花火

花火、好きなものの終着点。

夏も終わりですね!

毎日を有意義に過ごしているか、なんて堅苦しい話は無しにして花火だ!!

SNSで私たちが思う理想のライフスタイルをアップしている人と比べると、手持ち花火なんてちっぽけな楽しみかもしれません。

もっと大きい花火を、ビール片手に、涼しい所から見るのでしょう。


「わー!船から花火なんてリッチだねー」

なんて言いながら・・・。


ま、私は近所の子らと花火をするのが楽しいからいいのですけど。

でも、これって妬みって訳ではなく楽しみ方は人それぞれってことです。


本気で涼しい所で花火を見ようと思えば、必死に働いて節約しながらお金を貯めて、メンバーを集めたりするとたぶんできると思います。

そこまでしないのは、花火の価値観が違うからです。

わいわい、子ども達と「あぶないけん、走らないよっ!」とか

「煙がそっちにいくけん、こっちに立ってしーよ」とか言いながらするのがなんか良いのです。


さて、脱線しましたが、今日は花火をしました。

私は多分に漏れず線香花火推進派です。

線香花火が好き過ぎて、昔キッチンでしていたら怒られた経験もあります。


あれ、綺麗ですよね?

魔性とかではなく、純粋な綺麗さがありますよね?

どーやって作ってるのかな?


この辺の好奇心が過ぎると、何か楽しくなさそうなので調べてはないのですが。


「楽しいだけじゃ終われなくて

何が足りないのか探して

冷めきった自分が嫌になったんだ」

というTOTALFATというバンドの「ONE FOR THE DREAM」という曲の歌詞がありました。

まさにそう!

好きなことはとことん追求すると、冷める期間があるのです!

昔バンドをしていた頃、1ヶ月に38回ライブをするという組み方をしました。

昼に1回、夜に1回とかの日もあり、毎日。

計画を立てたときは、楽しそう!!

だったのですが、途中で、何のために演奏しているのだろう・・・。

となりました。


私たちのバンドはお金を払ってきてくれているお客さんを楽しませるため、というルールがありました。

100%聴衆主義です。

ですから、やっている私自身はなんか段々と楽しくなくなってきたのです。

そうすると、それが演奏にも現れて、楽しそうではないライブとなり、結果お客さんも楽しくないライブになっていっていたのです。

スランプですね。


そのスランプを打ち破った先輩のバンドマンの一言が

「なんのために音楽をやろうと思ったの?」


すぐにお客さんを楽しませるためと言いましたが、

「楽器持った直後にそう思った?そもそもなんで弾こうと思ったの?」

この質問で目が覚めました。


私は自分が憧れる人のようなカッコよい演奏をただ自分もしたかったのです。

そこに「お客様」はありませんでした。


そこからは私は「カッコよさ」を追求し、楽しく演奏し、結果お客さんも楽しくなっていくというループになっていったのです。


懐かしい日の思い出を今は線香花火とともにしんみり味わっています。

あなたも「なんのためにそれを始めたのか?」

時々思い出してあげてみてはどうでしょうか。




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礒村 博之@合同会社こころと言葉
虐待に関する電話はおよそ4分に1件。来年から児童養護施設の対象の児童が在宅支援になることもあり、さらに発見することが難しくなります。教育と虐待。線引きは明確ではないでしょうが、可能な限り関わっていきます。