問題を起こすのはいつも・・・
(読了目安5分)
「あなたは愛をもらおうとしていませんか? もらおうとしているうちは手に入りません」という話です。
◎問題を起こすのはいつも・・・
人が問題を起こすとき、その根底になる原因はなんだと思いますか?
これ、ほとんどの場合が「寂しさ」です。
そして、寂しさの原因は、愛を欲しがることから始まります。
大人の愛は先払いですから、愛を欲しがるだけでは愛は手に入りません。
つまり、愛を与えないと、寂しさから解放されることはないんです。
「どうやって愛をもらおうか」と考えているうちは寂しさから解放されることはなく、「どうやって愛をそそごうか」と考え、実際にそれを実行できれば、寂しさから解放されます。
しかし、愛をそそぐには、相応の努力や実力が必要になります。
スポーツにしても勉強にしても、何事も上達するには練習が必要です。
練習をしていくうちに、コツや楽しさを感じられるようになり、新しいステージへ進むことができます。
「愛する努力」も、はじめは苦しいかもしれません。
しかし努力をしていくうちにその心地良さを知り、それが喜びになり、自然とできるようになり、今までに見えなかった世界が見えてきます。
問題を起こすのはいつも「愛をもらおうとしている人たち」です。
別の言い方をすると、「大人になったにもかかわらず、愛をそそがない人たち」です。
さて、みなさんは、愛をもらおうとしていませんか?
「こんなにやってるんだから愛してくれてもいいでしょ!」
「なんで私の気持ちがわからないの!」
「私がどれだけがんばってると思ってるの!」
上記は、まるで自分が正しく、自分が世界の中心になったような考え方です。
これじゃ苦しい毎日を送ってしまいますよね。
「がんばってるけど、自分の方法が間違えているのかもしれない」
「私の気持ちが伝わらないのは、伝え方が悪いのかもしれない」
「私にはまだまだやれることがある」
こう考えることができれば、「自分を見つめ、愛する努力をしよう・自分を磨こう」と思えます。
実際、なにかとうまくいかない人は、愛する方法を間違えているだけなんです。
いつも書くように、テニスの上達を目指しているのに編み物の練習をしていたら、テニスは上達しません。
愛が欲しいなら、まず愛をそそぐことです。
そして、そそいだ愛は必ず返ってきます。
返ってこないなら、愛だと思ってそそいだものが、実際は愛ではなかっただけです。
関連した短編を以下に続けます。
◎ストレスを溜めないこと
「ストレスをうまく解消できない人」
「ストレスをうまく解消できる人」
後者の方が大人ですよね。
しかしもっと大人なのは、「ストレスを溜めない人」です。
ストレスを溜めなければ解消する必要がありません。
病気の治療より病気の予防が大切なのと同じです。
もちろん完璧はムリですから、細かく言えば、ストレスが少ない人ほど大人だということです。
「できるだけストレスを溜めないこと」、
これが愛です。
◎2種類の感謝
「私たちは生かされているんです、全てに感謝です!」
確かに「全てに感謝」です。
それができればストレスはなくなり、人間は本来持っている力を発揮できるようになるからです。
しかし、「全てに感謝!」と言いつつも、なかなか実践できませんよね。
感謝には「愛のようなもの」と「愛」の2種類があって、ストレスがなくならない人の感謝というのは、「愛のようなもの」だからなんです。
「三悪をやっている人の感謝」
「三悪をやっていない人の感謝」
前者の感謝が「愛のようなもの」、後者の感謝が「愛」です。
「三悪」というのは、本来「お酒・タバコ・ギャンブル・女遊び」などを指しますが、ここでは、上記に加え、「宗教・自己啓発セミナー・瞑想・ペット・オーガニック教・過食」、そしてその他、このnoteでマスターが「愛ではない」と書いているものも含めてください。
そんな「三悪」をやっている人たちの感謝は、そう言っていないと心が落ち着かないというか、ストレスが溜まっていることから出る「表面的なもの」と言ってもいいかもしれません。
「生かされていること」に心から感謝していないから、お酒を飲んだり、なにかを妄信したりしてしまうんです。
一方、三悪をやっていない人の感謝は、本当の意味での感謝です。
自分が生かされているということを理解し、何事にも心から感謝できる人は、お酒やタバコで自分の身体を粗末にせず、妄信もせず、周囲の人に心配や迷惑をかけたりしないんです。
感謝はストレスを消化してくれますが、「感謝しているのにストレスから解放されない」・・・こんなふうに感じている人は、自分の感謝が心の中から湧き出る素直な感情なのか考えてみてください。
◎まとめ
問題を起こすのはいつも「愛をもらおうとしている人」です。
愛をそそがない限り、人の心に幸せは訪れません。
しかし「ストレスを溜めない・感謝すること」は、誰もがすぐにできるようになるわけではありませんよね。
どんなことでも、上達するには訓練が必要なのと同じで、やはり感謝するためには心の感度を上げる訓練が必要です。
だからと言って「感謝感謝!」と、自分の心にウソをついて常にムリをしたら、むしろストレスが溜まり、心が折れてしまいます。
みなさんが心から望むことは、「長く愛されること」だったはずです。
人は普段の生活の中で愛にたどりつけるようになっていますから、一発逆転を狙ったり、諦めたりすることもせず、小さな努力を積み重ねてください。
普段の生活の中で小さな努力を積み重ねることが、長く愛されるための最短で確実な道です。
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