身長差にはイライラしないのに
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みなさんは、自分と身長が違う人を見て、イライラしますか?
自分と足のサイズが違う人を見てイライラしますか?
自分と視力が違う人を見てイライラしますか?
イライラしないなら、なぜイライラしないんでしょうか。
・・・きっと、自分の身長や足のサイズ、視力などが、世の中の基準でなければならないと思っていないからですよね。
そうなんです、多くの人は、「身体の特徴」について、「私と違ってもいい」と思っているんです。
しかし「脳の特徴」についてはちょっと違います。
不思議なことに、
「私と違ってはいけない」
「脳の特徴は私と同じでなければならない」
と思っている人が多いんです。
その証拠に、考え方や価値観が自分と違うと、イライラする人が続出します。
イライラするということは、「私と同じでなければならない」と思っているからです。
あなたが周囲の人の言行にイライラするなら、「脳の特徴は私と同じでなければならない」と言っているのと同じです。
「身体の特徴は私と同じでなければならない」と言わないあなたが、なぜ「脳の特徴は私と同じでなければならない」と言うのか、ちょっと考えてみてください。
他人の身体の特徴が自分と違うことを認めるように、他人の脳の特徴が自分と違うことを認められれば、イライラはなくなるはずです。
ひとつ確認ですが、「なにに価値を置くか」ということは、人それぞれ違います。
マスターは、多様性があっていいと思っていますから、人がなにをしても基本的にOKです。
他人を批判してもいいですし、他人の行動にイライラしてもかまいません。
「人類は全員愛に近づかなければならない」ということはありませんし、長く愛されなくてもいい」と思う人がいてもいいと思います。
しかし、「長く愛されたい」と願うなら、やるべきことはほぼ決まっています。
たとえば、人はどんな習い事をしてもいいと思いますが、もし「テニス」の上達を願うなら、やるべきことが決まっているのと同じことです。
テニスの上達を願いながら編み物の練習をしている人がいたらおかしいですよね。
同じように、長く愛されることを願いながら核兵器の開発をしていたらおかしいんです。
長く愛されないのは、努力の方向を間違えているからです。
人はストレスから解放されないと愛に近づけませんから、長く愛されたいなら、他人がやっていることにイライラしてはいけません。
そのための思考方法のひとつが、
「身体の違いにイライラしない人が、なぜ脳の違いにイライラするのか」
ということです。
「身長に差があってもイライラしないのに、なぜ価値観の差にイライラするのか」
と考えてもいいと思います。
ゆっくり考えてみてください、きっと今より愛に近づけます。
・・・
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