なぜ子どもはかわいいのか

(読了目安9分)

なぜ子どもはかわいいのか・・・


それは・・・


「あなたが大人だから」

です。


マスターは31歳まで結婚から逃げていましたが、それは、まだまだ遊びたかったのが理由で、「結婚・子どもなんてとんでもない」と思っていました。
結局自分が子どもだったんです。


子どもがかわいい理由は、「あなたが大人だから」、これを覚えておいてください。


その他、子どもがかわいい理由を書いてみますね。


まず筆頭の理由と言えるのが、「大人から守られて生き延びるため」です。
子どもがかわいくなかったら、大人から見放されてしまいますからね。
ですから、大人は子どもをかわいいと思うようにできています。
逆に言えば、子どもをかわいいと思えないなら、その人自身がまだ大人ではない、ということです。


「子どもが欲しい」という気持ちは「愛」です。
ですから、子どもへの愛の結果として、現代社会では結婚が「先」になります。
結婚や子育てを考えた場合、「子どもはいてもいなくてもどっちでもいい」ではなく、少なくとも「子どもが欲しい」と前向きに思えないと、将来苦労することになるかもしれません。
望まない子どもができてからの「デキ婚」は、離婚や不和に繋がる可能性が高くなります。


これから結婚を考えているみなさんは、まずは子どもがかわいいと思えるかどうか、そして結婚を先にするための努力をしているかどうか考えてみてください(避妊せずセックスしまくるのは愛ではありません)。


2つとも「はい」と胸を張って言えるなら、将来はとても明るいです。
今は「はい」と言えない人でも、「これは愛なの?」の合言葉で、愛をそそぐ練習をすれば、将来きっと言えるようになります。


以下、子ども関連の短編です。
なにかのヒントにしてください。


◎「子ども」の本来の姿を認められない

照れて親の後ろに隠れる子どもや、機嫌よく遊んでいる子どもだけしか見たことがないと、子どもの本来の姿というか、もうひとつの側面を見た時に、かわいいと思えなくなってしまうことがあります。
極端に言えば、世の中の子どもが全員「かわいい子役」だと思っていると、現実は悲惨です。
兄弟ゲンカしている子どもなんか手に負えないこともありますし、大きな声で鳴き叫ぶ子どもがとてもうるさいと感じることもあります。
さらに、外出先で、「泣き叫ぶ子どもを黙らせることができない親」を見ると、「なにやってんのよ親のクセに!」とマイナス感情になってしまい、親子がただの「邪魔者」になってしまうこともあります。


これでは「子どもは嫌い」となってしまいますが、実はそんな自分も「元子ども」で、過去、同じことをしてきたんです。
しかしそれに気がつかないんです。
やがて自分に子どもができれば、ほとんどの親子が同じことをするんですけどね・・・
人間というのは不思議です。
ケンカしたり泣いたりするのが本来の子どもですから、それを認められずイライラしているうちは子どもです。
ですから子どもをかわいいとは思えません。


「うるさいのも含めて子どもね」と冷静に思えるようになれれば、大人です。
子どもを相手にする仕事を楽しんでいる女性がそんな人の代表です。



◎実力不足

2、3人の子どもの面倒を見ていて、「子ども同士ってすぐにケンカするから苦手です」と言う女性がいるとします。


みなさんは、この本質はなんだかわかりますか?


保育園・幼稚園の先生や学童保育のベテランは、上記のようなことは言いません。
子どもたちの様子を見ていて、子ども同士がケンカになる前に状況を変えてしまうからです。
一度に10人、20人を見るようなプロにとっては、プライベートで2人の子どもを見るのはある意味「楽勝」です。
しかし経験がない人だと、子守中に子どもがケンカしてしまうのを、「自分の力不足」と考えず、「全部子どもが悪い」と判断してしまうんです。

「子ども同士ってすぐにケンカするから苦手です」という言葉は、極端に言えば「子どもが静かなら私は幸せなのに」と言っているのと同じです。
これを大人の世界で言えば、「相手が裏切らなければ私は幸せなのに」と同じ考え方です。
ですからこの言葉を本気で言っているうちは、「子どもがかわいい」と思うことはできません。
それどころか、本人も彼氏とケンカしたり、大人同士の人間関係で、ストレスから解放されないはずです。


◎虐待を受けた

マスターの経験上、「子どもはかわいくない・子どもは欲しくない」と強く思っている女性ほど、子どものころに親からの言葉や暴力による虐待を経験している傾向があります。
また、両親の仲が悪いほど、子どもを好きになれない傾向が強くなるかもしれません。
そんな女性が出産すると、悲劇の繰り返しになります。
「虐待系」のトラウマを持っている女性の多くは「攻撃的・マイナス思考」で、マイナス発言を繰り返しながらその自覚がない人もいます。
そして自分の両親を評価する時、たとえば「両親は仲がいい、でも理想の夫婦像ではない」とか「両親の関係は破綻しているけどあれが普通だと思います」という、自分が望まない、少しねじれた評価をよしとする傾向があります。


