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お風呂マットかけてくれてありがとう

※子供に伝えたいことを書いています。


今日ね、お風呂場のドアを開いたらマットがきちんと壁にかけられていたの。かけ方が下手くそで、すごく苦労した後があった。キノくんが一生懸命かけてくれたんだと、お母さんはすぐにピンときた。

最近、お母さんはお父さんのやりっぱなしにイライラしていたよね。お父さんが午前中に3個もカップを使って、そのまま置いてあるのを見て、洗って使ってくれたらなぁとぶつぶつ言っていたよね。

そういう細かいことがいつもなら無視できるのに、どうしても我慢できなくなる、そんな時期だったんだよ。

一昨日の夜、お風呂場のドアを開けたら、お風呂マットが敷きっぱなしだった。朝にお父さんが入ってからそのままだった。夜まで1度も確認していなかったお母さんもいけなかったのだけど、それをそのままスルーできなくて「お風呂マットあげて欲しいのよ!カビが生えちゃうから。いちいちマットの上げ下げなんて確認できないのよ!もう、全てをお母さんにさせないでよ」ってぶつぶつ言ってた覚えがあるの。お母さん、毎日が辛くて仕方がなかったからぶつぶつ言っちゃった。

そんなお母さんの、誰も聞いてくれない、報われないと思って放った言葉を、キノくんはほとんど聞いていたんだよね。

受け止めたら疲れちゃうような言葉を、キノくんは丁寧に受け止めてたから、一つずつお母さんが困らないようにと対応してくれていた。

それで今日、お風呂場のドアを開いたら、お風呂マットがかけてあった。キノくんが入った後なのは知ってる。

今までにもね、洗濯物を畳んでくれたり、布団をたたんでくれたり、キノくんのお母さんへの優しい思いを、お母さんは知っていたけれど、今回のことで目が覚めたよ。

子供のお手伝いは当たり前のことではないんだよね。子供の成長でもあるし、親のためだと思う一途な気持ちが成すことでもある。だからお母さんとしては大いに感謝することなの。

それなのに、キノくんの気持ちを、お母さんは時々スルーしていました。そんな情けない親です。でも今回のことで目が覚めました。これからはもっとキノくんの言葉を深く受け止められる親でありたいです。

そして、キノくんが今はお母さんに思う一途な気持ちを、やがては自分の愛すべき奥さんや子供たちに向けられますように。

お母さんのやるせないひと言ひと言がうっとおしくなり、私という存在から巣立つ日が来ますように。(でも時々はやるせないひと言によしよししてね)

素晴らしい息子でいてくれてありがとう。

もちろん、今回はキノくんのお話しかしなかったけれど、オトちゃんも私の大切で素敵な娘です。今度はオトちゃんの話もしますね。

あと、このままじゃお父さんが気の毒なのできちんと書き残しておきます。お父さんもいつもはお風呂マットを壁にかけてくれています。たまたま今回かけていなかっただけ。でもまぁ、カップは自分でなかなか洗わないよねぇ(笑)


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