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"元彼が夢に。どうしたら忘れられる?" らんさんからのご質問 #文章のタロット
【文章のタロット】へのご質問ありがとうございます!
ご質問
質問者: らんさん
質問内容: 夢に定期的に元彼が出てきます。特に未練はないと思っているのですが、定期的に出てきて、思い出させます。まだ未練があるのでしょうか。どうしたら忘れられますか。
思いついた数字: 8 21 7
送信日時: 2021/09/08 17:50
らんさんの質問内容を読みまして、夢の中に元彼さんが出てくるところ、これはらんさんの夜の側、つまり無意識の側になるかと思います。対して、未練があるかどうかは昼の側、つまり、意識の側になるかと。その上で「どうしたら忘れられるか」が質問の核になるかと思いました。
スプレッド(並べ方)
いただいた数字が3つなので3枚のタロットを引きました。
上記の質問内容の理解を元に割り当てたのが次の対応になります。
※ 左→右の順でA,B,C
(A) らんさんの無意識 → VIII 正義
夢に定期的に元彼が現れる背景として考えられることをリーディングから書きます。
あくまでカードを読んで書けることです。以下、「そういう見方もあるかもね」というぐらいに読んでください。
VIII 正義 のカードは「何事にもふさわしい結果がある」という思い、それから「正しい、とはどういうことか?」と考え、完全性を実現しようとする力を象徴しています。
これを元にしますと、らんさんには「私は元彼にふさわしいパートナーであったはずだ」という思い、言い換えれば、らんさんにとって「正しい」恋愛をしたはずだ、という思いがあるのだと思います。
らんさんはもしかすると、その「正しさ」のために努力を要したのかもしれません。
そして、その努力には相応の見返りがあってしかるべきだ、という思いもあるのではないでしょうか?
「元彼」と呼んでらっしゃるからには、その彼との関係性はなんらかの理由/経緯で破綻したのでしょう。
ところがらんさんの側に納得いってない部分が残っている。(それは無意識的な領域に残っていて、あまり明確にわからないかもしれませんが…。)
その清算されていないなにかが引っかかっていて、元彼が登場する夢を定期的に見てしまうのではないでしょうか。
参考までにもう少し書き足します。
これはひとつの可能性なのですが、「なにかが未清算だ」という思いは、らんさん自身ではなく、元彼の側の思いなのかもしれない、とも読めます。
元彼さんがギブ&テイクのバランスを重んじるタイプの方で、らんさんが彼に対して返しきれていないものがあるという思いがどこかに残っているのかもしれません。
更に言うと、おふたりともそういう部分が共通してあり、お互いに「あのことについてお返ししてもらってない!」という思いがあって夢に見てしまうのかもしれません。
全て可能性ですが、ポイントは「正義感」や「正論」つまり「正しさ」を基準にして取った行動・努力・愛情表現などにおいて、与えることと受け取ることのバランス、というものを考えてみてほしいのです。
このバランスの完全性にこだわるあまり、不完全だと感じる部分への不満が尾を引いている可能性を感じます。
(B) らんさんの意識 → X 運命の輪
らんさんからの問いかけの「まだ未練があるのでしょうか?」という部分から察するに、「もういい加減忘れてもいいのになぁ」という気持ちが感じ取れます。
X 運命の輪 はこれをそのまま表現しているカードだと思います。
らんさん自身は、ひとつの成長サイクルを終えて、次へ行く準備が整ってしまっているのです。
と、同時に、次のサイクルを開始するにはまだちょっと踏ん切りがつかない、という行き詰まりも X 運命の輪 から読み取れます。
(C) どうしたら忘れられるか → VIIII 隠者
スプレッドに並べられたタロットの数字に注目してほしいのですが、(A)の正義は VIII (8) で、(B) の運命の輪は X (10) です。
無意識が「8」で、意識が「10」。
リーディング上は無意識に未練が残っていて、意識ではこれまでのサイクルを終わらせ、次のサイクルへ行きたいと望んでいる。
(A)(B)をリーディングするとこのような構図になっているのですが、そこに加えて(C)の「どうしたら忘れられるか?」に対して VIIII (9) 隠者 が出てきました。
8 と 10 の間を埋める 9 が解決策を示す位置に出てきたという構図になります。
VIIII 隠者 の意味合い的には「危機の通過」です。
元彼にとっての「元パートナーであった自分」という古いアイデンティティが「危機を通過」することで「死ぬ」。
この死は、元彼その人(のイメージや記憶)が死ぬことではありません。そうではなく、「元彼の元パートナーであったらんさん」という過去のらんさんが死ぬことです。それによって必然的に捨てたい思いを忘れることができるのではないでしょうか。捨てたい対象をなんとかしようとするのではなく、その対象を掴んで放さないご自分の手を解くのです。
VIIII 隠者 が語りかけてくるのは、自己の内面を見つめて、未消化の思いを直視しなさいということです。この内省行為が「危機」を呼びます。
思い出したくないことを思い出す、冷静に、反応せず、巻き込まれず、ただただ淡々と、客観的に…。
このプロセスはどんな人にとっても精神的な負担を強います。
しかし、そうやって過去の記憶に対して「それは単なる記憶なんだ」と明確に理解し、それが魂から落ちない限り(これが「通過」ですね)、らんさんのアイデンティティは次のサイクルへ進むという変容を遂げることは難しいのではないでしょうか?
平たく言えば、過去のご自分の常識やこだわりを捨ててしまえばいいのです。それは過去の使い古しですから、ずっと持ち続けてもなんの役にも立ちません。
まとめ
らんさんには次のステージへ進むタイミングが来ているのではないでしょうか? そのための資質的準備は整っていると自信を持ってください!(X 運命の輪 にはそのような意味合いもあります。)
まとめると、
・過去を冷静に振り返って整理する勇気をもつこと
・次のステージへ進む準備はできていることを自覚すること、自信を持つこと
このあたりにトライしていただければ、元彼さんを忘れることができるかもしれないですね。
応援してます!
SN