ありがとうの気持ち、ありがとう
※子供たちに伝えたいことを書いています。
「忘れてはいけない言葉を1つ選べ」と言われたら、お母さんは「ありがとう」を選びたい。
先日の話なんだけどね、お母さんが夕飯を食卓に並べている時、オトちゃんは先に席についていたの。そしてご飯を盛ったお茶碗をオトちゃんの目の前に置いた時、「ありがとう」ってオトちゃんは言ったんだ。
お母さんは嬉しくて、思わず「ありがとう」の言葉に「ありがとう」って返事をしちゃった。
毎日ご飯を食べる時、献立は何だろうとか、美味しいのかどうかはとても気になる。けれど毎日ご飯を食卓に用意されていることは、当たり前のことすぎて気がつくのが難しいだろう。
そんな中、オトちゃんが「ありがとう」を言ってくれた。『ご飯を自分の目の前まで用意してくれてありがとう』という感謝の気持ちに、お母さんは『あぁ、ご飯を作って良かった』と思ったんだ。
毎回食事を用意してあることが当たり前かもしれないけれど、食事を作っているお母さんは、毎回「当たり前」なんて思ったこともないのだよ。
この「当たり前」という物事なんだけど、この世の中に「当たり前」なんてないんだと言うことも、キノくんやオトちゃんに伝えたい。
自分ができて当然、あって当然だと思っていることに、「本当にそうですか?」と質問してみてほしい。
するとね、毎日食べることができる、朝まで安心して寝ていられる、水がすぐに使える…などなど、自分の身近にあることが、本当はどれほど恵まれていることなのか気がつくことができる。
自分が恵まれていることに気がつければ、自分は幸せな気持ちになる。そして幸せを与えてくれる人や物事に感謝できるようになる。感謝を届けてもらった人は、それでまた幸せな気持ちになれるんだ。
たったひと言の「ありがとう」には、とても素晴らしい力が込められている。この言葉が大切だと思うお母さんの気持ち、伝わったかなぁ。
いつも元気に笑顔で過ごしてくれているキノくんとオトちゃんに、心からありがとう。
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