【高3偏差値40から偏差値67国立大現役合格】高3で志望校の学園祭に行くべきか問題
志望校の学園祭、行きましたか?
春に開催する大学もありますが、
秋に開催される学校は結構多いですよね。
たとえば、
東京大学 11月22〜24日(駒場)
早稲田大 11月2〜3日
慶應義塾大学 11月21〜24日(三田)
など、有名校の学園祭は秋、というケースが意外と多い。
でも、高3生にとって11月ってかなり忙しい時期ですよね。
果たして、忙しい時期にわざわざ学園祭に行くべきなのか?
志望校が早めに決まっている生徒さんや計画性のある学生さんは、おそらく
高1〜2年生のうちに学園祭に行っていることでしょう。
しかし、うちのような部活に明け暮れていた高校生は、
部活優先で、高1〜2年のうちに学園祭に行こうともしない。
それに、高3になってから志望校を決めた生徒さんは
高2までに学園祭に行ってないケースも多い。
でも、親心としては
「志望校の学園祭に行かなくて、だいじょうぶなの!?」
と心配になりますよね。
わたしもそうでした・・・。
でも、受験を経験してわかりました。
結論から言うと
学園祭には行かなくていいと思います。
そう思った理由、
やってわかった経験談をお伝えします。
志望校の学園祭に行かなくてよい理由3つ
理由1「時間がもったいない!!」
学園祭に行くとなると、
なんだかんだで1日使います。
しかも、慣れない世界を見て
精神的にも肉体的にも疲れます。
「文化祭に行けば、この学校に行きたい!という気持ちが増して
受験に身が入る!」
・・・と親は思いがちですが、
だいたいが、そうではありません。
それに、高3の時点で勉強がギリギリの生徒にとっては
志望校決めのキッカケを掴むよりも、“1秒でも長く勉強しろ!”が現実です。
学園祭に行っても、大抵の場合、「楽しい雰囲気」だけしかわからないものですし。
学園祭中、受験相談をやっている大学もありますが、
高3の11月の時点で「この参考書がおすすめ」と変にアドバイスされても
それをこなす時間はありませんし、へたに相談して不安になったり、ふりまわされるよりも、これまでやってきた勉強を信じて突き進んだほうがよいかと思います。
もちろん、受験勉強に余裕がある生徒さんは別です。
大学の雰囲気を楽しんでもいいし、
現役大学生に変にアドバイスされても余裕でしょう。
でも、勉強が思うように進んでいない人は、学園祭に行くよりも、勉強しましょう。
でも、学園祭に行くかわりにやるべきことはあります。
それが次↓
理由2「志望校を決めるきっかけは”学園祭”よりも“◯◯する”ほうが有効的」
学園祭に行かないみなさんも、
代わりにやったほうがよいことがあります。
それは、大学ホームページをちゃんと見ること。
うちの場合、
偏差値40の息子が「ココに行きたい!」と志望校を決めたキッカケは
大学ホームページを見たことでした。
ある国立大学のHPを見て
「ここで勉強したい!」と目をキラキラさせ始めたのです。
高3になってからのことでした。
大学は学ぶところ。
大学に合格したら、何を学ぶのか?
それをはっきりさせることこそ「この大学に行きたい」理由になる。
と、まるできれいごとのように聞こえますが、なんだかんだいって、これが一番重要です。
「そんなこと言われても、将来やりたいことが決まってないし、
なるべくいい大学に行ければいいから、学科なんてどうでもいい」
・・・と思っている方も多いと思います。
わたしもそう思っていました。
「学科なんかどこでもいいから、一流大学にひっかかってほしい!」
でも、その親心って
子どもには、ぜんぜん刺さりませんでした。
息子の場合、周りのお子さんたちが、わりと
「将来パイロットになりたい」とか
「心理学を学びたい」とか
やりたいことがハッキリしていて、そこに合わせて大学を選ぶ子が多い。それがかっこいい!というのが息子の友だちのスタンダードでした。
それに、大学ホームページを絶対に見てほしい理由は、もう1つあります。
それは、「学科決め」です。
願書を出すとき、だれもが志望の学科を選ばなければなりません。
願書を出すときに慌ててHPを見て決めるより
早めに大学のホームページを見て、学科をしっかり決めること。
大学ホームページには、施設や研究内容、ゼミの先生の話など、
いろいろ載っています。
最近では、学部や学科の名前もどんどん変わるので
HPをちゃんと見ないと、どんなことをするのかわかりません。
今は大学HPは資料としては必須です。
そんなHPを見るついでに、なにかに惚れ込み、「この大学に行きたい!」とやる気スイッチが入ったら、こっちのもんです。
うちの場合は、そうでした。
それにしても、偏差値40の息子が大学HPを見ただけでやる気になるなんて。
ぜんぜん勉強しない息子のスイッチを入れるのは、そんな簡単なことだったとは!
