでした。


本物に出合ったことで、女子大生は「本物のコーヒーはおいしい」と知ることができたんです。


いま、男性不信になっている人も、人生をあきらめかけている人も、もう一度前を見て歩き出してみませんか?
あなたはまだ「本物」に出会っていないだけかもしれません。
「本物の男性」「本物の人生」は、きっと思っているより「おいしい」はずです。
「こんなもんなのね」とあきらめず、「私はまだ本物を知らないだけ」と信じて行動すれば、きっと本物に出会うことができます。


上記と関連していることとして、以下のような記事を見つけました。
これはもしかしたら、「本物の男」を知らない人の意見かもしれません。

「一対一の付き合いじゃなくても、いろいろな人と付き合って切磋琢磨することはできるはず」

「恋愛じゃないと成長しないというのはちょっと違うかなと思う」


マスターは、この意見にはそのまま賛同できない部分があります。
人は、「恋愛」を通して成長する部分がけっこうあるからです。
恋愛は、友人や知人、単なる仲間などとは違い、一段階深い部分で人と付き合うことになり、その他とは違う種類の深い成長ができます。


恋愛や結婚に興味がない女性の一部には、「本物の男性」の素晴らしさを知らないため、興味が持てない女性がいるのかもしれません。
それは、女性側に魅力がないことも理由です。
男性から軽く扱われたり、出会いの数が少なかったりして、結果として「本物の男性との出会いも少ない」ということもありえます。


関連したこととして、「セックスが嫌い・興味がない」という女性もいますが、やはりほとんどの女性が、「本物の快楽」を体験していないのかもしれません。
本物のコーヒーを飲んで世界が変わるように、本物の快楽は、そのまま失神するような強烈な体験です。
その快感を体験すれば、やはり「セックス大好き!」となるはずです。
「本物の男性・本物の快楽」、これらを体験した人が、その体験をふまえ、「恋愛無用・セックス無用」と言うならそれもありです。
しかし多くの人が、物事の本質を知らないまま否定しているのが現実だと言えます。


◎まとめ

「コーヒーは苦手です」と言っている人の多くは、本物のコーヒーを知らないでそう言っています(アレルギーなどの場合は除きます)。
実際、本物のコーヒーを飲むと、「おいしい!」と言う人がほとんどです。
本物のコーヒーを飲むと、コーヒーのおいしさがわかり、コーヒーが好きになるんです。


「男性は苦手です」と言っている女性の多くは、本物の男性を知らないでそう言っています。
そんな人は、本物の男性に出会うと、男性の良さがわかり、恋愛や結婚に前向きになれるかもしれません。


人は同じ価値観の人と付き合うことになりますから、「本物の男性」から長く愛されるためには、自分が「本物の女性」になる必要があるわけです。

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