着火のない灯火は往々にして消せない(ココロテンあとがき)
2023年4月18日〜23日
#ココロテン 〜10人のカメラマンが表現する10の短編小説〜 @渋谷ギャラリールデコ
たくさんのご来場ありがとうございました。
本当に楽しい毎日でした。
ゆっくり休んでね、ってみんなから言われた(ちゃんとゆっくり休んだ)けれど、なんというか今回、燃え尽き症候群みたいなのはないんですね。
2021年の『と、心展』では、それはもう、ものすごい達成感と、喪失感で、しばらくはもう写真を再開できないかと思うくらいでした。
(それ以降の出会いとか含めて、たくさんの大切なものをもらっていると思っているので、この時写真をやめずに継続して良かったなと感じてます。)
でも今回は、何か大きな物事が終わって多くを失ってしまったような空虚感より、友人とたくさん遊んだ帰り道に「またね」とバイバイして、姿の見えなくなるまで手を振った後みたいな、幸福で満たされた気持ちが大きいんですね。
言語化の難しい不思議な感覚だけど、やってよかったな、見て欲しい人たちに見てもらえてよかったな、って素直にそう思えてます。
本展に関わってくださった皆さん、ご来場くださった皆さん、本当にありがとうございました。
(相変わらず、"行きたかった、次があったら"とよく言ってもらえるけれど、何事もその一瞬と同様の次は無いので、私にとってもあなたにとってもその一言はプラマイゼロだから気を遣わなくて良いのにな、と思ってる。)
打ち上げにはここに写っている全員が参加してくださった。全員が揃う打ち上げなんて学生時代から見たことがない。このメンバーでよかったなぁと心から感じました。ありがとうございました。
だから今回は、わたしが今みんなにこんなに愛をもらって幸せなんだよってことを、未来のわたしに伝えるために書きます。あまりにグダグダかも。
まずは、自分で募集しておいて、会期中バタバタでなかなか触れることのできなかった『ココロテンアンバサダー30分撮影企画』
想像以上に多くの応募をいただいて、抽選になってしまいました、たくさんの反応ありがとうございました。
毎日2名のカメラマンさんとルデコ発着で30分、というぶっつけな企画でしたが、みなさん本当に素敵に撮ってくださったの。 ありがとうございました。
初日
天気:くもり
この展示がどうなるかわからないドキドキの中来てくださった2名のカメラマンさん。
上手く企画の意図を読んでくださった、ありがとうございます。
お天気の良かった2日目。
二杯目コーヒーフロートの最後のシーンの衣装でした。
今年初の半袖!
いつもお世話になってるカメラマンさんお二人と、可愛く撮ってくださりありがとうございました。
ちょっとクールな格好しようかなと思った3日目。
お二人ともいつもおしゃれに撮ってくれるし〜と思っていたら期待通りに。ありがとうございました。
せっかくだから可愛く行こうかなと思った4日目。
お天気が良くてオレンジのスカートがぴったりでした。ありがとうございました。
この日だけはイケメンで行きます。と募集時から宣言していた5日目。
一番応募が多い日でしたが、当選されたお二人には本当にカッコよく撮ってくださって助かりました。
ありがとうございました。
最終日の6日目。
まっちゃんからの強い希望で、最終日は川添さんの衣装で。
初夏の新緑をすべるような光にぴったりで、大正解でした。
ありがとうございました。
どなたも30分間を大切に有効活用してくださって、本当に楽しい時間でした。
ありがとうございました!
そして、これまで詳しく触れてこなかった、3名の作家さんのはなし。
『天国』『歩く』『朝焼け』
3作を書いてくださった重野さん。
出会いは"そして7日目が終わりました"という短編映画で、共演者として出会いました。そしてその作品、カメラマンが天才たなべさんでした。世界〜。
その時はたぶんあんまり話すことができなかったけれど、そのあと重野さんが主演脚本をされた『僕と君とそして死と』でご一緒させていただき、彼の人柄に感動したのでした。
重野さんご本人、パッと見はクールなんだけれど、なんていうんだろう、"温厚"という言葉をね、さらにコトコト煮詰めて、熱と深い優しさを加えたみたいな素敵な方で。
またご一緒したいと思っていたので、すぐにお話に乗ってくださって本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。
『こうして世界が』『川添さんから音が鳴る』
2作を担当してくださった田村さんは、実は展示に来てくださるまで会ったことがなくて、重野さんのご紹介だったんですね。
「田村さんという面白いひとがいるのでぜひ彼にも話してみて良いですか」と重野さんからご提案があり。
素敵なひとが紹介する面白いひとは良い人に決まってるじゃぁないですか。ぜひ〜!とお願いすることにしました。
彼の情報はTwitterと提出してくださった文章からしかなくて、まじでどんな人なんだろうって思ってたんですけど、良い意味で思っていたとおりの人で。
2人は最終日に来てくださったんですが、私本当にバタバタしていてあんまりきちんとお話しできなくて、お礼もそこそこに「田村さん、思ったとおりの人でした!!絶対眼鏡かけてるって思ってたんですよ!!!」
そう大きな声で伝えたけれど、イメージが"眼鏡"ってめちゃくちゃ語弊あるよね(あるよね???)