正直驚きました。
そして、やる気スイッチが入った受験生は、本当にスゴい。
親の想像を超えます。
うちの場合は
食事中、テレビを見ていた息子が、塾の授業動画を見ながら食べるようになったし、
昼間でぐーぐー寝ていたのに、早寝早起きになるわで
・・・まるで別人。
これまでずっと親が注意していた「ゲームをしない!」「動画ばっかり見ない!」「昼間で寝てないで起きなさい!」と
注意していたのがうそのよう。
といっても、うちの息子の場合だけかもしれませんけども。
みなさんも、試しにお子さんに大学HPを見せてみてください。
理由3「11月以降は、なにがなんでも病気予防!」
受験生にとって、11月から本番(2〜3月)にかけては
どうやって体調を崩さないかが勝負です。
体調を崩したら勉強もできなくなり、勉強計画もズレまくって、
そのせいでモチベーションが下がったりしたら、もうたいへん。
受験生は体調だけでなく、メンタルも崩れたらやばいです。
そんな体調&メンタル重視の大事なシーズンに
学園祭のように人混みに行くことはかなりの危険行為です。
感染の可能性が高まりますから。
うちの息子の場合、11月以降は
学校・塾・自習室以外は、ほぼどこにも行きませんでした。
勉強するしかなくて出かける暇がなかったこともありますが、
感染する可能性が減るというのも理由です。
塾でも、生徒に病気をうつさないように
先生やチューターさんらは、秋になると予防接種を必ず受けてくださっているそうです。(うちの息子が通っていた大手の塾では、先生&アルバイトの大学生は秋以降2回の予防接種が必須になっているとのこと)
体調を崩さないためにも、学園祭のような人混みはなるべく避けましょう。
どうしても心配なら親バカ風に、”親がかわりに学園祭に行く”
もう、過保護の極みかもしれませんが、
子どもが志望校の学園祭に行かないことが不安でたまらないなら、
代わりに親が行く、という手もあります。
えっと、恥ずかしながら、わたしはそれをやっちゃいました。
自分でも親バカだなと思いつつ、
勉強を教えられかわりに、やれることはやってあげたい
という思いで、行ってきました学園祭。
せめてパンフレットでも貰ってこよう!
実際に行って、どれだけいい大学だったかを語ってあげよう!
という親心だったのですが、
もはやこれは、”少しでも子どもの役立っていると思いたい親の自己満足”と言っても過言ではありません。
さすがに、受験予定の大学すべての学園祭に行くのは恥ずかしいので
第1志望の国立大だけ、行きました。
親が学園祭に行って、やってみたこと4つ
(1)パンフレット収集
もらえるものは、手当たり次第にもらいました。
大学側も「好きなだけ、どうぞどうぞ」という感じだったので。
でも、帰宅後、息子にパンフレットを見せても、見向きもされず・・・
思春期なんて、そんなもんです。
(2)購買部でグッズを買う
息子のテンションを上げるために!と大学グッズを買いましたが・・・
家に帰ってからグッズを見せても
息子「まだ合格していないのに、さすがに今からグッズを持つとハズい」
と却下さられました・・・。
まあ、思春期なんて、そんなもんです。
(3)ルート確認
コレは重要!
かなり役に立ちました。
わたしは息子の志望校へ行ったことがなかったので、
家からどうやって行けばいいのか、知りませんでした。
しかも今、東京のターミナル駅は大規模な工事をしている場合が多くて
乗り換えがとにかくややこしい!迷路のよう!
受験当日、どうやってスムーズに、試験会場に行けるかは、かなり重要。
迷ったら動揺して、テストに影響を与えるからです。
そういう意味でも、学園祭に行くついでに
ベストな行き方をさぐるのは、かなり大切です。
これもかなり過保護ではありますが、どうせ学園祭に行くなら、ついでにルートもさぐっておきましょう。
(4)子どもに”大学祭に行った感想”を語り、絶賛する!
これは、お子さんのタイプにもよるのですが・・・
うちの場合、学園祭に行った感想を息子に伝え
「すごく良かった!@@と@@が!」と具体的に息子に語りました。
まあ、思春期の高校生ですから、家ではずっとイヤフォンをしていて
母親の言葉なんて聞いているのか聞いていないのかわからない感じではありましたが・・・
うちの息子の場合、単純なので
「親が大学に行って、気に入って帰ってきた」というのは、
「俺の志望校はここで正しかった」と安心感につながっているようでした。(おそらく)
息子の志望校はいいところだよ!
親も気に入ったよ!アピールです。
しかし、お子さんのタイプによっては「プレッシャー」になる場合もあるので、お子さんのタイプに合わせてお願いします。
いかがだったでしょうか。
あくまでも我が家の場合ではありますが、
少しでもみなさんの参考になれば幸いです。