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最近興味があること:『言語化』

最近興味があること、試行錯誤していることは『言語化』です。

人、組織、職業、学び、イベント…など、対象はなんでもよいと思っているのですが、これらをひっくるめて『現象』と呼びましょう。

現象を静的(Static)に見ると、表層と深層があります。
深層でのうごめきの結果が表層に出現(Inside-out)していて、観察者はそれを「見る」わけですね。

表層はある意味でボーダーであり壁であるわけですが、別の見方をすれば、それは『接点』です。現象同士は表層でコンタクトするわけです。

表層において部分同士がコンタクトすると、少なからずなにかしらの影響が出ます。作用を及ぼして、必ずなにかが変化します。反応します。

その変化/反応は表層のレベルでずっととどまっているいるわけではありません。

譬えをひとつ。
我々が住む地球において地殻変動という現象がありますよね。これは地殻(表層)がマントルに向かって沈んでいく、それと同時に、マントルには表層に向かって上昇していく運動があって、地震や火山噴火のタイミングで地殻を形成していく。
これと似たことがあらゆる現象の性質に備わっている気がするのです。

表層でキャッチした事象、そこから発生した動き、こういったものが現象の内部(深層)に取り込まれていく(Outside-in)。

またそれと同時に、もともと深層にあった部分が機会を得て表層を形成し、新たなコンタクトを産み出すチャンスを作っていく。

このようにものごとが循環する動きを見る場合は、静的に視点を固定するわけにはいきません。ですので、現象を動的(Dynamic)に見ていることになります。


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少し抽象的な書き方に終止してしまいましたが、最近とにかく興味があるのがこんなことです。現象に対して、静的(Static)な側面と、動的(Dynamic)な側面の両面から観察していく、ということです。

概ね静的な側面を言語化するのは、それほど難しくない印象です。『スナップショット』をうまく捉えることができれば、割合簡単に言語化できます。

ところが、動的な動きを的確に言語化するとなると困難を極めます。どうしてもややこしくなってしまう。

またやっかいなのが、動的な視点で追いかけていくと、一度「これでOK」と思っていた静的な見方に変更が生じることがよくあるということです。

いろんな意味で、あらゆることが動的になってしまう(笑)。

修正に次ぐ修正…。

でもそこが面白いんですよね。

難しいから取り組む価値があるようにも思いますし。


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