違うんです、ちゃんとここで言い訳させてください。
・重野さんからの紹介ということはたぶんチャラチャラした人柄ではないだろう(褒めてる)
・Twitterがあまりにシュールだから、実生活は絶対にボソッと面白いこと言うタイプな気がする(褒めてる)
・締切をきちんと守ってくれたから真面目な人だ(褒めてる)
・だがしかし提出してくださった文章、写真展に展示するって言ってんのに"音"で出してきたよ。しかも特にそこには触れずに。....これはヤバい人だ(褒めてる)
実際会って
→めちゃくちゃ礼儀正しい!!重野さんと同類の『内に秘めるヤバさ系』だ!!!思ったとおりだ!!
「田村さん、思ったとおりの人でした〜〜〜!!!」(クソデカボイス)(超褒めてる)
その節は紛らわしい発言をしてしまい申し訳ありませんでした。また会いたいです。ありがとうございました。
『また会おう』『深呼吸』『夢』
そして一人芝居『語りかける感情の追憶』
私が開催2週間前くらいに"一人芝居やります!"なんて言ったもんだから、準備中からお世話になりまくった港谷さん。
被写体を本格的に始める前の、小劇場でお芝居をしてた頃とか、本当に昔から知ってはいたんですけど、なかなか直接お会いする機会はなく。
2022年3月に上演予定だった『イリヤとロイ』でオファーをいただいたのが初めてちゃんとお話しする機会でした。
その時は、演劇人なのにまともで良い人だな(私の偏見がすごい)ってくらいの印象で、ずっと港谷さんとはまた一緒になにかやりたかったんですね。
それで今回、絶対面白がってくれる気がしてお声がけさせていただきました。
ちょうど執筆を何本か抱えてたと思うんですけど、すぐに書き上げて短編小説として送ってくれて。
この人本当に、こういうの好きなんだなって感じました。
好きという衝動に勝るものってないですよね。
港谷さん、まともだと思ってたけど、そんなことないかもしれないってのは展示直前で『語りかける感情の追憶』の稽古を見に来てくれた時でした。
一人芝居の稽古ってすごい孤独で、今の自分を過信して良いのか、信じる芝居はこれで良いのかって毎回すごく不安になるんですけど、稽古のたびに動画を送って、見てもらえて本当に良かったです。
去年とか、無理に頑張ろうとしてた時の私は、ずっと芝居に愛されてないなとか、努力とかできてないし当たり前に向いてないな、とかネガキャンばっかりしてたんですけど、最近はそういうのなくなって。
実力とか才能とか責任も、背負えないものはもう全部捨ててやろうって感じで。
私は特別何もできなくて、何も持ってないってことを隠そうとするのやめたんですね。嘘つくの下手だし。
そしたらだいぶ心が軽くなって、"できない"って言いやすくなりました。
はじめはできなくても良くて、できないことはどんどんできる人に教えてもらったり頼んだりしてみようって。
今年の私は、誰かに少しでも頼って良いんだってことを学んだ気がします。私だって誰かに頼られるの好きだし。その分一生懸命向き合うぞと思って。
そんな気持ちの変化があったので、この一人芝居での港谷さんとの時間は、去年とは違う会話ができたりしました。前はしっかりしたまともな人だと思ってたけど、意外とそんなことないんですねみたいな。
役者と演出ではなく、人としてのコミュニケーションが取れた感じがして嬉しかったです。
書いてくださった3作も、どこか人の弱さを包んでくれるような温かさのある作品で、港谷さんらしいなと感じました。
素敵な感想もありがとうございました。
3名とも、ちゃんとまた会いたいです。
本当にありがとうございました。
そうだそうだ
音のね、音の話をしようと思って。
今もまだ聴ける朗読のBGMなんですけど、
山本朝陽さんが全てのストーリーに合わせて一曲ずつ作ってくれたんですよ。
えっ10作(川添さんは本人作ってたので実際には9作)だよすごくない?何事??って感じで。
それがねー全部いいんですよ。
ちゃんと雰囲気に合ってるのよ。
ただね、不思議なのは、
『短編小説と音』
『短編小説と写真(展示)』
このふたつはそれぞれ照らし合わせて作られてるんだけど
『音と写真(展示)』
