ゼロベースから作る?
ゼロベースから作るよりも組み合わせた方が良いと思いません?
何を基準にするか分からないのですが、とりあえずゼロベースというのは中々ない感じがしています。
いや!自分はゼロベースから作り上げてきた!
という人も中にはいますが、果たして本当にそうでしょうか・・・?
バンドをやっていたので何となくなのですが、バンドの基本構成は
ドラム・ベース・ギター・ボーカル
みたいになっています。
この構成で曲を作り上げると、もはやゼロベースではありません。
だって構成があるのですから。
仮にギターではなくキーボードであってもおそらくゼロベースではないでしょう。
応用です。
1人で歌うぜっ!
と言っても大昔から1人で歌っている人もいたのでゼロベースではありません。
なにが言いたいのか、というと、もう新しいものは出てこないんじゃないかな、と思っている今日この頃。
アップルさんが電話機を再発明した!
ということを言っていたと思いますが、あれも発明ではなく、再発明なのでゼロベースではありません。
電話、音楽、カメラとかの「組み合わせ」です。
クリエイティブなものを習う、というものが矛盾している感じはします。
独創的なら誰かに倣うというのも違うのかなと思います。
基本スタイルは既にあって、それをどう適応、どう順応、どう進化させていくことに価値があるのかな、と思っています。
コピーでもクリエイティブではなくコネクティブ!
という方が実はしっくりきます。
もちろん世の中にはザ・クリエイティブな人もいますが、私たちが目指すのはもうコネクティブで結果を出した方が早いのではないか、と思っているのです。
営業をするときも自分独自の売りポイント(USP)ということを推している人もいます。
もう、その手法がある、知られまくっている時点で、ゼロベースではない訳です。
それなのに、ゼロベース、ゼロベース、クリエイティブ、クリエイティブと探していると後手に回ってしまします。
本当のゼロベースとは、あなた自身です。
考え方、感じ方の基となった経験や環境、誰かの教えなどなど。
・・・誰かの教えに影響を受けている時点でゼロベースではないんですけどね。
まー、とりあえず自分には限界があると知り、出来ないこともある、と知ることから物事は加速していったりします。
限界があるから、学んでるんでしょ?
だから、作れるんでしょ?
みたいなとこですね。
ゼロベースにこだわり過ぎて、本当のあなたの価値に気付かない人もいるのでヒントになればと・・・。
あなたの価値は築き上げるものでもなく、もう持っているかもしれませんよ?
あなたが今日笑うことで
子ども達に明日への希望を届けよう
こころと言葉 礒村 博之