心のステージ〜ジェームズ・アレン『運命を変える7つの学びのステージ』より⑨〜
自己啓発や成功哲学に多くの影響を与えたと言われる
イギリスの哲学者ジェームズ・アレンの思想の実践本
『運命を変える7つの学びのステージ』から
一文を紹介しながら、私なりの考察を書いています
The one stage lesson 9
私が言う「人のレベル」とは、
生まれや育ち、お金持ちかどうかという偏見によるものではありません。
倣慢な考えや、嫉妬や恨みによる
差別意識によるものでもありません。
モラルの持ち方、心のあり方が表す、
精神的な成長のステージの違いによるものです。
私は今まで、7回の転職を繰り返し
いつまでも新人の給料で働いている、保育士の一人でした
名誉も肩書きも実績も何もない
自分の家族や家庭はおろか、彼氏もいない、友達もそんなにいない
一人でいても苦にならない、良くも悪くも淡々と毎日を過ごしてました
そんな私も東日本大震災が起こって、少しずつ
自分の生き方について考えるようになり
さらに母が思いもよらない癌になり
亡くなってしまった時
私は自分の人生を悔いなく生きたいと思いました
やろうとして諦めた数々のこと
勇気がなくて飛び込めなかったこと
今度はちゃんと向きあっていこうと決め
戻らない決意のため
薄給の中でコツコツ貯めた貯金をはたいて
百万単位の高額塾に入りました
そこで見たのは、今までとは全く違う世界
でも、ものすごく居心地のよい世界
私がこう在りたいと思うような
愛ある人たちが沢山いて
今まで話しても理解してもらえなかったことを
理解して受け入れてくれて
こんなにも違うものなのかと驚きました
新しい世界に飛び込む時は勇気がいるけど
行ってみたら
案外そっちの方が心地良いってこと
あったりしますよね
その世界に飛び込んでみて思ったのは
「自分がどう在りたいか?」というのを持っている人は、
とても筋が通ってブレない感じがする
もちろんそこには私には考えられないくらい、業績をあげてる方もいたけど
単に、お金持ちになりたい、成功したいということだけではなく
その先に、誰かのためにとか、世の中のために、とか
こういう社会になってほしいとか
みんなが良くなっていくように自分の持てるものを使っていくというような
信念みたいなものがあった
「お金持ちになりたい」はだいたい皆、思うと思うけど
とにかく「お金持ちになる」ということだけを目指していたら
それを達成した後に、目標を見失って
燃え尽き症候群になってしまう人も少なくないし
誰が傷つこうが、騙されようが構わない
という方向に行ってしまうかもしれません
なぜお金持ちになりたいのか?
お金持ちになって何をしたいのか?
お金をどう使いたいのか?
欲しいものを得たら
それによって自分が、満たされるものは何か?
何を得たくてそれを望んでいるのか?を考えてみると
本当に得たいものは
多くの場合
物質ではないです
そういうことを意識して行動している人は
やはり何か違うものを感じます
そしてそういう人は、目の前の人の名誉や肩書や収入
年齢、性別に関係なく、「その人そのもの」を見ようとしてくれて
意見も考えも聞いてくれて、いいものはいいと認めてくれる
そういう「心のステージ」を登っていきたい