大きな自分を抱く
何事も、とは言い過ぎかもしれないが、物事、周りのために行うという気持ちが大切であろう。
難しいことではあるが。
嫌なことも周りのために行おうと思えば、狭い自分にとらわれることなく、わがままになることもなく、寛大な自分で物事に取り組むことができるのではないか。
小さな自分ではなく、このような自分によって、物事を見つめ、周りのために物事に取り組む。
そうすることによって、自分もまた、一回りも二回りも大きく成長していくと思われる。
自分の中の小さくてわがままである自分によって、人間なら誰でも本来持っている周りのための大きな自分というものが抑圧されてしまっているのであろう。
だから、偏屈な自分へと導く、この小さな自分という人生に対するマイナスの存在を捨て去り、周りの幸せを願いながら周りのための行動をする大きな自分という人生に対するプラスの存在を大切にすることが、人生において重要であろう。
このことによってこそ、人生や生活や心は豊かになっていくだろうからである。
大きな自分に気づくこと、そして、大きな自分を忘れずに自覚しながら実践していくこと、そのことによって大きな自分のいわば反対者ともいえる小さな自分をなくしていくことができると思われる。完全にはなくならないではあろうが、少なくすることはできるであろう。
しかしながら、この大きな自分を実践するというのも、なかなか難しそうではある。
勇気もいればエネルギーもいるだろうからである。気分が落ち込んでいたり、暗い気持ちであれば、なおさら難しいことであろう。
しかし、そんなことに甘んじていたら、人間一生の短い間についにその大きな自分を果たすことなく、小さな自分の餌食になりながら、その短い一生を終えることになってしまうのではないだろうか。
なんとかして、この周りのための大きな自分に一歩ずつでも踏み出していけたらいい。
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