身体の傷と同様に、「トラウマ」と呼ばれるこの類の心の傷は、時間をかけて向き合うことで、多くの場合、なんらかの形で解決すると思います。
「きっと幼少期の虐待系のトラウマで、私は子どもに興味がないんだろう」と思う女性は、「相手が悪い・環境が悪い」という気持ちを捨て、じっくりと焦らず自分を鍛えてください。
心の傷が癒えるほど、子どもがかわいいと思えるようになっていくはずです。


◎内側と外側で「顔」が違う

家族と話すときと、それ以外のときの口調や態度が大きく違う


顧客と話すときと、プライベートのときの口調や態度が大きく違う


これらは子どもの思考でしたよね。
ですから、こんな人は子どもをかわいいと思えないはずです。
もし「子どもはかわいい」と言っているとしても、子どもと2人きりになったときの態度はどうかわかりません。
子どもに対して、高い声でやけにやさしく接する人は、一人になった時に「ほんとウザい、あの子」と言っている可能性もあります。
内側と外側で「顔」が違う人は、子どもがかわいいとは思っていないはずです。


◎自分のステージを降ろして一緒に遊べない

子どもが好きな人は、子どもに対して自分からステージを降ろしていき、子ども目線で遊ぶことができます。
子どもが嫌いな人や子どもに興味がない人は、その逆です。
子どもと遊ぶのがめんどくさい、もしくは方法がわからないということです。
それは、自分も「元子ども」だという自覚がない人だとも言えます。
自覚がないほど「子どもはかわいくない」と思っているような気がします。


◎脳機能障害?

上記から続きますが、子どもに対してステージを降ろさない人の特徴として、単に「子どもの思考」というだけでなく、「自閉症」や「アスペルガー」などの、脳機能障害(発達障害とかいろいろな言い方があります)も考えられます。
周囲の空気が読めず、自分のペースを変えられないわけです。
これは、「大人の思考」とは違う意味で、「誰に対しても態度が変わらない」というものです。
子どもに対しても自分のペースを通そうとしますから、子どもから嫌われ、その結果、「子どもは嫌い」となります。



◎ペットとして

「子どもはかわいい」の意味を勘違いし、「ペットとしてかわいい」と思っている女性がいます。
「友達が子どもを産んで、すごくかわいかったから私も産みた~い!」、これは危険です。
子どもをかわいいと思う気持ちがどんな種類のものなのか考える必要があります。
「子ども好きの私って大人の女性よね?私はそんな私が好き」という子どもの思考なだけかもしれません。


◎子どもと上手に遊べる人

子どもの目線になり、かつ子どもを守りながら上手に遊べる女性って、周囲の先輩女性からの評価がとても高いんです。
なぜかって、理由は簡単です。
周囲の先輩女性は子育てを経験していて、子守の大変さを知っているからです。
また、子どもの安全をしっかり補佐することは、まさに愛を未来につなげる行為だからです。
子守を元気に笑顔でこなせる女性って、それ自体が大人の思考を持っている証拠ですし、知恵のある人たちから「愛し方を知っている」と判断されるわけです。
ただ、その後「ふうー、疲れた」という態度を見せてしまったら評価はガタ落ちです。
言ってみれば、「余裕」で子守を楽しんでしまうところがすごいわけですからね。


もしあなたが子守を任されたら、それは社会的信用を得る大きなチャンスです。
責任は重大ですが、ぜひ率先して挑戦してみてください。
返ってくる愛の大きさはハンパではありませんから。
そして子守の後も笑顔を続け、グッタリするならベッドに入ってからにしてください。
それを繰り返していくうちに、どんどん評価が上がります。
周囲はみんな自分の知り合いの男性を紹介したがりますし、放っておいても知恵のある男性が集まってきます。


◎まとめ ラブアンドピース

マスターは、人類が本当に目指しているものは、「争い」ではなく「愛」だと思っています。


そう、目指すはラブアンドピースです。


さてさて、「ラブアンドピース」・・・ちまたで流行っているこの言葉、言葉だけでなく、実際に行動できている大人は、どのぐらいいるんでしょうか。


純粋な子どもたちには、愛と平和を実現する力があります。
しかし子どもたちがその力を発揮するには、大人が手本になる必要があります。
子どもは純粋なだけに、どんな色にも染まってしまうからです。
大人が飲んだくれて暴力をやめられないんじゃ、子どもはそれをマネしてしまい、愛と平和のためになにを基準にしていいのかわからなくなります。


表面的には「ラブアンドピース」と言いながら、実際は薬物依存やセックス依存になっている大人もいます。
そんな大人の間に生まれ、「父が誰だかわからない・父が浮気した・離婚した」なんていう環境で育った子どもが、「ラブアンドピース」を実現するのは至難の技です。
みなさんは、「子どもの見本になるような親」「子どもが親を思ったとき、優しい気持ちになれる親」になってください。


大人の思考の人はケンカをしませんよね。
ラブアンドピースと言いながらケンカしている人は子どもの思考ですから、「子どもはかわいい」と本心から思えないはずです。


ということで、最後にもう一度、「なぜ子どもはかわいいのか」・・・それはあなたが大人だからです。

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