レイプ男から逃げようとしてマンションから落下~イチ傍聴人の私が裁判に影響を与えてしまったかもしれない事件
長く裁判傍聴を続けている私が、過去傍聴した事件の中で強烈な記憶に残っている事件の一つが、上記文春オンラインに紹介されていた。
事の発端はよくあるナンパとはいえ、最初から執拗につけまわされ、危険を感じ被害者は逃げたことでさらに窮地に追い込まれてしまった事件。
男の自宅に連れ込まれたがベランダから逃げようとした被害者女性は地面に落ち、下半身不随になってしまったのだ。
一般の女性が普通に生活しているだけでこのような事件に巻き込まれるのは理不尽としかいいようがなく、検察官が「鬼畜の所業」と強く非難していたこの男のような人間が社会に居ることが恐怖に感じた。
この裁判が強烈に印象に残っているのは、この男の極悪さが際立っていたのもあるが、もう一つの理由は、イチ傍聴人の私が少しだけ裁判に影響を与えてしまったかもしれないからだ。
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この裁判は、裁判員裁判だった。
休廷中に偶然、現場となったマンションの関係者に話しかけられた。
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