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【お散歩記】知らない方が良かった?オオイヌノフグリ

春の草はらには小さな花がたくさん咲きます。オオイヌノフグリもその1つ。

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小さな青い花。1度は見かけたことありませんか?まじまじとよく見ると、穏やかな青色から中心にかけて白色へと変化し、おしべめしべの黄色が映えるという素敵なデザインをしています。小さいながらに素晴らしい花です。

先日こんなことがありました。

息子と娘と私の3人で散歩をしていた時、足元にオオイヌノフグリがありました。私が何度も「これがオオイヌノフグリだ」と教えていたので、子供たちは歩いているとそれを見つけるようになりました。

息子が言いました。「オオイヌノフグリのオオイヌって犬のことだよね」

私はいよいよこの日が来たかと覚悟しました。

「そうだよ」私が答えると、息子は予想通り「じゃあ、フグリって何だろう」と言いました。

恥ずかしがってはならないと思い「簡単に言うと、犬のチン⭐️だよ」

息子の目が点になる。

「なんでそんな名前に…」

「形が似てるからつけたんだって」

その後息子は少し複雑な顔をして「世の中って知らない方がいいこともあるんだね。おれ、今のは知りたくなかったよ」と笑いました。

私も知った時はそう思ったよ。

けれど犬が生活に根付いたものだったんだろうな。だから昔の人々はこの花を見てそう思った。案外深い話なのかもしれないよ。

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