人間関係講座・・・どう答えていいか分からないとき
かつて英語や数学を教えていたこともあって、様々な子供さんや親御さんと関わりを持ってきました。
「時々子供が言っていることにどう反応していいかわからなくなる」とか、「子供が思うように勉強しない」などのお話をお伺いすることがあります。
そのとき思うのは、カウンセリングや心理学では当たり前のことが意外と知られていないということです。
子供だけに限らずに、夫婦関係においても使えるとても便利な技法です。
すでに察しのいい方はお気づきだと思いますが…
それは、相手の言ったことの特徴のある言葉を繰り返すというものです。
これは、バックトラッキングとか伝え返し、エコーなど様々な言い方がありますが、とても単純でも知って使うと効果があります。
「ママ、今日先生に叱られた」
「まあ、あなたはいつも態度が悪いからよ」
これだと叱られた理由が分かりません。ママの推測でしかないからですし、いつも態度が悪いと決めつけているので反発を招きます。
「ママ、今日先生に叱られた」
「そう、叱られたの」
「うん、だって隣の太郎くんが僕の頭を叩いたから頭にきて・・・」
「そうだったの、隣の太郎くんが頭を叩いたのね」
・・・・・
夫婦関係だったら、「お〜い、お茶」と言われたら「お茶くらいご自分で入れてください」という前に繰り返してみてください。
「お〜い、お茶」
「お茶ですね。ご自分で入れてください」
繰り返しを入れると少しキツさが和らぐと感じませんか。ワンクッションあるだけでキツさが和らぐ効果があります。
単純ですが、意外や意外
使える人、使っている人はごく僅かです。
#親子関係 ,#カウンセリング
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