二杯目コーヒーフロート
ココロテン
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「ブラックコーヒーは飲めないけど、
シロップで甘いのも嫌、ラテはホットがいいから、
やっぱり夏はコレに限る、でしょ?」
彼女からの誘いで久しぶりに会った僕らは、
懐かしい喫茶店にいた。
「さすが、よくわかってる」
あの頃と変わらない笑顔で
二杯目のアイスをつつく彼女を見て、
可愛いなと思った。
「……結婚する?」
あの時はずっと言えなかったのに、
なぜか今日はおはようを言うみたいに言えた自分に驚く。
彼女は少し驚いた顔をしたあと、
「そう、わたし結婚するの」
と照れ臭そうに微笑んだ。
「そっか、おめでとう」
できるだけ動揺していることがバレないように声を出す。
「二杯目のコーヒーフロートはごちそうするよ」
Photographed by ぽんきよ
Narrated by 竹内 心
Story written by 竹内 心
Music composed by 山本朝陽
シロップで甘いのも嫌、ラテはホットがいいから、
やっぱり夏はコレに限る、でしょ?」
彼女からの誘いで久しぶりに会った僕らは、
懐かしい喫茶店にいた。
「さすが、よくわかってる」
あの頃と変わらない笑顔で
二杯目のアイスをつつく彼女を見て、
可愛いなと思った。
「……結婚する?」
あの時はずっと言えなかったのに、
なぜか今日はおはようを言うみたいに言えた自分に驚く。
彼女は少し驚いた顔をしたあと、
「そう、わたし結婚するの」
と照れ臭そうに微笑んだ。
「そっか、おめでとう」
できるだけ動揺していることがバレないように声を出す。
「二杯目のコーヒーフロートはごちそうするよ」
Photographed by ぽんきよ
Narrated by 竹内 心
Story written by 竹内 心
Music composed by 山本朝陽
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