感謝と幸せの関係

(読了目安3分)

多くの人が「感謝」と「幸せ」の関連性について話していますよね。
今回はそんな話を書きたいと思います。


人は感謝されて幸せになるのか、感謝して幸せになるのか、どっちだと思いますか?


これまでの人生を振り返ってみて、あなたは感謝されたときに幸せを感じたでしょうか。
それとも感謝したときに幸せを感じたでしょうか。


これをよく考えると、幸せへのヒントが見えてきます。



以下、簡単に説明しますので読んでみてください。

小学生にはわからない話かもしれませんが、20代以上なら、きっとなんてことはありません。
理解してしまえばこの先の数十年がガラッと変わります。


さて、人を幸せにするのは、感謝されたときか、感謝したときか・・・


あなたがいま、いきなり世界中の人から感謝されたら、どんな気持ちでしょうか。


感謝のメールが何千も何万もガンガン来るんですが、嬉しいですか。
嬉しいというより、なにがなんだかわかりませんよね。


世界中の人が感謝してくれたとしても、どうもピンとこないというか、なぜ感謝してくれているのかわかりませんから、「感謝される根拠」が欲しいと思いませんか?
そしてその根拠が、あなた自身が納得できるものであってほしいはずです。
そうすればあなたは感謝されて嬉しいはずです。


世界中の人から感謝されてもピンとこないということは、人が幸せを感じるのは、感謝されたときではないということです。


もし感謝されて幸せを感じるなら、それは、「あなた」がそれまでに、感謝の声を素直に受け入れられるだけのなにかをしてきたからということです。
つまり、あなたが感謝されて幸せになるとしたら、それはあなたの過去の行動(実力)がそうさせたことなんです。
あなたは「感謝の気持ちをありがたく受け入れられるだけの行動を、それ以前にしていた」ということです。


そう、あなたの幸せは、あなたの行動や実力の上に成り立っているんです。


表現を変えれば、

「自分の実力で自分を幸せにした」

「自分を幸せにするのは、自分しかいない」

「幸せは他人が運んでくれることはない」

「幸せは自分の責任で手に入れなければならない」

などです。


ということは、人を幸せにするのは、「感謝されること」ではなく、「自分が感謝されたことを実感する力」ということです。
これをもう一歩踏み込んで表現すると、人を幸せにするのは、「感謝されたことに感謝する気持ち」となります。
具体的には、「喜んでくれる人がいてくれてありがたいなあ・がんばってみてよかったなあ」という気持ちです。


相手からもらう感謝の言葉なんて、実際のところ本心なのかどうか、わかりませんよね。
ですから、極論すれば、誰に感謝されなくても、本人が本心から感謝する気持ちさえ持てれば、人は幸せになれるんです。


これで「感謝の気持ちが大切」という言葉の意味がわかると思います。
感謝することが大切なのは、感謝することで自分が幸せになれるからです。


あなたの幸せのために必要なこと、それが「感謝の気持ち」なんです。
この「感謝の気持ち」は、上にも説明したように、自分の努力からしか生まれません。
このnote全体のテーマで言い換えると、「長く愛されたいなら、そうなるための努力が必要」ということです。
そうなるための努力とは、「大人の愛は先払い」、つまり「愛する努力」です。
「人を幸せにするのは愛されることではなく、愛すること」・・・この話も「感謝」の話と同じです。


愛されていても、愛とはなにかを知らないと愛されていることに気づきません。
愛をそそぐことで愛されていることに気づき、幸せを感じることができるわけです。
理屈は単純です、あとは「愛する努力」を実践できるかどうかです。

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