アイドルヲタクが応援うちわで考えるユーザー体験設計
この記事は、Retty Advent Calendar 2022 Part2、15日目の記事です🎄
こんにちは。Rettyでプランナーをしているたちばなです。
今年も学びを書くぞー!とはりきっていたのですが、今年最大の学びは急遽、「推しは推せるときに推せ!」になりました。
お察しの通り、キンプリ担です。(察してない方すみません、この調子で書いていきます)
ということで、まじめに書くことをやめました。
箸休めにご覧ください笑
(ヲタクプランナーには参考になるかも、、、と期待を込めて)
はじめに
みなさんの推し活の喜びってなんですか?
私は現場に行き、ファンサービスをもらうことが喜びです。
今回はジャニーズのコンサートにおいて、この喜びを味わうためのユーザー体験設計を行います。(くだらないことをまじめに書きます)
「応援うちわを作る」というHOWが決まった状態で進めますが、
前提条件として「担当に嫌われない」があるので、コンサートのルールに従い、「応援うちわ」という手段を使います。
※世間に合わせて「担当」ではなく「推し」で進めます(ジャニーズ界隈では古来から担当制度です)
※推し活は人それぞれ!
さぁ!うちわつくりましょう
ただ自分の欲望のままにうちわを作るのではなく、ユーザー(推し)の気持ちになって「どんな応援うちわにファンサをしたいと思うのか?」を考えてみます。
目指す状態
「推しが私にファンサービスをする」
ターゲット定義
目指す状態は、「推しが私にファンサービスをする」なのでここが「メンバーの誰かがファンサービスをする」に目的が変わると手段が変わるので注意したいです。(欲でるとそうなります)
ターゲット(推し)の特徴を分析します。
私の推しは、自分のファンに比較的多くの回数ファンサービスをしているという傾向があります。
ありがたいことに、ターゲットの特徴だけで言えば私はファンサをもらえる可能性が高い層に該当します。
ユーザー体験フロー
ユーザー(推し)は応援うちわを認識してからファンサービスをするまでこんな体験をしています(と思います)
第一ステップ:「さがす(みつける)」
まず応援うちわの存在をみつけてもらう必要がありますが、みつけてもらうには大きく2つの課題が存在します。
会場には競合がめっちゃいる(ほぼ100%うちわ持ってる)
席が遠くて見えないかもしれない
「みつけてもらえる応援うちわ」を知りたい
「競合調査」と「ユーザーヒアリング」で調べてみました。
競合調査:どんなうちわがあるのか?
ネットサーフィン、ヲタク仲間に最新情報を聞きました。
私は作る過程もすきなので、代行や印刷は選択肢として除外しました。
配色は参考になりましたが、実際にどんなうちわを作るか?まではまだ決められない。。。。
ユーザーヒアリング:推しはどんなうちわに反応しているのか?
本人にヒアリングは難しいので、ライブDVDを見て推しの動向を観察しました。(本人に聞きたい)
ユーザーヒアリングで解像度がとてもあがりました。
今回はそもそもターゲットがn1ですが、ユーザーヒアリングは大事です。
調査でわかった内容を基に決定事項を整理します。
第二ステップ:「読む」
これは推しと私の秒単位の戦い(推しひとり vs ファンx万人)
推しが近くにいる時間は有限です。
「ファンサービスをもらう」という目的に立ち返りましょう
あわよくば、王道よりレアなファンサービスがいいですよね?
欲を捨てて目的を最短で達成するためには、理想を一旦横に置きましょう。
加えて、私の推しは、簡単な動作であるほうがファンサービスの確度が高いということがユーザーヒアリングでわかっています。
第三ステップ:「ファンサービスをする」
達成できるかはトレンド(運/状況)に左右されます。。。
推しを分析し、傾向が正しく掴めていれば、目的を達成できると信じています。
結局どんな応援うちわになったのか
色は、メンバーカラー×目立つ配色
文字は、推しの名前と簡単な動作のファンサービス
長々と書いておきながら、結論は王道の応援うちわになりましたw
さいごに
うちわを作りながらまじめに体験設計をしていたわけではありませんが、
振り返ると、うちわ作りもれっきとしたユーザー体験じゃないか!と思いました。
アイデアに煮詰まったとき、自分の好きなものに変えて考えると発想が広がることって結構ありますよね。
無理やり感ありますが、ユーザー体験設計や小さくリリースしていくなどを実行して、RettyアプリのHOMEをリニューアルしました!
明日のアドベントカレンダーもお楽しみにっ