はじめまして。
半年前までは、今の自分をまったく想像できませんでした。
今年6月、私の妊娠を家族みんなが喜んでくれました。
7月。妊娠悪阻で入院している私に、夫が離婚して欲しいと面会に来ました。
妊娠12週。名前も考えていました。
夫は心を固く閉ざしていて、話し合いは終了しました。
この写真はあの日、ひとりになった私がデイルームから撮ったものです。
その三日後、流産しました。
不妊治療を経て授かった、とても大切な命。
みんなに祝福されるはずだった命。
離婚を受け入れつつも、産声の響く病棟で不安で孤独で眠れない日々。
絶望感、申し訳無さ、不安、孤独、悲しみ、やるせなさ、悔しさ、無力感、虚しさ、祈り…色んな気持ちを感じました。
流産から、弁護士さんに委任して離婚手続きを進め、10月末に合意しました。
両親、家族、友達、大学の恩師、先輩、産婦人科の医師、看護師、ケースワーカー、職場の上司、同僚、お寺の僧侶さん、お稽古事の先生や先輩方、保健師さん、心療内科の先生、サークルの皆さん。
振り返ったら、たくさんの人が私を支えてくれました。
おかげさまで、今、生きられています。
今、私の目標は、
『ひとりじゃない。あなたはひとりじゃない』
そして
『じぶんのこころを大事にしてください』
この2つを伝えることです。
もし今、一人で、あの日の私と同じように、自分を責めて孤独に苦しむ人がいたら、支えになりたいです。
つらい事って、なかなか人に聞けないし、言えません。
支えてくれる人が周りにいないこともあると思います。
そもそも助けを求めずに、自分を責めて追い込む人もいると思います。
私の経験が、たとえば暗闇の中にあるほんの一つの小さな星なら、きっとどこかに、また違う経験で苦しむ星もあるんじゃないか。
そんな星が、お互いに離れていても、見つけ合うことで、一緒に朝を待とう。
そんな願いを込めて。
私もまだまだ心を立て直している中ですが、その経緯も含めて伝えたいと思います。
《私のノートのルール》
悲劇で終わらせないこと。
一つ一つの経験を否定しないこと。
無理しないここと。