これは展示会場で初めて交わったんですね。
みんなびっくりですよ、後ろに音があるとこんなにも変わるんだって。
音楽のすばらしさを改めて感じました。
ただの朗読ではなく、でも決して朗読を邪魔しない程度にBGMが流れていることで、より一層没入感があって映画のように観れました。
↑この感想ほんっっとうに多かった。
私も実際に一つずつイヤホンで聴いて回ったんですけど、めっちゃ入り込んでしまいました。
ご本人実際にお会いしたんだけどね、若いのよ!まだまだ将来がすごく楽しみになるような方です。
またどこかで彼の音楽が聴けますように。
ありがとうございました。
展示メンバーとの撮影談を少しだけ。
何年も前から撮ってくださってるシュウトさんとは、前回の展示でも天気予報に惑わされ続けましたが、今回も晴れの日を狙って2回撮影しました。
上手く笑うことができない私、亡くなったおばあちゃんへの気持ち。
画を作るにあたって、重く捉えることもできただろうけど、いつも通りたのしく撮りましょう。とシュウトさんが言ってくださったので、いつもの私たちのスタイルでケラケラ笑いながら撮っていきました。
"天国は本当にあるんだろうか。〜私は(天国が)下の方にあると思っている。"
そう始まるこのストーリーは、今思うとシュウトさんにピッタリだなと感じますね。
どことなく人と違う感覚を内に秘めているみたいな。
搬入日には、ピンクの衣装でサンドされた緑の衣装の写真の展示を見て「これは、現在と過去ですか?」と、すぐにピンときました。
遠方のため在廊していた時間は短かったですが、充分伝わったと思います。
天国、ちょっと泣いちゃいそうになったって色んな方に言っていただけて、改めて柔らかく爽やかなシュウトさんの画に表現してもらえて良かったなぁと。
ちなみにまだまだ無限にカットがあると思うからちょっとずつでも見れたら嬉しいですね。
ありがとうございました。
世界観が不思議で面白かったです、とたくさんの感想をいただいたまっちゃんとの作品。
田村さんが綴ってくださった2作は、写真で表現するストーリーとしては難解で、良いアクセントになっていました。
僕はこれくらい難しいやつをやりたいって思ってたんだよ、と会期中最後まで嬉しそうに話してくれたまっちゃんを見て、田村さんありがとうございますと感じていました。
撮影はいつものスタジオで、一回きりでしたが、「幸せな僕と川添さん」を終着点とする形で、お互いになんとなくイメージはできていたので時間をかけたすり寄せはしていないように思います。
唯一音楽までご自身で作成してくれて、
「川添さんが解らないから、僕自身も解らない音にしたかった」とのこと。
撮影中、このテクノ調のBGMを流しながら撮っていたことも、イメージの一致に繋がったのかもしれないですね。
写真とはあんまり関係ないけど、ナレーション時、なかなか「川添さん」の連呼が難しかったことを覚えてます。
BOOKで答え合わせができるような作りになっていたのも素敵で、総じてすごく人気な作品でした。
ありがとうございました。
展示マスターぴよまるさん(エヌバタ師匠)
今回はあまり在廊ができないのでわかりやすくしました、と仰ってたけど一枚一枚のサイズ感とか貼り方とかが流石すぎてだな。
「はじめはシンプルだと思ったけど徐々に引き込まれる世界観で没入感がありました」とたくさん感想をいただき。
壁の白いスタジオで数時間、叙情的というよりは欲しいカットを的確に摘んでいくような撮影でしたが、ぴよまるさんへの信頼度ったらもう天まで突き抜けるほどなので何も心配していませんでした。
私が特にお気に入りなのは真ん中あたりの狂っちゃってるシーン。喜怒哀楽をしたんだっけか。楽しかったです。
また、この白い部屋は、私も作品書きたいですーって宣言したあと、一番初めに書いたストーリーでした。
展示作品とするにあたって、
・季節や気候
・野外ロケーション
・限定される服装
これらがあまりに制限されすぎるのは、自由度が落ちるなと感じたので、なるべく問わないものにしたくて、室内撮りでなんとかなる作品を描こうと考えました。
ずっと昔から"白い部屋の実験"(感覚遮断)には興味があって。
