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地域おこし協力隊のマニュアル

仕事もデスクワークが続き運動不足で、肩こりがつらいはるです。
こんな所でものぐさな性格が災い…

藻谷浩介さんの前回の「里山資本主義」から時間が経って、動いていた人たちがどのように動きを更に進めたのか気になり手に取りました。

進化する里山資本主義

「次世代に、その地域の魅力を知ってもらい、進学や就職のために一度は都会に出ていくことがあっても外で得た知識や人間関係などのつながりを大事にした上でまた戻ってきてほしい」
もっと小さい規模だけれど、私も息子に同じようなことを考えていて。地域ごとそんな考えをもつことが本当に素敵で、憧れで。これから私で生きる地域でもその視野の広さは持っておきたくて。
私も移住後に何かしら地域に関わりたいと思っています。この本はそれこそ地域おこし協力隊のマニュアルみたいなものでした。

周防大島の島時々半島ツアー。これから地方で生きていく身として体験してみたいし、移住する地域以外のツアーやイベントにも学ぶことは実は多いんだなと気づきました。
あと私はこれからを生きていく子どもたちの学校教育に、キャリア・お金の教育、起業家の教育がないことが気になっていて。「起業家支援キャリア教育」にもすごく驚きました。そのような教育が受けれるように今後個人的探すしかないかと思っていたけれども、地域に入っていこうとしているなら、今地域に求めるだけじゃなくて自分で動き出せばいいんじゃん!とふと思いました。その選択肢を忘れがちな点がいつも反省です。
私は「自分は常に正しいことを言っていなくてはいけない」という強迫観念に囚われて今まで生きてきた人間です。私はずっと「無知の知」を全く失っている状態で、息子は自分が知らないことが分かったと喜べる人間で。このまま大きく育ってほしいし、私はそこを息子から学びたいし、邪魔したくない。島根県の高校魅力化プロジェクトもすごく憧れます。田舎で生きる魅力的な素敵な人はいっぱいいる。その人たちと繋がりたいし、子供達との繋がりも作っていきたい。


そして、人や情報が集まる場所として「カフェ」 というのがキーポイントになっているということに深く納得しました。
人が出会い、フラットに話ができる、そういう場所があるからこそ、これから移住などで入っていこうとしている人に情報を繋げることができる。地域としても情報を繋げることができる。私が苦手な部分ではあるけれども、何かそういう事に関わっても行きたいです。
本当は今すぐにでも地域に行って、その土地の人との交流を繋げておきたい。それができないのがすごい今もどかしいです。ただ、この葛藤を超えて、いつか私も移住者を受け入れる側の人間になりたい。
私は単に息子との過ごすためだけに庭にピザ窯を作りたいと思っていたけれど、実はそれさえも人が集まることに繋げられるじゃないかと気付かされました。息子が楽しめるものはきっと他の子供達も楽しめるし、何よりも全力で遊べる山が川があります。
その土地を活かせるところは真似して、でも街おこしで使い回されたコピペにならないように、頭を使わないと。頭を使うことはとっても苦手だけど、それが出来てこそこれからの人生かなと思うし、それができてこそ人生を楽しめる気がします。
呆然とただ毎日をこなしていく生活にはもう戻りたくないから。

保育園の先輩家族が卒園後に民泊をやっていて、家も自分で直していて、すごい素敵な所で生きています。それこそ地域の中で生きるという姿な気がして。自分の強みを活かしていて、すごく憧れます。
移住を考え出してから、地方でしか得られない体験、食べられない物の可能性を大きく感じていて。今は都会ではどこに行っても同じものが同じように食べられからこそ、その土地でしか食べられない物、得られないものはすごく貴重。
そのコミュニティの強さも大災害の多い日本ではより必要なものになっていくはずです。
先月の大雪でも品物が届かない地域がニュースになりました。自分のところに食糧がある地域はそれさえも強みだと思います。
移住後、まだ畑には手ががつけれないと思ってたけど、自分で野菜作りをすることでその地域の人から学び、知り合えるんじゃないかなという思いもちょっと出てきています。 食費も少し浮くし。家を購入する時も「畑も無料で貸すよ」と言ってくれていて。きっとそこまで手が回らないと断ってしまったけど、地域の人にとっても私にとってやってみた方が良いかもと今更ながらに納得したりしました。

あとひとつ驚いたのが、 知らない同士が集まって「せーの」でみんなで一緒に食べると言う「コミュニオン」。実は私は身近にそういうところを知っていて。
その日スタッフが作れるものを出すというつながりを大事にするカフェ。そこはいろんな人とのつながりから、いろんなことに派生していて。あんまり参加できてないんだけど、これからの一年できるだけ参加してそのノウハウを得て次に活かしたいなと思います。

移住後どんな働き方をするのか常に考えています。地域で街おこしのようなことをしながらまずスタートを切ってみるのもありだなと思ってもいます。そこでできた繋がりが活きることも、自分なりの役割も見つけることができるかもしれない。副業という意味で週一回そういうことを続けることができるかもしれない。いつか民泊やカフェに繋げていけるかもしれない。そう考えると移住がより楽しみになります。
たくさんのアイデアが溢れていて街おこし協力隊になったらこれは買わねばならない一冊です。
ただならなかったとしてもどこかのタイミングで、カフェ、民泊は関わりたいから購入希望リストにはすでに入っていますが。
コロナでどういう方向性を取ったらいいのかまた変わってくるかもしれない。だけど、コロナから学んだこととして大人にとっても子どもにとっても人とのつながりの場所は絶対必要。だから方向性は修正すると思うけど、自分のできること模索をしていきたい。


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