#48 ヒールの高さと見栄と。〜SATCを観ると過去を振り返りたくなる〜
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実に11年ぶりの続編らしいです!
キャリーは私より上の世代ですが、愛を求めて貪欲な等身大な姿や、4人の女性のファッションに釘付け👀になって観ていました。
放送が終了後の2008年に行ったニューヨーク旅行の際も、マンハッタンHBO本社(SATCの放送局)を訪れたり、主人公キャリーの家の前を通ったりと、私も熱狂した1人でした❣️
▶︎STACがまた始まると聞いたとき、遠い目をして自分の過去を振り返ったのは私だけじゃないはず、、、
SATCドラマシリーズが終了した、2006年て何してたかなぁと1人過去を振り返る🤔🤔🤔
あぁ、結婚もしてないし子供もいなかったなぁ。
毎週末の夜遊びのために平日過ごしていたなぁとか、バリ島に1ヶ月一人旅してたなぁとか、あの男は最低だったなぁとか😅
世界の中心は自分✨
愛してくれる人も、愛する相手もいないけど、自由とキラキラと切なさが入り混じった時代。
▶︎Before having a child /B.C
After having a child/A.C
私は子供がいる前のことを、Before having a child /B.C
子供がいる後のことをAfter having a child/A.Cと自分語を作っています(笑)
※B.C.は "Before Christ"の略、「キリスト生誕前」の意
A.D.はAnno Domini"、ラテン語で「主(キリスト)の年の意。にかけて。
SATCをあらためて見直すと、このB.CかA.Cかで見え方が全然変わってくるんですよね。
特にそれが如実に表れていて大好きなのがこちらの回。
▶︎シーズン6のEpisode9「女の特権、シューズマジック」
最終的なオチはドラマを観てもらうとして、ここで描かれているのは、昔は友人同士同じ価値観でいたのにB.CとA.Cの二項対立が起きている様子や、女性特有の子供がいる方が上なのか?と言ったマウンティング要素もあり。
子持ちキラとしては
3人の子持ちのホームパーティーに10万円以上するヒールシューズを履いてくるなんて非常識な!😤といった心境。
一方マンハッタンで独身ライフを謳歌しているキャリーは、これが私。外出にヒールなしなんて考えられない!😬と言ったかんじでしょうか。
▶︎私に取ってヒールの意味とは
私に取ってB.C時は自分をよく見せることが大事な価値観だったので、153cmの私に取ってはヒール7cm以上ないと靴じゃないと思っていました😂
ヒールを履くと、背筋が伸びて見栄えもよくなるし、恋も仕事も戦闘スイッチがオンになる。
けれど、B.Aになると生活は激変‼️
妊娠、出産や、保育園に送迎しながらの仕事の日々を続けると、いつしかスニーカーかフラットパンプスだらけ❗️
かろうじてあるのは、安定感のあるストラップ付きヒールか、ウェッジソールのもの😅
それもそうか、現実的にヒールを履きながらの子育ては難しい。
子供を片手で抱っこしたり、急に道路に飛び出す子供を引き止めたり、雨の中自転車を漕ぎながら、保育園に1分でも早く迎えにいきたいと思うなら
“見栄”なんて張っていられない。
▶︎Before having a childには戻れない羨ましさ
以前は仲が良くても、環境の変化に伴い、疎遠になるのはよくある話し。
独身主人公キャリーに、「よくそんなものにお金をかけられるわね。」と言い放った友人の言葉は、「もう私はその生活に戻れないのよ!」といった一種の寂しさや自由な姿への羨ましさの裏返しなのでは。
と、今の私は思うわけです。
映画「La.La.Land」でも最後に主人公がもし違う相手を選んだらと妄想するシーンが描かれています。
パラレルワークはあれど、パラレルライフはない。
もし○○を選択したら/しなかったら、私の人生はどうなっていた?
の問いは誰も答えることができない。
けど、時々そんなことを考えちゃうのも人だよね。
と、久々のSATC復活にひとり呟くのでした。