人間は全ての感覚を遮断されるとおかしくなってしまうっていうもので。例えば横たわってアイマスクをして、身動きを取れなくして防音室に入れられたら、人間は丸2日くらいしか耐えられないんですって。
それを水中とか無重力にすると、さらに4時間くらいが限界らしいです。
"人間は刺激を求める生き物だ"っていうことを立証した実験なのだけど、だからこそ最近流行ってる「生きてるだけで偉い」ってそんなことないなと思ってて。
刺激を求めるように生かされてるんだから、ただ生きてるだけじゃ偉いわけないよな私。って思うんですね。
もちろん友人との会話でその会話が出てきても、全然嫌な気持ちになったりしなくて、だってそうやって自分を鼓舞できるなら、そう生きられた方が良いに決まってるもんね。
生きてると何もしなくても刺激に溢れすぎてて疲れちゃうこと多いし、都会は特に。
できるだけ何も考えないで生きたいけれど、ちょうど良く生きるって難しいですね。
そういうふうなことを考えて書き始めた作品でした。
結局心の底まで悪者や狂人にはなりきれなくて、なんとなく、寂しくなった時に浮かぶような人との繋がりや自分自身の大切なもののために生きてるんだろうなって、書き終えた今はそう感じてます。
もちろん、他の作者さんの作品同様、ぴよまるさんやぽんきよさんには私がどういう気持ちでこの作品を書いたとか全く言ってなくて。
こいつ自分の作品なのにやけに他人行儀だなって思われてないかなって心配になりました。
何も言ってないけれど、本当に思っていた通りの世界観にしてくれて、感動しました。
ウワァ〜〜想像が画になったぁ〜〜って感じで。
自分の頭の中だけで生きていたキャラクターが具現化されるようなときめき、幸せでした。
この作品も世界観や雰囲気がとっても人気で、さすがだなぁと感じました。ぴよまるさんに選んでもらえてよかったです、ありがとうございました。
今回、展示メンバーの誰よりも先に撮影が終わったウロタさん。
撮影中はどんな感じになるんだろうワクワクってひたすら心躍ってたんですけど、こんな感じになる予定です、と見せてもらった展示イメージでなおさら、ウヒョーって感じで。
とにかく私はこのような世界観大好物でねぇ〜ヒッヒ、ムシャムシャ(芸術を噛み締める咀嚼音)
港谷さんからこのストーリーが上がってきた時点で、うひょー!これは!!本ですねぇ!?しかも図書館にあるような有名シリーズ!!!と盛り上がったのも懐かしく。
私はもともと表現の世界に足を踏み入れたきっかけとして『私も物語の世界に入りたい』だったので、"私は私で、誰にもなれない''という一文は特に面食らったもんで。
そうなんですよね、結局、誰にもなれないんよね。
けれど、本の中なら、とか、写真の中なら、とか、最近本気でそう感じていたので、その作品をウロタさんが担当すると知ってさらに楽しみになったものでした。
展示の構成として、下の会議室、暇な私、誰にもなれない私、けれどこの展示(本)の中なら『誰にでもなれる』。
それを表現しようとした、とご本人から聞きました。
この一面でものすごいワクワクが詰まってて、みるたびに発見があってニヤニヤしました。
ウロタさんは歩くマイナスイオンと思っているのですが、在廊中は展示会場に溶けていた(文字通り溶け込んでたんですよ)のでズルかったです。まるでお客さんみたいに展示の前にいるんだもん、笑いました。
この展示、ワクワクして好きでした、とたくさん感想をいただきました。
『と、心展』後に、再び!と呟いてくださっていた1人だったので、またご一緒できて本当に嬉しかったです。
ありがとうございました。
この文を書くために遡ったらね、たつさんってすごい昔から撮ってくださってたんだなって実感しました。
撮影会入って、少しずつ埋まってきたなって時に撮りにきてくださったのが懐かしい。
ずっと写真は見ていたので、あの画の切り取りはどうやって出来上がるんだろうと興味があったので、実際に撮っていただいた時は撮って出しの完成度の高さに驚きました。
映えるシルエット・素敵な自然光・走る車のライト
この3点が揃えば"タツヨシゴールデンタイム"だと思っているので、朝焼け、ぴったりでしたね。
「夕陽でもわからないかもしれないけれど、わかる人にはわかるんです、朝陽とは少し色が違うので。」
という忠実なこだわりを持って、晴れた朝陽を狙いましょうということになりました。
夕陽を撮ったのかと思いました、とも言われましたが、やはりわかる人にはわかるようで、何時に集合だったんですか、、?とか心配そうに聞かれたり。
実は天気が悪くて一週朝焼けリスケとなったのですが、結果的に無理をせず良かったなぁと感じています。今日こそ!と思えて強気に挑めたのでね。
この日は冬の朝の5時とかに集合して、てくてく歩いて撮影をしました。寒かったけれど、良い陽が出てくれたので、寒さなんて吹き飛ぶって感じで。
そして彼は鉄の塊を見るとテンションが上がるので、橋の上の電車や、早朝に飛ぶ飛行機を嬉しそうに眺めていたたつさんがいつもほほえましいです。
↑素敵な作品になって嬉しそうなタツさんが愛おしいのでぜひ読んでみてください。
シルエット感やスナップが好きな方々にも特に人気の作品でした、ありがとうございました。
slowhandさん(以下お父さん)はものすごい曇り空を連れてくるカメラマンさんで、撮影日もちょうど撮影中だけどん曇り、さすがで笑っちゃいました。
展示メンバーの中ではこれまでの撮影回数が少ない方だなと感じていたのですが、一番ストーリーに寄り添った撮影をしてくださったなぁと感じています。
実際にこの作品が一番忠実で写真と文章が絡むように心に残りました。という感想をたくさんいただきました。
お父さんの写真で好きなところは、なんだこの構図?どっから撮った?っていうのが多いところです。
こういう少しずつのこだわりの積み重ねで、ナチュラルなんだけど初めて見るような、素敵な画ができるのだなと感じています。
でも撮影中、ストーリーをきちんと忠実になぞろうとしてくださっている様子を見て「私があまりにもこのストーリーの人物ぽくいることは、お父さんの写真の良さを潰してしまうかもしれない」と感じたのもたしかで、
あんまり気にしないでいつも通り撮って欲しいです!と伝えました。
昔からカメラマンさんに何か注文したりすること全くなかったので、私の伝え方が嫌な感じだったらどうしようとか、不安にもなってたんですけど、作品ってどちらかでなくて、2人で作ってるいるんだなと改めて実感しました。
結果的に、きちんとストーリーには沿っているけれど、お父さんらしい面白い構図の画として展示してくださっていたので、嬉しくて嬉しくて。
大きな一枚は私のイチオシです。
どれがいいかしらと送られてきた数枚のうちの一枚で、たぶんミニブックにあるのが迷ったうちの別のカットかな。全部良かったんですよ。
本当にコンビニで大量に買い物をした帰り道だったので、"歩く"そのものでした。この衣装もお父さんの淡いトーンの写真に合っていて正解だった気がしてます。
この作品は詩としても好きで、環境が変わったりすると、ふと思い出すこともあれどなかなか昔の友人たちとか、会うまで行かないんですよね。本当に。
そんな、心の中のもどかしさをカラスのイラスト共に感じることができて、お父さんと同じくセンスの良い方々からとっても人気の作品でした。
ありがとうございました。
写真の展示物たちのなかで一際目を引いていたブラウン管。
知らずに来た方達からは、「えっこれも展示なんですか?!」と言われるほどで。そうなんですよぉ〜(ニヤニヤ)つって。
もともと誰か1人動画がいたら面白い気がする、という思いつきから、この人なら何かやってくれる気がすると、たなべさんにお願いしたのですが、本当に面白い展示になっていたのでさすがでした。
たなべさんとはもう5.6年くらい前?たなべさんがまだ若い少年だった頃に(今もだけど)映像作品で何度かご一緒させていただいたのがきっかけで。
撮る側なのにやたらビジュが良い人だな。っていうのが最初の印象でしたね。
実際に展示会場でも、たなべさんこんなに若かったんだとか、顔が良いとか全然展示に関係ないこと言われてて面白かったです。出展メンバーにドレッドヘアの作り方伝授してて笑いました。
そしてこの深呼吸という作品、文章だけ読んで一番映像として頭に浮かぶものだったので、たなべさんはきっと避けてくる気がすると考えていたのですが、選ばれてびっくりしました。
でも撮影の衣装を相談している時に「川には入りません!」と連絡が来たので、ホゥ、これは何か面白いことを企んでいるな?と察して。
撮影当日は展示の話になった開口一番「ブラウン管を持ち込もうと思ってて」と切り出され、えええ楽しみですねと答えた記憶があります。
展示動画は、誰かの記憶のような、思い出のような、想像のような、はっきりとはわからないけどなんだかジッと見入ってしまう、不思議な作品でした。
写真展だと思ってたから動画があってびっくりした!とか、一緒に置いてあった過去作のブックが可愛かった!とかすてきな感想もたくさんいただきました。
何より嬉しかったのは、映像を普段本職でされている方々からの評判がものすごく良かったことです。
プロがプロに認められているのを観るとスッゲーって気持ちになります。
たなべさんにお願いして本当によかったです、ありがとうございました。
飾られてるインパクトや、唯一の恋愛もの(?)ってこともあって男女問わず大変人気だったこの作品。
実際は2日間(計4時間)某喫茶店を貸し切って撮りきったものでしたが、ロケ地探しでいろんな喫茶店巡りをしました。
ぽんきよさんは被写体との距離感の取り方が上手で、こんな風な(ふざけた)撮影をしながらいろいろ話し合ったり、お互いの考えを出す時間を設けてくださったので、少ない時間でもこれらのシーンを撮り終えることができた気がしてます。
①出会い
②付き合っている当時
③別れ
④再会(本編)
詳しくはぽんきよさん本人が素敵にまとめてくれた備忘録noteがさいこうに読みやすいのでどうぞ。
👇①と②があります
そして、これはわたしが文字を綴った作品②ですね
"君と僕のこの瞬間はとっても綺麗だけれど、現実はいつも僕らを置き去りにしてゆく。"
秒速5センチメートルみたいな世界観を目指したくてこの小説を書きました。
オチがまさかでやられました、という感想をたくさんいただいた。
ぽんきよさんのワンカットずつがあまりに繊細で、描かれて欲しかった"僕らの時間"が想像以上に尊かったので、相乗効果だったはず。ありがてぇ。
コーヒーフロートと、オムライス、という単語を人生で一番聞いた6日間でした。
コーヒーフロート、本当に美味しいからおすすめです。
嗚呼人生、って味するよ(?)
あと誰得情報かなって感じだけど、わたしの得意料理はオムライスです。
そう上手くいかないよね、それでも僕ら、生きていくんだよね。という前向きな気持ちを込めて。
ありがとうございました。
世界が創られるまでの"佐々木さんと僕"の不思議なストーリー。展示場所も相まって、異質な空気になっていました。
私はこの2人を地球の反対側にいる存在として、おはよう、こんばんは、と言い合いさせてるんだと思ってたんですが、なんというか、表と裏っぽくて素敵になってました。
作者の作品解説は何も聞かずじまいでした。
田村さんにもっと詳しく聞けば良かったなぁ。
山本さんとは前回の『と、心展』で、街中を使ったウォーリーを探せでさんざんお茶目に撮り重ねたので、今回の注文は「顔芸無しで」でした。
顔芸で写りに行くタイプの被写体K氏もれなく死亡!?って思ったけれど、その代わりに衣装と光が強い味方に。
実際に観に来られた方からも、ライティングの難しさをわかっている人ほど、「あの白黒の展示が良かった」と言ってもらえることが多くて、大先生の実力を見せつけられました。
そうなんですよ、ライティングを組んで調整する速さ、大先生より速い人なかなか見たことないですもん、しかもニコニコしながら組んでるの、これはもう変態ですよ。
撮影現場にはずっと本物の『佐々木さん』がいてくれて、展示会場でも、この作品は佐々木さんと3人で撮りました。ってたくさん説明したのですが、みなさんキョトンとされてました。(それはそう)
佐々木さんは私の管理の悪い衣装を綺麗にアイロンがけしてくれて、照明のお手伝いや、(私に)餌付けまでしてくれて、佐々木さんがいなければこの作品ができなかっただろうなって思ってるんです。
佐々木さん、山本さん、ありがとうございました。
また、朗読の収録や整音、その他諸々この展示に関すること大体全て山本さんが手配、準備をしてくださいました。みんながいると言っても、誰かが舵取りしないと上手く進まないものです。
そんな中、みんなから信頼されている山本さんが率先して色々進めてくださったおかげで、準備期間から開催まで、(私が知る限り)大きなトラブルなく進みました。
彼の人徳と誠実さ、少年のような無邪気な心に感謝を、、アーメン(神様的な)
展示にあたってこの一年間たくさんの撮影をしてくださいました。「何かに使えるかもしれないから」という機会も含めたら、最多じゃないかな。時間もお金もたくさん割いてくださり、ありがとうございました。
故に未公開カットも多いです。いつか出てくるんだろうか。。ふふふ
展示にはお気に入りのシーンを抜粋して使っていただけて、物語としてのわかりやすさが強調されていた気がします。BOOKもとても好きでした。
"夢には挫折がつきものだと思っている"
というtonyさんの言葉のもと、真ん中には思いきり挫折らしい挫折を表現。
晴れ女と晴れ男の我々ですが、この日は朝から雪が降り、午後は雨が降った、珍しい天気の一日。
tonyさんがすごいのは「心ちゃんだけに寒い思いさせるのはアレなので、もしあれだったら僕も道路に寝ますから」という何一つ"アレ"が"あれ"でない(?)提案を平気でしてくださるところですね。
良い写真を撮るためなら、自分の身の安全や、羞恥は平気で放る気が満々なあたり、よぅしわたしもやってやろう、という気持ちになったりします。
(彼の名誉のために言っておきますと、もちろん無理な時は無理と言いますし、無理強いもされません!)
作品撮りをするにあたって「心ちゃんの夢はなんですか?」と聞かれました。
「毎日、なんだか夢みたい、ありがとうございます」
ここ数年は日々そんなことを思って生きているので上手く答えられなかったことが引っかかってます。
けれど、今の夢は、好きなことをしてなんだかずっと楽しく生きている、かわいらしいおばあちゃんになることなんだよな、、真面目に🤔
結果的に多くの方の心に刺さったようで、たくさんの感想をいただきました。
ありがとうございました。
ふぅ、、やっと書き終えた、!
ここまでよく読んでくれました。
ありがとうございました。
何度も言うけれど何よりね、来てくれた人あっての展示ですからね。また見たくなったと何度も足を運んでくれた方も多くて、本当に嬉しかったです。
初めてご挨拶できたり、楽しかったと言う嬉しそうな顔を見たり、チェキで照れ笑いするみんなの顔を見て、私自身が生きるともしびをもらったような感覚でした。
自分1人で奮い起こした火というよりは、みんなからもらい続けるような気持ちだったのよね。
(火だけに)くさいこと言ってるかもしれないけど、その一つ一つは、終わっても私の心に残るし、写真や、文字にも残ってる。
だから消せないって感じです。
わたしがまだ生き続ける灯火をありがとうございます。
さて、皆さん気になっているかもしれない今後のことですが、
今の所、やりたいことはやりきったなと感じているので、今後はゆるく楽しく、背伸びせずにありのままの私で活動していけたらいいなと思ってます。
ずっとお世話になっている事務所はそんな私でも在籍させてくれるみたいなので、ひとまず今いただいてるお仕事等はこのまま変わらず。
オタ活ももちろん続けます🤝
推しの笑顔と幸せが俺の血肉になるので😀✊(迫真)
少しずつ環境も変わっていくかもしれないけれど、それは私だけじゃなくて皆さんもそうだと思うので、なるべく健康で、自分を大切に、できるだけ幸せに生きましょうね。
あ、なんだかもう消えて無くなるみたいに書いたけど、
7月11日〜16日@渋谷ルデコ6F( 同じ場所!)
白い子こと真っ白ちゃんの写真展『# ffffff』にゲストカメラマンとして出展させていただきます。
こうして生きているとまだまだ新しい機会に出会うものですね。ありがとうございます。
(これから)頑張るのでぜひぜひ来てください🌷
竹内心より、この一万字超の最後まで辿り着いたみなさんに愛を込めて〜〜💋